Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第4章 クラスタサービス機能> 4.2 スタンドアロンサーバの環境設定> 4.2.4 Interstageの環境設定> 4.2.4.4 各サービスの環境設定

4.2.4.4.5 イベントサービスおよびノーティフィケーションサービスの揮発運用を行う場合

 イベントサービスおよびノーティフィケーションサービスの揮発運用を行う場合、Interstageの初期化(isinitコマンド)での設定に加え、別途設定作業が必要になります。
 手順を以下に説明します。

1) Interstageの起動

 運用ノード(ノード1)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。

 isstart

2) イベントチャネルの作成

 運用ノード(ノード1)でesmkchnlコマンドによりイベントチャネルを作成します。

ノーティフィケーションサービスの場合

 esmkchnl -g グループ名 -c チャネル名 -notify

イベントサービスの場合

 esmkchnl -g グループ名 -c チャネル名

3) Interstageの停止

 運用ノード(ノード1)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。

 isstop -f

4) クラスタサービスの切り替え

 クラスタサービスの切り替えを行います。ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードにします。
 なお、Interstageの停止時にクラスタサービスが切り替わる設定をすでに行っている場合は、“3) Interstageの停止”においてクラスタサービスが切り替わるため、本操作を行う必要はありません。

5) Interstageの起動

 運用ノード(ノード2)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。

 isstart

6) イベントチャネルの作成

 運用ノード(ノード2)でesmkchnlコマンドによりイベントチャネルを作成します。

ノーティフィケーションサービスの場合

 esmkchnl -g グループ名 -c チャネル名 -notify

イベントサービスの場合

 esmkchnl -g グループ名 -c チャネル名

7) Interstageの停止

 運用ノード(ノード2)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。

 isstop -f


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