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Systemwalker Operation Manager  リファレンスマニュアル

4.9.3 起動日制御文

ジョブネットの起動日を設定する制御文です。

記述形式

注1)

jobnetnameオペランドは、SCHキーワードのすぐ後に指定してください。

2)

holidaymodeオペランドは、holidaycalendarオペランドのすぐ後ろに指定してください。

3)

shiftlimitオペランドは、holidayshiftオペランドのすぐ後ろに指定してください。

(*)

必ず指定してください。

(**)

以下のどれか1つを指定してください。なお、省略することもできます。

  • execpattern

  • basenet

  • annuallydateとannuallyweekの組合せ(どちらかまたは両方)

  • monthlydateとmonthlyweekの組合せ(どちらかまたは両方)

制御文の説明

(1) SCH

起動日制御文の開始を表すキーワードです。

(2) ジョブネット名

起動日を設定するジョブネット名を指定します。

“メッセージ事象制御文”と“一時変更制御文”を同時に指定する場合、同じジョブネット名を指定してください。

(3) 起動日雛形名

起動日雛形を利用する場合に、登録済みの起動日雛形名を指定します。

(4) 基準ジョブネット名

基準ジョブネットを利用する場合に、基準ジョブネットとして登録されているジョブネット名を指定します。すでに自分自身で基準ジョブネットであると宣言している場合には、指定することはできません。

(5) 起動日設定

ジョブネットの起動予定日を設定します。YYYY年MM月DD日を起動日として設定する場合は、“YYYY,MM,DD”と指定します。複数の起動日を設定することができます。また、起動日雛形と組み合わせて設定すると、簡単に起動日を設定することができます。

起動日設定指定例

2005年10月1日および10日を起動日として設定する場合

execday 2005,10,01,10

2005年10月1日および12月10日を起動日として設定する場合

execday 2005,10,01
execday 2005,12,10

(6) 起動日設定解除

起動を解除したい日付を指定します。“起動日設定”と同じ形式で指定します。

(7) 起動日ビットパターン

jobschprint -rコマンドにより展開される起動日設定のビットパターンデータを指定します。(jobschprintコマンドにより生成された値以外が指定された場合の動作は保証されません。また同一バージョンのjobschprintコマンドによる展開結果以外の動作は保証されません。jobschprintコマンドにより展開した年号と違う年に本パラメタを指定することはできません。)ビットパターンデータを指定した場合、3年間はjobschprint -rコマンドにより展開したジョブネットの起動日と同一の起動日を設定することができます。なお、本オペランドを指定した直後は、他の起動日設定用オペランド(毎月カレンダ、毎年カレンダ、基準ジョブネット名、起動日雛形、カレンダ名、休日シフト、オフセット、有効期間/無効期間など)による起動日の再計算は実施されません。また、他ジョブネットの起動日には反映されません。

(8) 毎年の日付指定

毎年カレンダを利用する場合に、毎年のジョブネットを起動する日付を指定します。MM月DD日を起動日として設定する場合は、“MMDD”と指定します。複数の起動日を設定することができます。

(9) 毎年の曜日指定

毎年カレンダを利用する場合に、ジョブネットを起動する曜日を月ごとに指定します。1つのオペランドで1つの月しか設定できません。複数の月を設定する場合は、本オペランドを複数回指定します。指定する形式は、何月かを表す数値を1~12の範囲で指定し、その後、曜日を表す英単語の先頭3文字を半角文字で指定します。“12,SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT”のような形式で指定します。

(10) 毎月の日付指定

毎月カレンダを利用する場合に、毎月のジョブネットを起動する日付を指定します。毎月DD日を起動日として設定する場合は、“DD”と指定します。複数の起動日を設定することができます。なお、毎月月末に起動する場合は“LAST”と指定します。

(11) 毎月の曜日指定

毎月カレンダを利用する場合に、毎月のジョブネットを起動する曜日を週ごとに指定します。1つのオペランドの指定で1つの週しか設定できません。複数の週を設定する場合は、本オペランドを複数回指定します。指定する形式は、何週目かを表す数値を0~6(第1~第5まで。0は毎週の指定。6は月の最終週)の範囲で指定し、その後、曜日を表す英単語の先頭3文字を半角文字で指定します。“5,SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT”のような形式で指定します。

(12) オフセット

基準日から移動する日数を数える方法を以下に示すパラメタから選択して指定します。省略した場合は、“EXECDAY”が指定されたことになります。

EXECDAY

カレンダの稼働日で移動する日数を数えます。

DAY

休日には関係なく、絶対日数で移動する日数を数えます。

(13) オフセット日数

基準日から移動する日数を“-99”から“99”までの間で指定します。省略した場合は“0”となります。

(14) カレンダ名

起動日を生成するときに元となる、カレンダ名(「システムカレンダ」および「システムカレンダ」以外のカレンダ)を指定します。1つのジョブネットについて5個までカレンダ名を指定することができます。複数のカレンダを指定する場合には、“,”で区切って指定します。

(15) カレンダ組み合わせ条件

複数のカレンダ名を指定する時の組み合わせ方を以下に示すパラメタから選択して指定します。省略した場合は、“AND”が指定されたことになります。

AND

すべてのカレンダで休日設定されている日のみを休日とします。

OR

少なくとも1つのカレンダで休日設定されている日を休日とします。

(16) 休日シフト

起動日の登録および起動日雛形で設定される起動日が、休日と重なった場合の対処方法を以下に示すパラメタから選択して指定します。

BEF

ジョブネットの起動日を前日に変更します。

AFT

ジョブネットの起動日を翌日に変更します。

NOT

当日を休日として認識し、ジョブネットを起動しません。

IGN

当日を起動日として認識し、ジョブネットを起動します。

(17) シフト上限日数

休日シフトを行う時に休日が連続した時に起動を抑止する日数“0”から“99”までの間で指定します。省略した場合は、“0”となります。

(18) 有効期限開始日/有効期限終了日

ジョブネットを運用する期間を“YYYY,MM,DD”の形式で指定します。有効期限開始日を省略した場合、即日から有効期限終了日まで有効となります。有効期限終了日を省略した場合、有効期限開始日以降、有効となります。有効期限開始日、有効期限終了日共に省略した場合は、すべての日が有効となります。

(19) 無効期限開始日/無効期限終了日

ジョブネットを運用しない期間を“YYYY,MM,DD”の形式で指定します。無効期限開始日を省略した場合、即日から無効期限終了日まで無効となります。無効期限終了日を省略した場合、無効期限開始日以降、無効となります。無効期限開始日、無効期限終了日共に省略した場合は、すべての日が有効となります。