Interstage Application Server 運用ガイド
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2.1.5 管理サーバから管理対象サーバの操作
管理サーバから管理対象サーバを操作する場合、Interstage JMXサービスを使用します。

■ 管理サーバと管理対象サーバ間の通信形態
管理サーバと管理対象サーバ間の通信プロトコルは、以下のどちらかを選択できます。
- RMI
デフォルトの通信形態です。HTTPSに比べて管理対象サーバとの通信性能に優れています。通信プロトコルにRMIを使用する場合、ポート番号には管理対象サーバのisjmx.xmlファイル(注)に定義されたRMI用のポート番号を指定してください。デフォルトは12200です。
ポート番号の詳細は“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”を参照してください。
- HTTPS
SSLを使用して通信データを暗号化する通信形態です。ファイアウォールを越えて管理対象サーバと通信する場合に使用します。
通信プロトコルにHTTPSを使用する場合、管理対象サーバのisjmx.xmlファイル(注)の定義にSSL暗号化通信用のポート番号が定義されている必要があります。定義したポート番号をサイト参加時に指定してください。サイト参加時にデフォルトで指定されるポート番号は、12220です。ポートが使用されていない場合には、12220を指定することを推奨します。
定義方法については、“Interstage管理コンソール動作環境のカスタマイズ”を参照してください。

管理対象サーバのisjmx.xmlファイルは、以下に格納されています。

C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml


/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml
■ 管理サーバから管理対象サーバの操作
管理サーバから管理対象サーバの操作は、以下の手順で行います。
- 管理サーバのInterstage管理コンソールにログイン
管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。ログインユーザを管理するリポジトリとして、OSかディレクトリサービスを選択できます。また、ログインしたユーザの権限(これをロールと呼びます)で操作可能な範囲が異なります。詳細は“ログイン認証方法の選択”を参照してください。
- サイトの構築
管理する対象のサーバをサイトに追加します。追加する際には、OSの管理者権限を持つユーザIDとパスワードを指定してください。追加が成功すると管理サーバと管理対象サーバ間の接続が確立され、その後はユーザIDとパスワードを指定せずに管理対象サーバの各種操作ができます。複数のサーバを一括して操作する場合には、サーバグループとしてグループ化してください。詳細は“サイトの構築”を参照してください。
サイトへの追加要求は、指定した通信プロトコルで送信されます。
- 管理対象サーバの操作
管理サーバから各管理対象サーバ、または、各サーバグループに対して操作を行います。管理サーバにログインしたユーザの権限によって、管理対象サーバに対する操作も制限されます。たとえば、管理サーバのInterstage管理コンソールにConfigurators権限でログインした場合、管理対象サーバのInterstageの起動はエラーとなります。
各操作要求はサーバを追加時に指定した通信プロトコルで送信されます。
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