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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

4.9.2 ジョブ制御文

ジョブの登録情報を設定する制御文です。なお、ジョブ制御文を指定する時は、ジョブネット制御文を必ず直前に指定してください。

記述形式

ジョブ実行制御属性のジョブ制御文(GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクト以外の場合)

1)

jobnameオペランドは、JOBキーワードのすぐ後に指定してください。

2)

jobnumberオペランドは、jobnameオペランドのすぐ後に指定してください。

3)

pre_job_endcodeオペランドを指定する場合、pre_jobオペランドに先行ジョブ番号が1つだけ指定されている必要があります。

4)

pre_job_endcodeオペランドは、jobattrオペランドと同時に指定することはできません。

5)

再起動ポイントはジョブネットを構成するジョブの中で1つのジョブだけに設定できます。

6)

“GLJO”,“GLBO”,“INTS”以外の値を指定してください。【Windows版】。“INTS”以外の値を指定してください。【UNIX版】

7)

resource_attrオペランドは、resourceオペランドのすぐ後に指定してください。

注8)

アイコン種別で子ジョブネット“JNET”を指定する場合には、指定できません。

注9)

envvalueオペランドは、envnameオペランドのすぐ後ろに指定してください。

注10)

stderrfileオペランドとは同時に指定できません。

注11)

アイコン種別がバッチフレームワークジョブ“BJOB”の場合のみ指定できます。

注12)

アイコン種別で子ジョブネット“JNET”を指定する場合のみ指定できます。

注13)

jobattrオペランドが“RECOVERYONLY”、“RECOVERYRERUN”指定の場合は指定できません。

注14)

restartpointオペランドが“ON”指定の場合は指定できません。

注15)

pre_job_endcodeオペランドに指定がある場合は指定できません。また、後続のジョブに、pre_job_endcodeオペランドに指定がある場合は指定できません。

注16)

ジョブネットを構成するすべてのジョブに指定する必要があります。

(*)

必ず指定してください。

ジョブ実行制御属性のジョブ制御文(GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合)【Windows版】

注1)

processnameオペランドは、JOBキーワードのすぐ後に指定してください。

2)

execnameオペランドは、processnameオペランドのすぐ後に指定してください。

3)

GLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合は、必ず指定してください。

4)

jobnumberオペランドは、execnameオペランドまたはobjectparmオペランドのすぐ後に指定してください。

5)

pre_job_endcodeオペランドを指定する場合、pre_jobオペランドに先行ジョブ番号が1つだけ指定されている必要があります。

6)

pre_job_endcodeオペランドは、jobattrオペランドと同時に指定することはできません。

7)

再起動ポイントはジョブネットを構成するジョブの中で1つのジョブだけに設定できます。

8)

GLOVIA-Cジョブの場合は“GLJO”を、GLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合は“GLBO”を必ず指定してください。

9)

resource_attrオペランドは、resourceオペランドのすぐ後に指定してください。

注10)

ジョブネットを構成するすべてのジョブに指定する必要があります。

(*)

必ず指定してください。

Interstage属性のジョブ制御文

注1)

workunitnameオペランドは、JOBキーワードのすぐ後に指定してください。

2)

jobnumberオペランドは、workunitnameオペランドのすぐ後に指定してください。

3)

必ず“INTS”を指定してください。Interstage属性のジョブネットに “INTS”以外を指定した場合またはInterstage属性以外のジョブネットに“INTS”を指定した場合、jobschsetnetコマンドが異常終了します。

4)

resource_attrオペランドは、resourceオペランドのすぐ後に指定してください。

注5)

ジョブネットを構成するすべてのジョブに指定する必要があります。

(*)

必ず指定してください。

PowerAIM属性のジョブ制御文【UNIX版】

注1)

systemnameオペランドとworkunitnameオペランドは、JOBキーワードのすぐ後ろに続けて指定してください。

2)

jobnumberオペランドは、workunitnameオペランドのすぐ後に指定してください。

3)

pre_job_endcodeオペランドを指定する場合、pre_jobオペランドに先行ジョブ番号が1つだけ指定されている必要があります。

4)

pre_job_endcodeオペランドは、jobattrオペランドと同時に指定することはできません。

5)

再起動ポイントはジョブネットを構成するジョブの中で1つのジョブだけに設定できます。

注6)

ジョブネットを構成するすべてのジョブに指定する必要があります。

(*)

必ず指定してください。

旧バージョン互換(旧・標準)属性のジョブ制御文【UNIX版】

注1)

jobnameオペランドは、JOBキーワードのすぐ後に指定してください。

2)

jobnumberオペランドは、jobnameオペランドのすぐ後に指定してください。

3)

pre_job_endcodeオペランドを指定する場合、pre_jobオペランドに先行ジョブ番号が1つだけ指定されている必要があります。

4)

pre_job_endcodeオペランドは、jobattrオペランドと同時に指定することはできません。

5)

再起動ポイントはジョブネットを構成するジョブの中で1つのジョブだけに設定できます。

注6)

ジョブネットを構成するすべてのジョブに指定する必要があります。

(*):

必ず指定してください。

Global Enterprise Editionジョブ制御文

1)

jobidオペランドは、JOBキーワードのすぐ後に指定してください。

2)

user_definitionオペランドは、jobidオペランドのすぐ後に指定してください。

3)

exec_hostオペランドは、user_definitionオペランドのすぐ後に指定してください。

4)

job_definitionオペランドは、exec_hostオペランドのすぐ後に指定してください。

5)

job_definitionオペランドの指定が“OFF”の場合は必ず指定してください。“ON ”の場合は指定できません。

6)

jobnumberオペランドは、filenameオペランドの指定がある場合はfilenameオペランドのすぐ後に指定します。filenameオペランドの指定がない場合はjob_definitionオペランドのすぐ後に指定します。

7)

job_kindオペランドは、jobiconオペランドで“MXSP”を指定し、かつSymfoNETに業務定義されていない場合のみ指定できます。

8)

resource_attrオペランドは、resourceオペランドのすぐ後に指定してください。

9)

pre_job_endcodeオペランドを指定する場合、pre_jobオペランドに先行ジョブ番号が1つだけ指定されている必要があります。

10)

pre_job_endcodeオペランドは、jobattrオペランドと同時に指定することはできません。

11)

再起動ポイントは、ジョブネットを構成するジョブの中で1つのジョブだけに設定できます。

注12)

ジョブネットを構成するすべてのジョブに指定する必要があります。

(*)

必ず指定してください。

制御文の説明

(1) JOB

ジョブ制御文の開始を表すキーワードです。

(2) ジョブ

ジョブとして起動するバッチプログラム名、コマンド名、またはプログラム名をパスを含めて260バイト以内で指定します。また、ファイル名とパラメタを合わせて300バイト以内で指定します。仮名半角およびユーザ定義文字、以下の半角文字を含むことはできません。

$ `

UTF-8コードの環境では日本語コードを使用しないでください。【UNIX版】

アイコン種別で子ジョブネット“JNET”を指定する場合、子ジョブネットのジョブネット名を指定します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、バッチジョブ定義名を64バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。

ジョブ実行制御のqsubコマンドやジョブ実行制御のqsubコマンドを呼び出しているバッチファイル/シェルスクリプトを指定しないでください。

(3) ジョブ番号

ジョブに対応する番号を1~255の数字から割り当てます。ジョブの実行順序に従い、重複しないように番号を割り当てます。先行ジョブから後続ジョブへ昇順になるように番号を割り当てます。

(4) パラメタ

コマンドの引数として渡す文字列(パラメタ)を1024バイト以内で指定します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(5) ジョブ実行制御でのジョブ名

個々のジョブを区別するためのジョブ名を64バイト以内で指定します。空白、仮名半角、ユーザ定義文字および以下の半角文字はジョブ名として使用できません。

/ ? * ; , ¥ " < > | : ( ) ' . $ `

ネットワークジョブおよび分散実行ジョブの場合は、& を指定することはできません。

ジョブ実行制御で使用するジョブ名としても利用されます。

UTF-8コードの環境では日本語コードを使用しないでください。【UNIX版】

(6) コメント

ジョブへのコメントを64バイト以内で指定します。仮名半角およびユーザ定義文字を含むことはできません。

(7) ディレクトリ

ジョブ実行属性の場合、ジョブ実行制御のqsubコマンドを実行するディレクトリを64バイト以内で指定します。空白、仮名半角、ユーザ定義文字を含むことはできません。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

旧バージョン互換(旧・標準)属性の場合、ジョブを実行するディレクトリを指定します。【UNIX版】

(8) 先行ジョブ番号

先行ジョブのジョブ番号を指定します。先行ジョブ番号を複数指定する場合は、コンマ“,”で区切り、昇順に並べてください。なお、先行ジョブに指定したジョブは、事前に定義されている必要があります。本指定を省略した場合は、先頭ジョブとなります。

(9) 先行ジョブの終了コードによる起動条件

先行ジョブの終了コードにより、後続ジョブの起動条件を切り分けたい場合に指定します。比較条件の場合と範囲条件の場合とで記述形式が異なります。

なお、先行ジョブが正常終了する条件と矛盾した実行条件を指定した場合はエラーとなります。指定する条件以上の値が先行ジョブの正常終了上限値に設定されているか、または先行ジョブに“終了コードに関わらず正常”が指定されていることを確認してください。

比較条件の場合

記述形式を以下に示します。

pre_job_endcode 判定用演算子,比較値

判定用演算子は、以下の6種類です。なお、先行ジョブの終了コードと比較する比較値には0から255までの整数値を設定します。

EQ(EQual):

“比較値”と等しい

NE(Not Equal):

“比較値”と等しくない

GT(Greater Than):

“比較値”より大きい

GE(Greater than Equal to):

“比較値”以上

LT(Less Than):

“比較値”より小さい

LE(Less than Equal to):

“比較値”以下

範囲条件の場合

pre_job_endcode 判定用演算子1,比較値1,判定用演算子2,比較値2

“比較値1”および“比較値2”には、0から255までの整数値を指定し、“比較値1”には“比較値2”より小さい数値を指定します。

“判定用演算子1”には、以下のいずれかを指定します。

GT(Greater Than):

“比較値1”より大きい

GE(Greater than Equal to):

“比較値1”以上

“判定用演算子2”には、以下のいずれかを指定します。

LT(Less Than):

“比較値2”より小さい

LE(Less than Equal to):

“比較値2”以下

(10) 終了コードに関わらず正常

ジョブの終了コードを無視する場合、“ON”を指定します。“ON”を指定すると、終了コードに関係なくジョブは正常終了となり、後続のジョブを実行します。

(11) 出力を保存しない

ジョブの標準出力/エラー出力を参照しない場合に“ON”を指定します。“ON”を指定すると、ジョブの標準出力/エラー出力は保存されません。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、標準出力/標準エラー出力をジョブログファイルに保存しないときに“ON”を指定します。

(12) 再起動ポイント

ジョブネットの再起動時、このジョブから起動する場合に“ON”を指定します。再起動ポイントは、ジョブネットを構成するジョブの中で1つのジョブにだけ設定できます。なお、リカバリジョブには再起動ポイントを指定することはできません。

(13) 正常終了コード上限値

ジョブが正常に終了したか、異常終了したかを判断する値を指定します。

ジョブの終了コードが、0以上、正常終了コード上限値以下の場合、ジョブは正常に終了したとみなされます。ジョブの終了コードが、正常終了コード上限値で指定した値よりも大きい場合、ジョブは異常終了したとみなされます。

指定できる範囲は0から255までです。省略した場合は、0になります。

[ジョブネット起動パラメタの定義]ウィンドウで疑似正常状態を有効にしている場合、ジョブの状態は、終了コード0のジョブが“正常終了”状態、終了コードが1以上正常終了コード上限値以下のジョブは“疑似正常”として、区別して表示されることに注意してください。

(14) 実行予測時間

ジョブの実行予測時間を指定します。指定できる範囲は、1~35791394(分)です。本オペランドを省略した場合、実行予測時間は設定されません。

なお、本オペランドは、実行属性が“ジョブ実行制御”であるジョブネット内のジョブに対してのみ有効となります。

(15) アイコン種別

登録するアイコン種別をパラメタで指定します。アイコン種別とパラメタの対応表、および記述例を以下に示します。本パラメタを省略した場合、コマンド実行“CMND”が登録されます。Interstage属性の場合、省略はできません。

また、GLOVIA-CジョブおよびGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの場合も、省略はできません。【Windows版】

アイコン種別

パラメタ

コマンド実行
メッセージ事象発生
サービス開始
サービス停止
ファイル状態確認
バックアップ連携
クライアントアプリケーション起動
サーバアプリケーション起動
クライアントファイル圧縮/伸長
サーバファイル圧縮/伸長
クライアントファイル操作
サーバファイル操作
クライアントファイル転送
サーバファイル転送
クライアント電源投入
クライアント電源切断
リモートアクセス制御【Windows版】
R/3
Interstage
バッチフレームワークジョブ
Oracle EBS コンカレント
GLOVIA-C ビジネスオブジェクト【Windows版】
GLOVIA-C ジョブ【Windows版】
リモートアクセス制御(接続)【Windows版】
リモートアクセス制御(切断)【Windows版】
クライアントファイル操作(ファイル名変更)
サーバファイル操作(ファイル名変更)
クライアントファイル操作(ファイル削除)
サーバファイル操作(ファイル削除)
クライアントファイル操作(ディレクトリ作成)
サーバファイル操作(ディレクトリ作成)
クライアントファイル操作(ディレクトリ削除)
サーバファイル操作(ディレクトリ削除)
ログファイル解析
時刻待ち合わせ
サービス状態確認
ジョブネット
MSP【GEE】
XSP【GEE】
ユーザ定義1(~ユーザ定義100)

CMND
MESG
SSTR
SEND
FWAT
BKUP
EXAC
EXAS
FPRC
FPRS
FCLC
FCLS
FCPC
FCPS
PONC
POFC
RASC
SPR3
INTS
BJOB
OEBS
GLBO
GLJO
RASS
RASE
RNFC
RNFS
DLFC
DLFS
MKDC
MKDS
RMDC
RMDS
CHKL
WATT
CHKS
JNET
MMSP
MXSP
U001(~U100)

記述例

jobicon CMND

(16) ジョブ属性

リカバリジョブの指定です。先行ジョブ番号を必ず指定する必要があります。また、リカバリジョブの先行ジョブを再実行するかどうかを指定します。

RECOVERYONLY

このジョブをリカバリジョブにします。このリカバリジョブが正常終了しても先行ジョブは再実行しません。

RECOVERYRERUN

このジョブをリカバリジョブにします。このリカバリジョブが正常終了したら先行ジョブを再実行します。

(17) 依頼ホスト名

ジョブの投入先ホスト名を64バイト以内で指定します。省略した場合は、ジョブネットで指定されているデフォルトホストに対しジョブが投入されます。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

実行サーバがシステムダウンなどで使用できない時に第2候補のサーバへ実行依頼する場合は、“第1候補のホスト名,第2候補のホスト名”の形式で指定します。第2候補のホスト名として、自ホスト(接続先ホスト)を指定することはできません。記述形式を以下に示します。

req_host 第1候補のホスト名,第2候補のホスト名

注意

1候補および第2候補の実行サーバ指定時の注意事項

第1候補および第2候補の実行サーバを指定する場合の注意事項を以下に示します。

  • コンマ“,”は、第1候補と第2候補のホスト名の区切り記号として認識されます。コンマを含んだホスト名は指定できません。

  • 指定できるホスト名の長さは、第1候補、第2候補のホスト名、およびコンマを含めて64バイト以内です。

(18) 実行コマンドの転送

ジョブとして起動する実行ファイルを依頼ホストに転送する場合、“ON”を指定します。省略した場合は、依頼ホスト上に存在する実行ファイルを起動します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(19) キュー名

ジョブの投入先キュー名を英数字15バイト以内で指定します。省略した場合は、デフォルトキューにジョブが投入されます。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、ジョブキュー名を15バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。省略可能です。

(20) リソース名

利用する資源(リソース)名を64バイト以内で指定します。半角英数字、“_”(半角アンダーバー)、“-”(半角ハイフン)を利用することが可能です。省略した場合は、資源の割り当ては行いません。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(21) リソース割り当て

指定した資源(リソース)の割り当て方法(SH:共用,EX:排他)を指定します。省略した場合は、SHが指定されたことになります。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(22) 実行ユーザ名

ジョブを実行するユーザ名を64バイト以内で指定します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(23) 標準出力ファイル名

ジョブの標準出力の出力先ファイル名を256バイト以内のフルパスで指定します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(24) 標準エラー出力ファイル名

ジョブの標準エラー出力の出力先ファイル名を256バイト以内のフルパスで指定します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(25) 標準エラー出力を標準出力ファイルに出力

ジョブの標準エラー出力を標準出力ファイルに出力する場合に“ON”を指定します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、指定できません。

(26) 打ち切り時間

ジョブ実行経過時間の制限値(分)を1から1666666の範囲で指定します。

実行予測時間より小さい値を指定することはできません。

(27) 実行優先度

接続先のサーバがWindowsの場合、ジョブの実行優先度を4(最高)から0(最低)の範囲で指定します。

接続先のサーバがUNIXの場合、ジョブの実行優先度を39(最高)から0(最低)の範囲で指定します。

省略した場合、優先度は0となります。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、ジョブキュー内実行優先順位を63(最高)から0(最低)の範囲で指定します。省略可能です。省略した場合、実行優先順位を32としてジョブを実行します。

(28) 環境変数名

ジョブの実行時の環境変数を指定する場合の環境変数名を64バイト以内で指定します。英数字とアンダーバーのみ指定可能です。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、バッチジョブ定義の置換えパラメタ名を64バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。

環境変数は32個まで指定可能です。

(29) 環境変数値

直前のenvnameオペランドで指定した環境変数名に対する環境変数値を256バイト以内で指定します。

アイコン種別でバッチフレームワークジョブ“BJOB”を指定する場合、バッチジョブ定義の置換えパラメタ値を256バイト以内で指定します。

環境変数の指定例

【Windows版】

envname TEMP_PATH 
envvalue d:¥temp 
envname DATA_PATH
envvalue d:¥gyoumu1¥data

【UNIX版】

envname LD_LIBRARY_PATH
envvalue /usr/openwin/lib
envname OPENWINHOME
envvalue /usr/openwin

(30) 処理名

GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトに定義されている処理名を指定します。64バイト以内で指定します。

(31) 実行コマンド名/オブジェクト名

GLOVIA-Cジョブの実行コマンド名またはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトのオブジェクト名を指定します。300バイト以内で指定します。

(32) 実行ファイルのパラメタ

GLOVIA-CジョブまたはGLOVIA-Cビジネスオブジェクトの実行ファイルのパラメタを指定します。64バイト以内で指定します。

(33) ワークユニット名

Interstageに依頼するジョブ(ワークユニット名)を指定します。36バイト以内で指定します。

(34) システム名

システム名を8バイト以内で指定します。

(35) 業務システム名【UNIX版】

依頼先業務システム名を7バイト以内で指定します。

Global Enterprise Edition(36) 業務ID/ホストのジョブ名

グローバルサーバ上のジョブ名です。SymfoNETに定義済みの場合は業務ID、未定義の場合はホストのジョブ名を8バイト以内で指定します。先頭に“@”を使用したジョブ名は指定できません。

Global Enterprise Edition(37) ユーザ定義名

グローバルサーバと連携するため、グローバルサーバ上のユーザ名と対応して登録した、UNIXシステム上のグループ名です。8バイト以内で指定します。

Global Enterprise Edition(38) ジョブ実行ホスト名

ジョブを実行するグローバルサーバのホスト名です。16バイト以内で指定します。

Global Enterprise Edition(39) 業務定義

SymfoNETに業務定義してあるかどうかを指定します。業務定義がされている場合は“ON”を、まだ定義されていない場合は“OFF”を指定します。

Global Enterprise Edition(40) 実行ファイル名/JCM/データセット名

業務定義が未定義の場合に指定します。

OS種別がXSPの場合は実行するファイル名またはJCM名を、MSPの場合はデータセット名を64バイト以内で指定します。業務定義済みの場合は指定できません。

Global Enterprise Edition(41) リトライ間隔

グローバルサーバに接続できなかった時にリトライをする間隔を指定します。秒単位で5から30までの数値を指定します。リトライ回数は10回で固定されており、本オペランドで指定した間隔でリトライを10回行います。

Global Enterprise Edition(42) 代替ホスト名

ジョブ実行ホスト名に指定したホストに接続できない場合に、代わりに接続するホスト名を指定します。16バイト以内で指定します。

Global Enterprise Edition(43) ジョブへのパラメタ

ジョブに渡すパラメタを指定します。

  • 64バイト以内で指定します。

  • 半角英数字で指定します。

  • 以下の文字を指定することはできません。

    ¥, $, &, %, (, )
MSPの場合

指定した値は、グローバルサーバ上のEXPAND文のパラメタに置き換えられて実行されます。このとき、グローバルサーバ上のJCL内には、対応するEXPAND文が記述されている必要があります。

XSPの場合

指定した値は、グローバルサーバ上のJCM業務のパラメタに置き換えられて実行されます。

Global Enterprise Edition(44) 業務種別定義

起動する業務種別を以下のいずれかから指定します。XSPの場合で、かつSymfoNETに業務定義されていない場合に指定できます。省略した場合は、“BATCH”が指定されたものとし、バッチ業務を実行します。

BATCH

バッチ業務を起動します。

JCM

JCM(ジョブ制御マクロ)業務を起動します。

(45) ジョブログファイル名

ジョブログファイル名を256バイト以内のフルパスで指定します。空白、仮名半角およびユーザ定義文字を含むことはできません。

(46) 開始ステップ名

開始ステップ名を64バイト以内で指定します。英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)、数字(0-9)、半角ハイフン(-)および半角アンダーバー(_)のみ使用できます。また、1文字目は英小文字(a-z)、英大文字(A-Z)にしてください。省略可能です。

(47) 最後に実行されたジョブステップの終了コードをジョブの終了コードとする

“最後に実行されたジョブステップの終了コードをジョブの終了コードとする”を指定します。最後に実行されたジョブステップの終了コードをジョブの終了コードとする場合に“ON”を指定します。

省略した場合には、最後に実行されたジョブステップの終了コードはジョブの終了コードとなりません。

(48) 起動日のみ有効

ジョブ(ジョブネット)の“起動日のみ有効”を指定します。省略した場合は、“起動日のみ有効”は設定されません。

ON

“起動日のみ有効”を指定します。

(49) 操作

操作による停止または無効の状態を表します。省略値は“NONE”です。

PAUSE

停止

DISABLE

無効

NONE

登録時、変更時ともに実行待ちになります。

(50) アイコン位置

ジョブアイコンの位置情報を以下の形式で表します。数字はジョブフローの左上を基準(1,1)とした、グリッド位置を表しています。

  横位置(1~255), 縦位置(1~255)

省略した場合、アイコン位置は自動的に配置されます。省略して登録した後、[グループの変更]ウィンドウで変更を行った場合、その時点でのアイコン位置情報が保持され、jobschprint -rコマンドで本制御文が出力されます。

ジョブ制御文指定例

下図のようなジョブ構成を持つジョブネットを定義する場合の制御文を図の下に示します。


NET
jobnetname KANRI
jobnetcomment 業務管理
starttime 0850
execpattern 毎月20日
holidaycalendar SYSTEM_CALENDAR     ←カレンダとして「SYSTEM_CALENDAR」を
holidayshift BEF                            利用します
job 5
;
JOB
jobname GYOUMU1.bat
jobnumber 1
;
JOB
jobname GYOUMU2.bat               ← GYOUM2のジョブの定義
jobnumber 2                       ← GYOUM2のジョブ番号
pre_job 1                         ← GYOUM2の先行ジョブのジョブ番号
;                                   (先行ジョブ番号1のジョブはすでに、
JOB                                                GYOUM1として定義してある。)
jobname GYOUMU3.bat
jobnumber 3
pre_job 2
;
JOB
jobname GYOUMU4.bat
jobnumber 4
pre_job 1
;
JOB
jobname GYOUMU5.bat
jobnumber 5
pre_job 4
;