MessageQueueDirector説明書
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第2部 拡張機能編> 第4章 イベントチャネル連携サービス> 4.3 環境作成> 4.3.2 環境作成の説明

4.3.2.2 CORBAサービスの環境作成

 Interstageをインストールした状態でCORBAサービスの環境は作成済みです。

 送信定義、受信定義の合計が20個程度の場合は、デフォルトのCORBAサービスの環境でそのまま使用できます。それ以上の定義を使用する場合は、表1.7を参考にしてCORBA環境をカスタマイズしてください。表1.7で説明していないパラメタについては使用する環境に応じた適切な値を設定してください。

 CORBAサービスの環境作成方法の詳細については、“運用ガイド”を参照してください。

[表1.7 CORBAサービス動作環境ファイルのパラメタ設定項目]

パラメタ

Interstage管理コンソールの設定項目名(注1)

留意事項

max_IIOP_resp_con

クライアントからの最大接続数

サービス定義で指定した“RCHANNELセクションのrecvnumキーワード値”の合計をユーザの見積り値に加えます。(注2)

max_IIOP_local_init_con

CORBAサービス動作環境ファイルに設定されている当パラメタの値と、サービス定義で指定した“SERVERセクション数”の合計を比較して、値が大きい方を記述します。(注2)(注3)

max_IIOP_local_init_requests

クライアントからの最大リクエスト数

サービス定義で指定した“CHANNELセクション数”の合計をユーザの見積り値に加えます。(注2)(注3)

max_processes

サービス定義の“MNGRセクションのsprocキーワードの値”と、“MNGRセクションのrprocキーワードの値”の合計を加えてください。(注2)

max_exec_instance

サービス定義で指定した“RCHANNELセクションのrecvnumキーワード値の合計”の合計をユーザの見積り値に加えます。(注2)

max_IIOP_resp_requests

サービス定義で指定した“RCHANNELセクションのrecvnumキーワード値”の合計をユーザの見積り値に加えます。(注2)

  1. Interstage管理コンソールを使用する場合でInterstage管理コンソールの設定項目名がない場合、“チューニングガイド”の“付録A CORBAサービスの動作環境ファイル”に記述されている“A.1 config”の“初期値”としてください。ただし、“初期値”に注釈(注6)がある場合、注釈にしたがってください。
  2. サービス定義、MNGRセクション、CHANNELセクション、RCHANNELセクションおよびSERVERセクションの詳細は、“1.3.3.1 サービス定義の記述”を参照してください。
  3. 本パラメタは、CORBAサービス動作環境ファイルにおいて省略されている場合があります。詳しくは、“チューニングガイド”の“付録A CORBAサービスの動作環境ファイル”に記述されている“A.1 config”の章を参照してください。

 現在の環境が上記設定項目を満足している場合、本操作は不要です。


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