Interstage Application Server 運用ガイド
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第2章 マルチサーバ管理機能

 複数サーバ(マルチサーバ)で構成されたシステム上で運用するInterstageや業務を統合的に運用管理する機能が、マルチサーバ管理機能です。マルチサーバ管理機能を利用して、以下の運用ができます。

 本機能には、複数サーバで運用している同一サービスや同一業務、複数サーバにまたがる業務の運用操作を簡易化し、複数あるサーバ内の一部のサーバに対する業務の起動漏れや、アプリケーションの配備漏れなどを防ぐ効果があります。

 マルチサーバ管理は「サイト」と「サーバグループ」という機構を提供します。サイトとはマルチサーバ管理の管理する範囲を示し、1台の管理サーバによって管理されます。サイトには複数のInterstageをインストールしたサーバを所属させることができます。サイトは、同一センター内に構築できます。
 サイトに所属しているサーバのことを管理対象サーバと呼びます。また、同一の業務を実行する複数の管理対象サーバひとまとめにして一括して運用管理することができます。そのまとめる単位のことをサーバグループと呼びます。
 Interstageをインストールしているサーバでサイトに所属していないサーバのことをスタンドアロンサーバと呼びます。

 以下にマルチサーバ管理の構成概略図を示します。

 本章では以下の順序でマルチサーバ管理機能について説明します。

  1. マルチサーバ環境の構成
    マルチサーバ環境を構成する構成要素について説明します。
  2. マルチサーバ管理の操作機能
    マルチサーバ管理機能が提供する操作機能について説明します。
  3. 設計方法
    マルチサーバ管理機能を使用する場合の、業務の運用パターンと業務を設計する際の注意事項について説明します。
  4. サイトの構築
    新規にサイトを構築する手順について説明します。
  5. Interstageの環境構築
    マルチサーバ管理機能を使用する場合の、Interstageの新規環境構築について説明します。
  6. Interstageの運用
    マルチサーバ管理機能を使用する場合の、Interstageおよび業務の運用について説明します。
  7. Interstageの構成変更
    マルチサーバ管理機能を使用する場合の、環境の変更について説明します。
  8. バックアップ/リストア
    マルチサーバ管理機能を使用する場合の、バックアップおよびリストアについて説明します。
  1. プロビジョニング機能(Systemwalker Resource Coordinator連携)
    マルチサーバ管理機能を使用する場合の、Systemwalker Resource Coordinator連携について説明します。

下へ2.1 マルチサーバ環境の構成
下へ2.2 マルチサーバ管理の操作機能
下へ2.3 設計方法
下へ2.4 サイトの構築
下へ2.5 Interstageの環境構築
下へ2.6 Interstageの運用
下へ2.7 Interstageの構成変更
下へ2.8 バックアップ/リストア
下へ2.9 プロビジョニング機能(Systemwalker Resource Coordinator連携)

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