Ajaxフレームワーク ユーザーズガイド |
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第3章 通信フレームワーク | > 3.5 サーブレット連携機能(簡易通信方式) |
JavaScriptアプリケーションからビジネスロジックを同期通信で呼び出すには、RcfRequestオブジェクトのinvoke関数を使用します。
ビジネスロジックの実行(同期通信)は、Internet ExplorerおよびFirefox 2.0でだけ利用できます。
JavaScriptアプリケーションとビジネスロジック間を同期で通信するための関数です。
JavaScriptアプリケーションの送信データであるオブジェクトを、同期通信を使用して送信(POST)します。また、ビジネスロジックの処理結果をJavaScriptのオブジェクトとして受け取り、関数の戻り値として返却します。
以下に、RcfRequest.invoke関数の記述形式を示します。
RcfRequest.invoke(dataObj, requestParams, option); |
以下に、リクエストパラメタオブジェクトのプロパティを示します。
プロパティ名 |
概要 |
型 |
省略可否 |
---|---|---|---|
beanId |
画面データを格納するJavaBeanの識別子 |
string |
dataObjがnullの場合は省略可 |
任意 |
アプリケーションが任意に設定できるリクエストパラメタ |
string |
可 |
以下に、通信設定オブジェクトのプロパティを示します。
プロパティ名 |
概要 |
型 |
省略可否 |
---|---|---|---|
url |
サーブレットのURL |
string |
不可 |
preInvoke |
メソッド呼出し直前に呼ばれるコールバック |
function |
可 |
postInvoke |
メソッド呼出し完了直後に呼ばれるコールバック |
function |
可 |
以下に、通信設定オブジェクトのプロパティに関する注意事項を示します。
以下に、RcfRequest.invoke関数の記述例を示します。
以下の例では、“databean”をIDとするJavaBeanにデータが格納されます。
function clickExecuteButton() { // dataObjの作成 var dataObj = new Object(); dataObj.key = ...; // requestParamsの作成 var reqParam = { beanId :'databean', // JavaBeanのIDを指定 command:'init' // コマンド名を指定(任意) }; // optionの作成 var option = { url:'entry' }; try { var res = RcfRequest.invoke(dataObj, reqParam, option); // 受信したオブジェクト(res)の処理 ...; } catch (e) { alert("Application Error (" + e.message + " )"); } } |
RcfRequest.invoke関数が通知する例外については、“通信フレームワーク(JavaScript)に関するメッセージ”および“サーブレット連携機能に関するメッセージ”を参照してください。
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