Ajaxフレームワーク UI部品リファレンス
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第2章 画面部品> 2.1 フォーム部品

2.1.5 Button

Buttonは、ボタを表示する部品です。ボタンには、テキストだけでなくイメージを表示することもできます。

示例

述形式

<div rcf:type="Button" ... >子要素</div>


記述例

表示例

<div rcf:type="Button"> Click! </div>

<div rcf:type="Button">
   <font color="red"> Click! </font>
</div>

<div rcf:type="Button">
   <img src="calendar.png"></img>
</div>

<div rcf:type="Button">
   <center>
      <img src="calendar.png"></img><br/>
      click!
   </center>
</div>

ロパティ

表の項目の意味は、“表の項目の意味”を参照してください。

名前

データ型

説明

省略

省略値

属性指定

更新

部分更新

title

String

ツールチップで表示されるテキストを指定します。

""

不可

enabled

Boolean

本部品の有効/無効を指定します。

  • true:有効
  • false:無効
    操作できなくなりイベントも発生しません。

true

値、バインド

不可

tabIndex

Number

Tabキーで移動するフォーカスの順番を指定します。
HTMLのtabindex属性と同様の指定ができます。1以上の整数を指定した場合、数字の小さい順にフォーカスが移動します。
FocusManagerによるフォーカス移動には関係しません。

0

不可

label

String

ボタンに表示する文字列を指定します。
このプロパティは、Button部品<div>タグの子要素として指定されたボタン表示内容を上書きします。setPropertyやバインディングにより、初期値("")以外の文字列に変更されたとき、Button部品<div>タグの子要素の内容を破棄し、この文字列に差し替えます。

""

値、バインド

不可

部品共通のプロパティも指定できます。詳細は、“画面部品共通プロパティ”を参照してください。


titleプロパティに長い文字列を指定すると、以下のような現象が起こることがあります。

なお、空文字列を指定した場合は、表示されません。

タイルプロパティ

スタイルプロパティを以下に示します。

パーツ名

プレフィックス

クラス名

使用可能なスタイル

部品全体

なし

rcf-Button

  • カラー
  • サイズ
  • テキスト(textIndent、textDecorationを除く)
  • フォント(lineHeightを除く)
  • ボーダー
  • パディング
  • verticalAlign

詳細は、“スタイルプロパティ”を参照してください。


ボーダーに関する注意事項

ボーダーは、Internet ExplorerとFirefoxで、デフォルト値が異なります。そのため、borderWidth、borderStyle、borderColorの一部だけを指定した場合、ブラウザによって表示が異なる場合があります。

whiteSpaceに関する注意事項

whiteSpaceは、Firefoxでだけ有効です。Internet Explorerでは、指定しても無視されます。

ベントリスナ

名前

説明

イベントオブジェクト

onFocus

部品がフォーカスを得たときに呼ばれます。

ActionEvent

onBlur

部品がフォーカスを失ったときに呼ばれます。

部品共通のイベントリスナもあります。詳細は、“画面部品共通イベントリスナ”を参照してください。

イベント処理の記述例

ボタンが押されてclickイベントが発生したときの記述例を、以下に示します。

【処理概要】

  1. clickイベントに対する処理の実行に、clickButton関数を指定します。
  2. clickイベントが発生すると、clickButton関数が実行されます。
  3. アラートが表示されます。
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
  function clickButton() {
    // ボタンが押されたときの処理
    alert("click button");
  }

  var eventMap = {
    
    button1: {
      click: clickButton
    }
  }
  
  RCF.addInitializedListener(function(eventObject) {
    rcf.event.EventRegistrar.registerEvents(eventMap, "eventMap");
  }); 

//]]>
</script>

  ...

<div rcf:id="button1" rcf:type="Button">
  <span>ボタン1</span>
</div>

  ...


マウスイベントに関する注意事項

Internet Explorerでは、ボタンとそのボタンの内容の間に、ボタンをクリックできない部分があります。これは、通常のHTMLの<button>および<input type="button">の場合にもあります。

このクリックできない部分にマウスがある場合、以下の注意事項があります。

Internet Explorer 6の場合の表示例

クリックできる場合

クリックできない部分にマウスがある場合

JavaScript API

固有のJavaScript APIはありません。部品共通のJavaScript APIは、“画面部品共通JavaScript API”を参照してください。


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