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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

4.9 jobschsetnetコマンド

本コマンドは、ジョブネットの設定(登録/変更/削除/複写)および、ジョブネット情報の起動日、メッセージ事象および一時変更情報を設定(登録/削除)する場合に使用します。

ジョブネットの設定

ジョブネットを設定する場合の本コマンドについて、記述形式、機能説明およびオプションの説明を以下に示します。

記述形式

[登録の場合]
  jobschsetnet -nent [プロジェクト名] 定義ファイル [-sys サブシステム番号] (注)
[変更の場合]
  jobschsetnet -nche [プロジェクト名] 定義ファイル [-sys サブシステム番号] (注)
[削除の場合]
  jobschsetnet -ndel [プロジェクト名/]ジョブネット名 [-sys サブシステム番号] (注)
[複写の場合]
  jobschsetnet -ncop [複写元プロジェクト名/]複写元ジョブネット名
                      [複写先プロジェクト名/]複写先ジョブネット名
                      [-sys サブシステム番号]      (注)

注)

“ [-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。

機能説明

ジョブネットを登録/変更/削除/複写します。

ジョブネットの登録/変更時には、jobschprint -rコマンドにより展開された起動日情報(特異日の情報を含む)を設定できます。

操作対象とするプロジェクト名が指定できます。

注意

プロジェクトに登録できるジョブネット数について

1つのプロジェクトに登録できるジョブネット数は、Editionの違い(SE/EE)によって、以下のように異なります。

  • Systemwalker Operation Manager SEは、最大255個まで登録できます。

  • Systemwalker Operation Manager EEは、登録できるジョブネット数に制限はありません。

オプション

-nent

定義ファイルの情報をもとにジョブネットを登録します。なお、同一ジョブネット名がすでに存在する場合は登録できません。

プロジェクト名

ジョブネットの情報を格納する格納先のプロジェクト名を指定します。登録時の場合、jobschsetnetコマンドの実行ユーザが更新アクセスできるプロジェクトが1つしかない場合は、省略できます。変更/削除/複写の場合、jobschsetnetコマンド実行のユーザが更新アクセスできるプロジェクトのうちジョブネットが登録されているプロジェクトが1つしかない場合は、省略できます。

定義ファイル

ジョブネット制御文およびジョブ制御文を格納したファイル名を指定します。

複数のジョブネットを登録するときは、ジョブネット制御文を複数記述します。

“ジョブネット制御文”については、“4.9.1 ジョブネット制御文”を参照してください。

“ジョブ制御文”については、“4.9.2 ジョブ制御文”を参照してください。

-nche

定義ファイルの情報をもとにジョブネットを変更します。ジョブネットを変更する場合、ジョブネットを登録する時に使用した定義ファイルを利用すると便利です。定義ファイルには、変更したい情報だけを定義してください。定義ファイルに記述されなかったオペランドは削除されません。

注意

ジョブネット制御文では、オペランドとパラメタは対で指定する必要があります。定義ファイルにオペランドのみを記載してもパラメタは削除されません。登録してある起動日/メッセージ事象/一時変更情報を削除する場合は、jobschsetnetコマンドの-sdelオプションを実行してください。

-ndel

ジョブネットの削除を行います。ジョブネットの削除を行った場合、ジョブネットおよびジョブネットを構成するジョブの登録情報がすべて削除されます。

ジョブネット名

削除するジョブネット名を指定します。

-ncop

ジョブネットを複写します。なお、複写先のプロジェクトに同一ジョブネット名がすでに存在する場合は複写できません。

また、複写元と複写先が異なるプロジェクトに“基準ジョブネット名”を指定しているジョブネットを複写した場合、基準ジョブネット名が消去されます。ただし、基準ジョブネット名以外の起動日情報は複写元のジョブネットと同一の値となります。

複写元プロジェクト名

複写元となるジョブネットの情報が格納されているプロジェクト名を指定します。jobschsetnetコマンドの実行ユーザが参照できるプロジェクトのうち、ジョブネットが登録されているプロジェクトが1つしかない場合は、省略できます。

複写元ジョブネット名

複写元のジョブネット名を指定します。

複写先プロジェクト名

複写先となるジョブネットの情報が格納されているプロジェクト名を指定します。省略した場合は、複写元のプロジェクト名と同一のプロジェクト名が指定されたものとみなします。jobschsetnetコマンドの実行ユーザが更新アクセス可能なプロジェクト名を指定します。

複写先ジョブネット名

複写先のジョブネット名を指定します。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

起動日/メッセージ事象/一時変更情報の設定

起動日/メッセージ事象/一時変更情報を設定する場合の本コマンドについて、記述形式、機能説明、オプションの説明、および注意事項を以下に示します。

記述形式

[登録の場合]
  jobschsetnet -sent [プロジェクト名] 定義ファイル [-sys サブシステム番号] (注)
[削除の場合]
  jobschsetnet -sdel [プロジェクト名/]ジョブネット名 [SCH|MSG|TMP]
                [-sys サブシステム番号]  (注)

注)

“ [-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。

機能説明

ジョブネット情報の起動日、メッセージ事象および一時変更情報を登録/削除します。

オプション

-sent

定義ファイルの情報をもとに起動日、メッセージ事象および一時変更情報を登録します。

プロジェクト名

ジョブネットの情報が格納されているプロジェクト名を指定します。jobschsetnetコマンドの実行ユーザが更新アクセスできるプロジェクトのうちジョブネットが登録されているプロジェクトが1つしかない場合は、省略できます。

定義ファイル

起動日制御文、メッセージ事象制御文、および一時変更制御文を格納したファイル名を指定します。

“起動日制御文”については、“4.9.3 起動日制御文”を参照してください。

“メッセージ事象制御文”については、“4.9.4 メッセージ事象制御文”を参照してください。

“一時変更制御文”については、“4.9.5 一時変更制御文”を参照してください。

-sdel

起動日/メッセージ事象/一時変更情報を削除します。

ジョブネット名

起動日/メッセージ事象/一時変更情報を削除するジョブネット名を指定します。

SCH

起動日のみを削除します。

MSG

メッセージ事象のみを削除します。

TMP

一時変更情報のみを削除します。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition-sys サブシステム番号

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ¥MpWalker.JM¥bin

Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Linux for Itanium

/usr/bin

注意事項