Interstage Application Server 運用ガイド
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2.1.2.4 共存サーバ
管理サーバ機能とInterstageのサーバ機能(管理対象サーバ)の両方を同一サーバで動作させることが可能です。そのサーバのことを共存サーバと呼びます。
マルチサーバ管理機能を使用して複数台のサーバを管理する場合には、管理サーバと管理対象サーバを別サーバとして運用します。したがって、通常、共存サーバによる運用は行いません。
共存サーバは、サーバグループ構成を使用した並列サーバでの業務運用を行わず、かつ、管理サーバ専用のサーバを用意しないような極めて小規模な環境においてマルチサーバ管理機能を使用したい場合に構築します。共存サーバの構築方法については、“共存サーバの構築方法”を参照してください。
なお、共存サーバは、管理サーバのInterstage管理コンソールでのみ操作ができます。管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバとしてInterstage管理コンソールを使用できないため、使用できる範囲に制約があります。共存サーバで使用できる機能は、“マルチサーバ管理の操作機能”の“一括操作機能”と“統合管理機能”を参照してください。

マルチサーバ管理機能では、導入メリットや上記に示したInterstage管理コンソールにおける制約等の理由により、共存サーバの導入を推奨していません。マルチサーバ管理機能の使用時には、共存サーバを利用しない設計を行ってください。
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