Interstage Application Server 運用ガイド |
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第1章 Interstage管理コンソールによるInterstage運用 | > 1.5 Interstage管理コンソール動作環境の設定 |
Interstage管理コンソール動作環境のカスタマイズについて説明します。
Interstage管理コンソール動作環境として、カスタマイズ可能な項目は以下のとおりです。
なお、本作業はInterstageをインストールしているサーバの、マシン管理者権限で実行する必要があります。Windows(R)版ではAdministratorsグループ権限を、Solaris/Linux版ではroot権限を持ったユーザで作業を実施してください。
Interstage管理コンソールの接続先ポート番号は、以下のファイルで設定します。
[Interstageインストールフォルダ]\gui\etc\httpd.conf |
/etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf |
Interstage管理コンソールの接続先ポート番号を変更する場合は、上記ファイルの以下の項目に設定した値を変更します。
Port 12000
Interstage管理コンソールは、表示画面を自動的に最新情報に更新します。この更新間隔を設定することができます。設定方法を、以下に示します。
Interstage管理コンソールの運用に、SSL暗号化通信を使用するか否かは、Interstageインストール時に“運用形態の選択”で設定します。
インストール後に、インストール時に選択した運用形態から変更する場合は以下に示す手順で環境をカスタマイズします。
なお、SSL暗号化通信を使用しない場合は、通信データの盗聴などセキュリティ上の脆弱性を考慮しなければなりません。セキュリティ上の問題が考えられる場合には、SSL暗号化通信を使用するなどの対処をしてください。
以降で、SSL暗号化通信のカスタマイズパターンごとの手順を説明します。
以下の変更を実施した場合には、Windows(R)のスタートメニューに登録されている“Interstage管理コンソール”のショートカットは使用できなくなります。Windows(R)のスタートメニューに登録しているURLを変更する必要があります。
例) 「SSL暗号化通信を使用する」から「SSL暗号化通信を使用しない」へ変更する場合
修正前:https://localhost:12000/IsAdmin/
修正後:http://localhost:12000/IsAdmin/
“SSL暗号化通信を使用する”運用形態に変更する場合の手順を説明します。
"%CommonProgramFiles%\Fujitsu Shared\F3FSSMEE\cmcrtsslenv.exe" -ed [Interstageインストールフォルダ]\gui\etc\cert |
"/opt/FJSVsmee/bin/cmcrtsslenv" -ed /etc/opt/FJSVisgui/cert |
[Interstageインストールフォルダ]\gui\etc\httpd.conf |
# ---- Configuration for SSL --- |
/etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf |
# ---- Configuration for SSL --- |
"Interstage Operation Tool(FJapache)" |
1) Interstage HTTP Server(Interstage管理コンソール用)のプロセスをkillコマンドで停止する。 2) Interstage HTTP Server(Interstage管理コンソール用)を起動する。 注) PID_FILE:Interstage HTTP Serverの定義ファイル(httpd.conf)の、“PidFile”に設定されているパスを指定します。Interstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverの定義ファイルは、“/etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf”です。 |
“SSL暗号化通信を使用しない”運用形態に変更する場合の手順を説明します。
# ---- Configuration for SSL --- |
# ---- Configuration for SSL --- |
"Interstage Operation Tool(FJapache)" |
1) Interstage HTTP Server(Interstage管理コンソール用)のプロセスをkillコマンドで停止する。 2) Interstage HTTP Server(Interstage管理コンソール用)を起動する。 注) PID_FILE:Interstage HTTP Serverの定義ファイル(httpd.conf)の、“PidFile”に設定されているパスを指定します。Interstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverの定義ファイルは、“/etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf”です。 |
Interstageインストール時または、cmcrtsslenvコマンドで使用する証明書は、Interstage管理コンソールのSSL暗号化通信を使用するために、Interstageが生成した証明書です。
ベリサインなど、正式な認証局の発行証明書を使用する場合の手順を説明します。
Interstageが生成した証明書は、正式運用前のテスト運用やイントラネット内での運用に使用できます。
なお、認証局が発行した証明書をInterstage管理コンソールのSSL暗号化通信に使用することもできます。イントラネット内やインターネットに接続される運用環境では、信頼できる認証局が発行した証明書で運用することを推奨します。
# scsmakeenv -n IS-Console-SSL-Cert -f c:\temp\csr.txt -c |
# scsmakeenv -n IS-Console-SSL-Cert -f /usr/home/my_dir/my_csr.txt -c |
上記コマンドを実行し、要求に応じて、以下のように入力します。
New Password: ←Interstage証明書環境のパスワードを設定します。本パスワードがUSER-PINとなります。 |
以下のようなメッセージが出力されます。
SCS: 情報: scs0101: CSR(証明書取得申請書)を作成しました。<.\csr.txt> |
UX: SCS: 情報: scs0101: CSR(証明書取得申請書)を作成しました。</ usr/home/my_dir/my_csr.txt> |
# scsenter -n CA-Cert -f c:\temp\ca-cert.cer |
# scsenter -n CA-Cert -f /usr/home/my_dir/ca-cert.cer |
# scsenter -n IS-Console-SSL-Cert -f c:\temp\site-cert.cer -o |
# scsenter -n IS-Console-SSL-Cert -f /usr/home/my_dir/site-cert.cer -o |
# ihsregistupin -f [Interstageインストールフォルダ]\gui\etc\cert\upinfile -d [Interstageインストールフォルダ]\etc\security\env\smee\slot |
# ihsregistupin -f /etc/opt/FJSVisgui/cert/upinfile -d /etc/opt/FJSVisscs/security/env/smee/slot |
# ---- Configuration for SSL --- |
# ---- Configuration for SSL --- |
"Interstage Operation Tool(FJapache)" |
1) Interstage HTTP Server(Interstage管理コンソール用)のプロセスをkillコマンドで停止する。 2) Interstage HTTP Server(Interstage管理コンソール用)を起動する。 注) PID_FILE:Interstage HTTP Serverの定義ファイル(httpd.conf)の、“PidFile”に設定されているパスを指定します。Interstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverの定義ファイルは、“/etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf”です。 |
Interstage管理コンソールの動作環境として“SSL暗号化通信を使用する”状態でInterstageをインストールした直後は、Webサービス(SOAP)がSSL暗号化通信するために必要なSSL定義名の作成が行われていないため、Webサービス情報編集ツールは正常に動作することはできません。
Webサービス情報編集ツールを動作するには、“SSL暗号化通信を使用しない”環境を作成するか、またはInterstage証明書環境の再構築を行う必要があります。
C:\Interstage\F3FMjs2su\bin\jssvstop |
/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop |
C:\Interstage\F3FMsoap\etc\config.properties |
/opt/FJSVsoap/etc/config.properties |
C:\Interstage\F3FMjs2su\bin\jssvstart |
/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart |
Interstage JMXサービスの運用にSSL暗号化通信を使用する場合、以下に示す手順で環境をカスタマイズしてください。
C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml |
/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml |
編集する内容は以下のとおりです。太文字の部分が修正部分です。使用されていないポート番号を指定してください。
<isjmx> <port rmi="12200" internal="12210" https="12220"/> :
以下のサービスを再起動します。
Interstage Operation Tool
isjmxstartコマンドを使用し、Interstage JMXサービスを起動してください。
上記サービスの再起動時にIJServerが起動している場合、そのIJServerのモニタ参照およびHotDeploy機能の使用はできません。上記操作と共にIJServerの再起動を行ってください。
詳細は“トラブルシューティング集”の“Interstage管理コンソールの統計情報の異常”または“Interstage管理コンソールエラー時の対処”参照してください。
HTTPSの使用をやめる場合は、定義ファイルから<port>タグのhttps属性を削除して、Interstage JMXサービスを再起動してください。
Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間を変更する場合は、以下の手順で行います。
1)Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間は、以下のファイルで設定します。
[Interstageインストールフォルダ]\gui\isAdmin\WEB-INF\web.xml |
2)上記ファイルの<session-timeout>タグに設定した値で設定します。単位は分で、指定可能な範囲は1〜35791394です。タグを省略した場合は、30が設定されます。-35791394〜-2の負の値を記述した時にはタイムアウトしません。
タイムアウトしない設定にした場合、Interstage管理者以外の第3者により不正操作される可能性が高くなり、セキュリティ上の問題が発生することが考えられるため、タイムアウトしない設定を使用する場合は注意してください。
<session-config> |
3) Interstage JServlet(OperationManagement)サービスを再起動します。
1)Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間は、以下のファイルで設定します。
/opt/FJSVisgui/isadmin/WEB-INF/web.xml |
2)上記ファイルの<session-timeout>タグに設定した値で設定します。単位は分で、指定可能な範囲は1〜35791394です。タグを省略した場合は、30が設定されます。-35791394〜-2の負の値を記述した時にはタイムアウトしません。
タイムアウトしない設定にした場合、Interstage管理者以外の第3者により不正操作される可能性が高くなり、セキュリティ上の問題が発生することが考えられるため、タイムアウトしない設定を使用する場合は注意してください。
<session-config> |
3)以下のコマンドを実行して、Interstage JServlet (OperationManagement)を再起動してください。
/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop |
Interstage JMXサービスを運用するサーバが複数のIPアドレスを持っており、それらのIPアドレスの中で、クライアントでpingコマンドを実行した場合に、接続できないIPアドレスをサーバが持っている場合に、Interstage JMXサービスにRMI通信しようとすると、以下のいずれかのエラーが発生する場合があります。
IS: エラー: is20711:通信エラーが発生しました エラー情報=%s |
上記エラーが発生した場合、以下のいずれかの対処を行ってください。
“Interstage Operation Tool"サービスを起動します。
isjmxstopコマンドでInterstage JMXサービスを停止し、その後、isjmxstartコマンドでInterstage JMXサービスを起動します。
上記サービスの再起動時にIJServerが起動している場合、そのIJServerのモニタ参照およびHotDeploy機能の使用はできません。上記操作と共にIJServerの再起動を行ってください。
詳細は“トラブルシューティング集”の“Interstage管理コンソールの統計情報の異常”または“Interstage管理コンソールエラー時の対処”参照してください。
1.次のファイルをエディタで開きます。
C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml
/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml
2.以下のようにhostタグを追加し、localhost属性にクライアントでpingコマンドを実行した場合に、接続できるIPアドレスを指定した後、ファイルを保存してください。
<isjmx> |
3.以下の手順で、Interstage JMXサービスを再起動してください。
“Interstage Operation Tool"サービスを起動します。
isjmxstopコマンドでInterstage JMXサービスを停止し、その後、isjmxstartコマンドでInterstage JMXサービスを起動します。
上記サービスの再起動時にIJServerが起動している場合、そのIJServerのモニタ参照およびHotDeploy機能の使用はできません。上記操作と共にIJServerの再起動を行ってください。
詳細は“トラブルシューティング集”の“Interstage管理コンソールの統計情報の異常”または“Interstage管理コンソールエラー時の対処”参照してください。
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