PRIMECLUSTER 活用ガイド <メッセージ集> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 メッセージの検索手順> 1.2 syslog メッセージの見分け方

1.2.2 LOG3 形式

LOG3 形式の場合は、そのメッセージが、CF、SF、RMS のどのメッセージなのかを見分けます。

■CF/SF/RMS の見分け方

下図の枠で囲んだ数値の部分で判断します。
多くの場合、各メッセージにはそれぞれ "CF"、"SMAWsf"、"RMS" という文字列が出力されますので、それで判断することもできます。

■ CF メッセージ

CF メッセージと判断した場合、メッセージ本文を確認し、"5.1 CF メッセージ" を参照してください。アルファベット順に説明されています

■ SF メッセージ

SF メッセージと判断した場合、メッセージ本文を確認し、"5.2 シャットダウン機構メッセージ" を参照してください。アルファベット順に掲載されています。

■ RMS メッセージ

RMS メッセージには、以下の 2 種類があります。

● RMS のメッセージ

"RMS" という文字列と、"(XXX, 99)" の形式のメッセージ番号が出力されているメッセージです。メッセージ番号 (XXX, 99) の "XXX" の部分は、RMS のコンポーネント名が出力されます。

メッセージ番号を確認し、"6.1 RMS メッセージ" を参照してください。RMS のコンポーネント名ごとに番号順に掲載されています。

● RMS ウィザードのメッセージ

"RMSWT" という文字列が出力されているメッセージです。メッセージ本文を確認し、"6.2 RMSウィザード メッセージ" を参照してください。重要度ごとにアルファベット順に掲載されています。多くの場合、メッセージ本文中に重要度が出力されます。

監視対象とするメッセージについて

重要度が "notice" レベルのメッセージでも、運用・管理作業の視点から監視対象としたほうがよいメッセージがあります。
例えば、フェイルオーバ発生時に「状態遷移を開始します。」という "notice" レベルのメッセージが出力されますが、これは運用サーバに何らかの障害が発生し早急に対応をする必要がある、という意味ですので、運用・管理作業の視点からは、監視対象のメッセージとなります。
以下に、監視すべきメッセージの例を示します。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2009