Ajaxフレームワーク UI部品リファレンス |
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第2章 画面部品 | > 2.1 フォーム部品 |
MaskedTextInputは、穴埋め方式の入力フィールドを表示する部品です。
MaskedTextInputを利用できるブラウザ
MaskedTextInputは、Internet Explorerでだけ利用可能な部品です。ほかのブラウザでは、TextInputとして表示されます。ただし、以下の点に注意が必要です。
また、Internet Explorerでも、入力フィールドに以下の制約が追加されます。
ValidationHelperを利用して検証を実行するなど、機能付加部品を利用できます。
カーソルキーでの左右移動が可能です。ただし、移動するのは入力可能な部分だけで、区切り文字の部分にカーソルは移動しません。
<div rcf:type="MaskedTextInput" ... ></div> |
または
<span rcf:type="MaskedTextInput" ... ></span> |
子要素は指定できません。
本部品は以下のように表示されます。
表の項目の意味は、“表の項目の意味”を参照してください。
名前 |
データ型 |
説明 |
省略 |
省略値 |
属性指定 |
更新 |
部分更新 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
format |
String |
フォーマットパターンを指定します。デフォルトは何も入力できません。また、初期値だけが指定可能であり、表示中にフォーマットパターンを変更することはできません。 |
可 |
"" |
値 |
不可 |
不可 |
String |
テキストを指定します。 |
可 |
"" |
値、バインド |
可 |
不可 |
|
title |
String |
ツールチップで表示されるテキストを指定します。 |
可 |
"" |
値 |
可 |
不可 |
enabled |
Boolean |
本部品の有効/無効を指定します。
|
可 |
true |
値、バインド |
可 |
不可 |
readOnly |
Boolean |
書込み禁止/許可を指定します。
|
可 |
false |
値 |
可 |
不可 |
autoEscape |
Boolean |
自動脱出機能の有効/無効を指定します。
|
可 |
false |
値 |
可 |
不可 |
tabIndex |
Number |
タブの順番を指定します。 |
可 |
0 |
値 |
可 |
不可 |
部品共通のプロパティも指定できます。詳細は、“画面部品共通プロパティ”を参照してください。
titleプロパティには、全角30文字以内(半角60文字以内)の文字列を指定してください。その長さを超えると、自動的に改行されて表示される場合があります。改行は、全角文字または単語の区切りで行われます。
なお、空文字列を指定した場合は、表示されません。
自動脱出機能を有効にするには、以下の条件を満たす必要があります。
フォーマットパターンの入力部分として、指定できる記号を以下に示します。
上記以外の文字は、区切り文字として扱われます。
ただし、区切り文字に上記の文字を使用する場合は“%X”のように“%”を指定します。“%”に続く1文字(A、N、X以外も可)は区切り文字として扱われ、“%”自身は区切り文字には含まれません。
また、“%”自体を区切り文字として使用する場合は“%%”と指定します。文字列の末尾が“%”の場合は、“%”は無視されます。
フォーマットパターンに従った文字列とは、以下の条件を満たしているものです。
フォーマットパターンが“ID-NN-AA”の場合の例を、以下に示します。
valueプロパティの値 |
備考 |
---|---|
ID-1 |
|
ID- 1-A |
入力部分に空白を指定した例 |
ID-12-AB |
|
valueプロパティの値 |
備考 |
---|---|
1 |
区切り文字がなく、前方一致してない |
ID-A |
フォーマットパターンの“N”の部分にアルファベットが指定されている |
ID-12-ABC |
フォーマットパターンの文字列よりも長い |
また、valueプロパティを取得したときに、フォーマットパターンで入力部分として指定した部分に文字が入力されていない場合、その部分の文字は半角空白になっています。
本部品のスタイルプロパティは、TextInputと同じです。詳細は、“TextInput”の“スタイルプロパティ”を参照してください。ただし、クラス名は“rcf-MaskedTextInput”となります。
詳細は、“スタイルプロパティ”を参照してください。
名前 |
説明 |
イベントオブジェクト |
---|---|---|
onWrongKeyPress |
フォーマットパターンに対して、誤ったキーが押されたときに呼ばれます。 |
|
onInvalidValueError |
valueプロパティに、フォーマットパターンと異なった文字列が指定されたときに呼ばれます。
このイベントが発生したあと、valueプロパティはフォーマットパターンに初期化されます。 |
部品共通のイベントリスナもあります。詳細は、“画面部品共通イベントリスナ”を参照してください。
TextInputのイベントリスナもあります。(onChangeを除きます。)詳細は、“TextInput”の“イベントリスナ”を参照してください。
InvalidValueErrorEventのerrorプロパティ
valueプロパティにフォーマットパターンと異なった文字列が設定されていた場合、onInvalidValueErrorが呼ばれます。InvalidValueErrorEventのerrorプロパティには、以下のメッセージが含まれたErrorオブジェクトが設定されます。メッセージの詳細は、“ユーザーズガイド”を参照してください。
なお、メッセージ番号はErrorオブジェクトのrcf.messageIDプロパティ、エラーメッセージはErrorオブジェクトのmessageプロパティから取得できます。
固有のJavaScript APIはありません。部品共通のJavaScript APIは、“画面部品共通JavaScript API”を参照してください。
MaskedTextInputがフォーカスを得たとき、区切り文字以外の最初に入力できる位置にカーソルが表示されます。
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