Ajaxフレームワーク ユーザーズガイド |
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第3章 通信フレームワーク |
ここでは、サーブレット連携機能の簡易通信方式について説明します。
簡易通信方式には、非同期通信と同期通信があります。
簡易通信方式(同期通信)は、Internet ExplorerおよびFirefox 2.0でだけ利用できます。
以下に、簡易通信方式における処理の流れを示します。
JavaScriptアプリケーションからビジネスロジックを呼び出します。送信データ、サーバの処理結果を受け取るコールバックなどを指定します。
ビジネスロジックの実行には、非同期通信と同期通信の2つの方式があります。
ビジネスロジックの実行の詳細は、“ビジネスロジックの実行(非同期通信)”または“ビジネスロジックの実行(同期通信)”を参照してください。
クライアントから要求された処理を実行するサーバ側のアプリケーションです。ビジネスロジックは、JavaScriptアプリケーションから要求された処理を実行します。また、ビジネスロジックでの処理結果をJavaBeanに格納して、JavaScriptアプリケーションに返却します。
ビジネスロジックはサーブレットとして作成します。
詳細は、“ビジネスロジックの作成”を参照してください。
ビジネスロジックでは、リクエストの受信後、JavaScriptアプリケーションからの送信データを取り出してJavaBeanに変換します。取得には、サーブレット連携機能が提供するAPIを使用します。変換は、データ型変換機能によって行われます。
データ型変換機能の詳細は、“データ型変換機能”を参照してください。
リクエストの内容に従って、適切な業務処理を呼び出します。
業務処理の処理結果が格納されているJavaBeanを、JavaScriptアプリケーションで取り扱うことのできる受信データに変換して出力します。出力には、サーブレット連携機能が提供するAPIを使用します。変換は、データ型変換機能によって行われます。
データ型変換機能の詳細は、“データ型変換機能”を参照してください。
ビジネスロジックの実行が正常に終了した場合に、処理結果を受け取るコールバック関数です。ビジネスロジックの実行時の引数として指定します。
正常終了時のコールバックの詳細は、“ビジネスロジックの実行(非同期通信)”および“コールバック関数”を参照してください。
ビジネスロジックの実行時にエラーが発生した場合に、エラー結果を受け取るコールバック関数です。ビジネスロジック実行中のタイムアウトについても、このコールバック関数に通知されます。エラー発生時のコールバックは、正常終了時のコールバックと同様に、ビジネスロジックの実行時の引数として指定します。省略した場合には、エラー結果を受け取ることはできません。
エラー発生時のコールバックの詳細は、“ビジネスロジックの実行(非同期通信)”および“コールバック関数”を参照してください。
JavaScriptアプリケーションとビジネスロジックとの間でデータを送受信するためには、通信フレームワークの提供するcom.fujitsu.interstage.rcf.AcfServletクラスを継承したユーザ定義エントリサーブレットを作成します。また、Webアプリケーション環境定義ファイル(web.xml)にユーザ定義エントリサーブレットのマッピング情報を指定します。
エントリサーブレットとWebアプリケーション環境定義ファイルの詳細は、“エントリサーブレットの作成”を参照してください。
なお、Webアプリケーション環境定義ファイルには、Servletの仕様に従って、ビジネスロジックとして作成したサーブレットなどの定義も記述してください。
JavaScriptとJavaのデータ型変換の変換規則を定義します。
Ajaxフレームワーク環境定義ファイルの詳細は、“Ajaxフレームワーク環境定義ファイルの設定”を参照してください。
アプリケーションは、JavaBeanにIDを付けて管理する必要があります。
JavaScriptアプリケーションからビジネスロジックを実行するときには、送信データとともに、その送信データの格納先となるJavaBeanのIDを送信します。
データ型変換機能は、JavaScriptアプリケーションから送信されたIDに対応するJavaBeanをアプリケーションから取得して、変換後のデータを格納し、返却します。
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