Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第4章 部門管理サーバ・業務サーバの環境構築> 4.10 Systemwalker Centric Managerのインストール> 4.10.2 インストール

4.10.2.1 CD-ROMからのインストール

部門管理サーバ、業務サーバのインストールについて説明します。

Windowsサーバへのインストール

Solaris、HP-UX、AIXサーバへのインストール

Linuxサーバへのインストール

Windowsサーバへのインストー

  1. ログオンします。

    インストールするコンピュータにログオンします。

    Windows(R) 2000、Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE、またはWindows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systemsにインストールする場合は、ローカルグループのAdministratorsグループに所属するユーザ名で、ログオンします。

  2. インストールコマンドを起動します。

    ローカルインストールを行う、またはインストーラが自動的に起動しない場合は、以下のコマンドを実行します。

    CD-ROMまたはネットワーク接続したドライブ\swsetup.exe


    Autorunによるインストー

    Systemwalker Centric Managerのインストール媒体(CD-ROM)をCD-ROMドライブに挿入すると、インストールコマンドを実行しなくてもAutorunによりインストール画面が表示されますので、その指示に従ってください。

  3. [セットアップ]画が表示されます。

    以下の画面で[インストール]をクリックします。

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で[次へ]ボタンをクリックします。

  5. 購入ライセンスとインストール種を選択します。

    以下の画面で[購入ライセンス]と[インストール種別]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    【アップグレードインストール、再インストールの場合】

    アップグレードインストール、再インストールの場合は、既にインストールされているインストール種別が表示され、インストール種別を変更することはできません。

  6. インストール方法を選択します。

    [標準インストール]、または[カスタムインストール]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    バージョンアップインストール、再インストールの場合は、カスタムインストールを選択してください。

    [標準インストールの場合]

    1. インストール条件チェックが行われます。

      エラー検出時のみ以下のダイアログボックスが表示されます。エラーが検出された場合は、エラーを解決した後にインストールを実施してください。

      エラー検出がなかった場合には、次の画面が表示されます。

    2. オプション機能、およびインストール先ディレクトリは以下のとおりです。

      • オプション機能:

        カスタムインストールのデフォルト

      • インストール先ディレクトリ:

        システムドライブ:\Systemwalker

    3. イベント通知先を指定します。

      イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先サーバのホスト名またはIPアドレスを設定し、[次へ]ボタンをクリックします。

      その他のデフォルト値

      • 接続方法:通知先へは必要な時だけ接続する
      • 自ホスト名取得方法の設定:DNSを使用した完全修飾ホスト名

    [カスタムインストールの場合]

    1. オプション機を選択します。

      以下の画面でインストールする機能を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

      [詳細]ボタンをクリックするとオプション機能の詳細画面が表示され、より細かな選択ができます。

      インストール種別によって、選択可能な機能、選択不可能な機能があります。[詳細]ボタンによって選択できる機能については、“インストールされる機能と選択インストールできる機能”を参照してください。

      【前回インストールしていない機能を追加してインストール、再インストール、またはアップグレードインストールの場合】

      前回インストールしたものを選択解除することはできません。
      前回インストールしていない機能を追加してインストールすることはできます。

    2. アプリケーション管理をインストールした場合、アプリケーション管理の注意事項の画面が表示されます。確認後[OK]ボタンをクリックします。
    3. インストール条件チェックが行われます。

      エラー検出時のみ以下のダイアログボックスが表示されます。エラーが検出された場合は、エラーを解決した後にインストールを実施してください。

      エラー検出がなかった場合には、次の画面が表示されます。

    4. インストール先ディレクトリを選択します。

      以下の画面で[インストール先ディレクトリ]を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

      [インストール先ディレクトリ]に指定できる文字は、74文字までの英数字です。インストール先にひらがな、カタカナ、漢字は指定できません。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      インストール済みのディレクトリが表示され、インストール先を変更することはできません。

    5. イベント通知を指定します。

      イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先サーバのホスト名またはIPアドレスおよび接続方を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

      イベントを通知するサーバのホスト名またはIPアドレスには、通常、運用管理サーバまたは部門管理サーバを指定します。イベント通知先および接続方法の詳細については、“接続方法の決定”を参照してください。また、イベントを通知するサーバのホスト名またはIPアドレスには、カンマ“,”を含む文字列は入力できません。

      アプリケーション管理を使用する場合、ここで指定したサーバが稼働監視の通知先として使用されます。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      既に情報が設定されている場合は、表示されません。

      アップグレードインストール、再インストールの場合の注意事項

      • “通知先へは必要な時だけ接続する”(必要時接続)を選択した場合

        部門管理サーバ、または業務サーバの導入時に運用管理サーバが未起動であった場合や、イベント通知先のシステムとの通信が不可能であった場合、運用管理サーバから被監視システムに対してリモートコマンドが投入できない場合があります。

        このような場合、以下のコマンドを被監視システムから実行し、運用管理サーバと被監視システムの間の通信経路を確立させてください。

        opaconstat -a


        opaconstat(接続構成登録/削除/表示コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

      • イベント通知先を運用管理サーバまたは運用管理サーバへのイベント中継サーバに設定した場合

        運用管理サーバまたは運用管理サーバへのイベント中継サーバに対してイベント通知先を設定すると、[Systemwalkerコンソール]上に自システムのノードが自動登録され、ノードプロパティ項目も自動設定されます。
        自動設定されるノードプロパティ項目の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“構成情報一覧”の“ノードプロパティ項目”に記載されている“イベント通知”の項目を参照してください。

      • 通知先にDNS名を指定した場合

        DNS名を指定した場合、DNSサーバがダウンすると通知先にイベントが通知できず、運用管理サーバで異常が監視できなくなる場合があります。

        この場合、DNSサーバには、Systemwalker Centric ManagerをインストールしてDNSサーバを監視対象に含めることをお勧めします。また、運用管理サーバ上でサービス稼働監視スクリプトを実行すると、DNSサーバのDOMAINサービスの稼働状態を監視することができます。サービス稼働監視スクリプトの詳細は、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”の“サービス稼働監視”を参照してください。

      • NAT環境にあるコンピュータにインストールする場合

        イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先コンピュータのIPアドレスがNATによって変換される場合は、NATによる変換後のIPアドレス(このコンピュータから見える、トラップ通知先コンピュータのIPアドレス)を設定してください。


      イベント通知先がクラスタシステムの場合

      イベント通知先がクラスタシステムの場合には、Systemwalker Centric Managerのクラスタサービスのネットワーク名またはIPアドレスを指定します。ネットワーク名は、DNS等のネームサーバまたはhostsファイルに定義されている必要があります。

      イベント通知先は、インストール後に変更することもできます。イベント通知先の設定については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

    6. 自ホスト名の取得方を指定します。

      上位のシステムは、ここで選択したホスト名を監視対象のホスト名として認識します。自ホスト名決定の基準については、“自ホスト名の決定”を参照してください。

      自ホスト名の取得方法を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

      自ホスト名に任意のホスト名を指定する場合には、注意が必要です。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“通信環境を設定する”を参照してください。また、任意のホスト名には、カンマ“,”を含む文字列は入力できません。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      既に情報が設定されている場合は、表示しません。


      イベントの自動対を行う場合の注意事項

      イベントの自動対処を確実に行うためには、“イベント監視”機能をインストールした部門管理サーバ、業務サーバで、システムのネットワーク設定による名前解決の方法が統一されていることが前提となります。そのうえで自ホスト名の取得方法をシステムの設定に合わせる必要があります。

  7. 状況によりシステムレポート情報が表示される場合があります。
    内容を確認し[OK]ボタンをクリックします。

  8. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

    【表示される確認項目】

  9. システムを再起動します。

    以下のどれかの条件に当てはまる場合は、システムの再起動が必要となります。

    再起動が不要な場合、次のメッセージが表示されます。

    リモート操作機能をインストールする場合:

    [完了]をクリックすると、Systemwalker Centric Managerが起動されます。

    なお、リモート操作機能に関しては、システム再起動後に使用可能になります。

    リモート操作機能をインストールしない場合:

    [完了]をクリックすると、Systemwalker Centric Managerが起動されます。

    インストールが完了すると以下の画面が表示されます。[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]を選択し、[完了]ボタンをクリックします。

Solaris、HP-UX、AIXサーバへのインストール

Solaris版の部門管理サーバおよび業務サーバのインストールについて説明します。

また、HP-UX、AIX版の業務サーバのインストールも含めて説明します。

【Solaris 9/10(Global Zone)/HP-UX/AIX】

  1. スーパーユーザでログインします。

    Systemwalker Centric Managerをインストールするサーバにスーパーユーザでログインします。

  2. インストール媒体をセットします。

    インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    CD-ROM装置のデバイス名についての注意事項

    CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    【Solaris】

    /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/〜 /cdrom

    【HP-UX】

    # /usr/sbin/pfs_mount -t rrip -x unix /dev/〜 /cdrom

    【AIX】

    # /usr/sbin/mount -r -v "cdrfs" /dev/〜 /cdrom

    備考:デバイス名(/dev/〜)は、システムによって異なる場合があります。/cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  3. インストールコマンドを実行します。

    Systemwalker Centric Managerのインストールコマンドを起動します。

    # CD-ROMのマウントポイント/unx/swsetup

     

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で、リターンキーを入力します。

  5. 購入ライセンスを選択します。【Solaris版】

    以下の画面で購入ライセンスを入力します。部門管理サーバの場合は“2”を、業務サーバの場合は“2”、“3”、“4”、または“5”を入力します。

    【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

    [購入ライセンスの選択]画面は表示されません。

  6. 【[購入ライセンスの選択]画面で[エージェント]を指定した場合】【Solaris版】
    インストール種別を選択します。

    Systemwalker Centric Managerのインストール媒体で新規インストールする場合に、インストールする種別を選択するために表示されます。部門管理サーバの場合は“1”を、業務サーバの場合は“2”を入力します。

  7. インストール方法を選択します。

    “1”(標準インストール)、または“2”(カスタムインストール)を入力します。

    【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

    [インストール方法選択]画面は表示されず、アップグレードインストール、再インストール、追加インストールを行う旨の確認画面が表示されます。インストール方法はカスタムインストールで固定となります。

    [標準インストール]の場合

    オプション機能、およびインストール先ディレクトリは以下のとおりです。

    1. イベント通知先の設定情報を確認します。

      システム監視エージェントの設定を変更する場合“y”またはリターンキーだけを、変更しない場合は“n”を入力します。

      通知先ホストのIPアドレス、またはホスト名を指定します。

      その他のデフォルト値

      • 接続方法:通知先へは必要な時だけ接続する
      • 自ホスト名取得方法の設定:DNSを使用した完全修飾ホスト名

    [カスタムインストール]の場合

    1. オプション機を確認します。

      インストールするオプション機能の一覧を確認する画面が表示されます。表示される機能はインストール種別により異なります。インストールするオプション機能を変更する場合は、“y”、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

      表示記号([ ])について説明します。

      • ○:機能をインストールします。
      • ◎:機能をインストールします。(選択不可)
      • なし:機能をインストールしません。

      なお、文字コードがUTF-8の場合は、“○”が“*”、“◎”が“$”で表示されます。

    2. 【オプション機能の確認で"y"を指定した場合】

      変更するオプション機能を選択します。

      以下の画面でインストールする機能を選択します。

      オプション機能の変更方法を以下に示します。

      • 番号:

        機能を選択する場合に入力します。

      • !番号:

        機能の選択を解除する場合に入力します。

      • e:

        インストール機能の選択を終了する場合に入力します。

      複数指定する場合は、カンマ(,)またはブランクで区切ります。

      [使用例]

      “3.アプリケーション管理”機能を解除し、“4.リモート電源制御”機能を選択する場合

      指定方法[選択:番号 選択解除:!番号 ヘルプ:? 入力完了:e]
      ==> !3,4

       

    3. アプリケーション管理をインストールした場合、アプリケーション管理の注意事項の画面が表示されます。確認後、リターンキーを入力します。

    4. インストール先を選択します。

      インストール先ディレクトリを変更する場合は“y”を、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

      【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

      この画面は表示されません。

    5. 【[インストール先ディレクトリの指定]画面で“y”を指定した場合】

      インストール先を指定します。

      以下の画面でインストール先のディレクトリ名を半角英数字で指定し、リターンキーを入力します。

    6. 【[インストール先ディレクトリの指定]画面で“y”を指定した場合】

      インストール先を再確認します。

      インストール先ディレクトリを再び変更する場合は“y”を、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

    7. イベント通知の設定情報を確認します。

      システム監視エージェントの設定を変更する場合“y”またはリターンキーだけを、変更しない場合は“n”を入力します。

      【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

      この画面は表示されません。

      アップグレードインストール、再インストールの場合の注意事項

      • “通知先へは必要な時だけ接続する”(必要時接続)を選択した場合

        部門管理サーバ、または業務サーバの導入時に運用管理サーバが未起動であった場合や、イベント通知先のシステムとの通信が不可能であった場合、運用管理サーバから被監視システムに対してリモートコマンドが投入できない場合があります。

        このような場合、以下のコマンドを被監視システムから実行し、運用管理サーバと被監視システムの間の通信経路を確立させてください。

        /opt/systemwalker/bin/opaconstat -a


        opaconstat(接続構成登録/削除/表示コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

      • 運用管理サーバまたは運用管理サーバへのイベント中継サーバに対してイベント通知先を設定した場合

        運用管理サーバまたは運用管理サーバへのイベント中継サーバに対してイベント通知先を設定すると、[Systemwalkerコンソール]上に自システムのノードが自動登録され、ノードプロパティ項目も自動設定されます。
        自動設定されるノードプロパティ項目の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“構成情報一覧”の“ノードプロパティ項目”に記載されている“イベント通知”の項目を参照してください。


      イベント通知先がクラスタシステムの場合

      イベント通知先がクラスタシステムの場合には、Systemwalker Centric Managerのクラスタサービスのネットワーク名またはIPアドレスを指定します。ネットワーク名は、DNS等のネームサーバまたはhostsファイルに定義されている必要があります。

      イベント通知先は、インストール後に変更することもできます。イベント通知先の設定については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。

    8. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      通知先ホスト名を指定します。

      この画面で指定した情報は、アプリケーション管理を使用する場合の稼働監視の通知先としても使用されます。

      以下の画面でイベント通知先のホスト名またはIPアドレスを入力します。

      NAT環境にあるコンピュータにインストールする場合の注意事項

      イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先コンピュータのIPアドレスがNATによって変換される場合は、NATによる変換後のIPアドレス(このコンピュータから見える、トラップ通知先コンピュータのIPアドレス)を設定してください。

    9. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      接続方を指定します。

      常時接続する場合は、“1”を、必要な時だけ接続する場合は“2”またはリターンキーだけを入力します。

    10. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      自ホスト名の決定方を指定します。

      DNSを使用した完全修飾ホスト名の場合は“1”またはリターンキーだけを、TCP/IPプロトコルで設定されているホスト名の場合は“2”を、任意のホスト名の場合は“3”を入力します。

      “3”を入力した場合は、さらにホスト名を半角英数字で入力します。

      自ホスト名に任意のホスト名を指定する場合には、注意が必要です。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“通信環境を設定する”を参照してください。

    11. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      イベント通知先の設定情報を再確認します。

      イベント通知先の設定情報を再度変更する場合は“y”を、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

  8. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で、インストールを開始する場合は“y”を、中止する場合は“n”を入力します。

  9. インストールを終了します。

    インストールが正常に完了すると以下の画面が表示されます。リターンキーだけを入力します。

  10. インストール後の作業

    【Solaris】

    システムパラメタが適切に設定されていない場合、システムを再起動する必要があります。システムパラメタに関しては、“システムパラメタのチューニング【Solaris版/Linux版】”を参照してください。

    以下にシステム再起動コマンドの例を示します。

    # cd /
    # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0

    【AIX】

    /etc/rc.shutdownファイルに以下の行を定義してください。

    /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr -s

    再起動する場合の注意事項

    上記設定を行わない場合、Systemwalker Centric Managerが正常に停止できないことがあります。また、OS再起動時などにSystemwalker Centric Managerが正常に起動できなくなり、運用に支障が生じる場合があります。
    なお、OSを再起動する場合は、rebootコマンドを使用せず、shutdownコマンドを使用してください。

    # cd /
    # /usr/sbin/shutdown -r now

◆【Solaris 10(Non-global Zone)】

  1. Global Zoneへログインします。

    Global Zoneへログインし、管理者(root)ユーザになります。

  2. インストールCD-ROMをセットします。

  3. ボリューム管理デーモンが動作していない場合は、以下のコマンドによりCD-ROMをマウントします。

    # /usr/sbin/mount -F hsfs /dev/dsk/<デバイス名> <マウント先ディレクトリ>


  4. CD-ROMの内容を、Global Zoneのディスク上にコピーします。
    (以降の例では、コピー先は“/PKG”とします。)

    # cp -rfp <CD-ROMマウントポイント>/* /PKG


  5. インストールしたいNon-global Zoneを作成します。

    インストールしたいNon-global Zoneを作成します。(既にZoneの構築が完了している場合は、本手順は不要です。)

    なお、Zoneの作成方法はSolarisのマニュアルを参照してください。

  6. インストール対象のNon-global Zoneを停止します。

    5で作成した(または既に作成済みの)Non-global Zoneを以下のコマンドで停止します。
    (以降の例では、インストール対象のNon-global Zoneの名称は“SWZONE”とします。)

    # /usr/sbin/zoneadm -z SWZONE halt


  7. 4で作成したインストールCD-ROMの複製場所をNon-global Zoneからも参照できるようにZoneの設定を行います。

    以下のコマンドにより、Non-global Zoneからも4で作成したインストールCD-ROMの複製を参照できるようにします。

    # zonecfg -z SWZONE

    zonecfg:SWZONE> add fs        <- “add fs”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set dir=/SWPKG   <- “set dir=/SWPKG”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set special=/PKG  <- “set special=/PKG”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set type=lofs   <- “set type=lofs”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set options=ro   <- “set options=ro”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> end        <- “end”と入力
    zonecfg:SWZONE> commit        <- “commit”と入力
    zonecfg:SWZONE> exit         <- “exit”と入力

    以上の設定により、次回Non-global Zoneの起動時から、Global Zoneで作成したCD-ROMの複製が、Non-global Zoneの/SWPKGディレクトリから、読み込み専用ファイルシステムとして参照することが可能になります。

  8. インストール対象のNon-global Zoneを起動します。

    5で作成した(または既に作成済みの)Non-global Zoneを以下のコマンドで起動します。

    # /usr/sbin/zoneadm -z SWZONE boot


  9. Non-global Zoneへログインし、Systemwalkerをインストールします。

    7で設定したNon-global Zoneで参照できるディレクトリから、通常どおりインストールを行います。

    # /SWPKG/unx/swsetup

以降は、“【Solaris 9/10(Global Zone)/HP-UX/AIX】”の手順4からと同じです。

なお、何らかの理由でNon-global Zoneから上記のディレクトリ参照する必要がなくなった場合には、以下のコマンドにより、設定を解除することができます。

この場合も、Non-global Zoneを停止した後に作業を行ってください。

# zonecfg -z SWZONE
zonecfg:SWZONE> remove fs dir=/SWPKG
zonecfg:SWZONE> commit
zonecfg:SWZONE> exit

Linuxサーバへのインストー

部門管理サーバおよび業務サーバのインストールについて説明します。

  1. スーパーユーザでログインします。

    Systemwalker Centric Managerをインストールするサーバに、スーパーユーザでログインします。

  2. インストール媒体をセットします。

    インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    CD-ROM装置のデバイス名についての注意事項

    CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    # /bin/mount -t iso9660 -r /dev/〜/mnt/cdrom

    備考.デバイス名(/dev/〜)は、システムによって異なる場合があります。/cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  3. インストールコマンドを実行します。

    Systemwalker Centric Managerのインストールコマンドを起動します。

    # CD-ROMのマウントポイント/unx/swsetup

     

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で、リターンキーを入力します。

  5. 購入ライセンスを選択します。

    以下の画面で購入ライセンスを入力します。部門管理サーバの場合は“2”を、業務サーバの場合は“2”、“3”、“4”または“5”を入力します。

    【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

    [購入ライセンスの選択]画面は表示されません。

  6. 【[購入ライセンスの選択]画面で[エージェント]を指定した場合】インストール種を選択します。

    この画面は、Systemwalker Centric Managerのインストール媒体で新規インストールする場合に、インストールする種別を選択するために表示されます。部門管理サーバの場合は、“1”を、業務サーバの場合は、“2”を入力します。

    【アップグレードインストール、再インストールの場合】

    既にインストールされているSystemwalker Centric Managerのバージョンレベルが表示されます。

  7. インストール方法を選択します。

    “1”(標準インストール)、または“2”(カスタムインストール)を入力します。

    【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

    [インストール方法選択]画面は表示されず、アップグレードインストール、再インストール、追加インストールを行う旨の確認画面が表示されます。インストール方法はカスタムインストールで固定となります。

    [標準インストールの場合]

    オプション機能、およびインストール先ディレクトリは以下のとおりです。

    1. イベント通知先の設定情報を確認します。

      システム監視エージェントの設定を変更する場合“y”またはリターンキーだけを、変更しない場合は“n”を入力します。

      通知先ホストのIPアドレス、またはホスト名を指定します。

      その他のデフォルト値

      • 接続方法:通知先へは必要な時だけ接続する
      • 自ホスト名取得方法の設定:DNSを使用した完全修飾ホスト名

    [カスタムインストールの場合]

    1. オプション機を確認します。

      インストールするオプション機能の一覧を確認する画面が表示されます。表示される機能はインストール種別により異なります。インストールするオプション機能を変更する場合は、“y”、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

      表示記号([ ])について説明します。

      • ○:機能をインストールします。
      • ◎:機能をインストールします。(選択不可)
      • なし:機能をインストールしません。

      なお、文字コードがUTF-8の場合は、“○”が“*”、“◎”が“$”で表示されます。

    2. 【オプション機能の確認で"y"を指定した場合】

      変更するオプション機能を選択します。

      以下の画面でインストールする機能を選択します。

      オプション機能の変更方法を以下に示します。

      • 番号:

        機能を選択する場合に入力します。

      • !番号:

        機能の選択を解除する場合に入力します。

      • e:

        インストール機能の選択を終了する場合に入力します。

      複数指定する場合は、カンマ(,)またはブランクで区切ります。

      [使用例]

      “3.アプリケーション管理”機能を解除し、“4.リモート電源制御”機能を選択する場合

      指定方法[選択:番号 選択解除:!番号 ヘルプ:? 入力完了:e]
      ==> !3,4

       

    3. アプリケーション管理をインストールした場合、アプリケーション管理の注意事項の画面が表示されます。確認後、リターンキーを入力します。

    4. インストール先を確認します。

      [インストール先ディレクトリの指定]画面でインストール先ディレクトリを確認してリターンキーだけを入力します。

      【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

      この画面は表示されません。

    5. イベント通知の設定情報を確認します。

      システム監視エージェントの設定を変更する場合は“y”またはリターンキーだけを、変更しない場合は“n”を入力します。

      【アップグレードインストール、再インストール、追加インストールの場合】

      この画面は表示されません。

    6. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      通知先ホスト名を指定します。

      ここで指定した情報は、アプリケーション管理を使用する場合の稼働監視の通知先としても使用されます。

      以下の画面でイベント通知先のホスト名またはIPアドレスを入力します。

      NAT環境にあるコンピュータにインストールする場合の注意事項

      イベントおよびSNMPトラップ情報の通知先コンピュータのIPアドレスがNATによって変換される場合は、NATによる変換後のIPアドレス(このコンピュータから見える、トラップ通知先コンピュータのIPアドレス)を設定してください。

    7. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      接続方を指定します。

      常時接続する場合は、“1”を、必要な時だけ接続する場合は“2”またはリターンキーだけを入力します。

      アップグレードインストール、再インストールの場合の注意事項

      • “通知先へは必要な時だけ接続する”(必要時接続)を選択した場合

        部門管理サーバ、または業務サーバの導入時に運用管理サーバが未起動であった場合や、イベント通知先のシステムとの通信が不可能であった場合、運用管理サーバから被監視システムに対してリモートコマンドが投入できない場合があります。

        このような場合、以下のコマンドを被監視システムから実行し、運用管理サーバと被監視システムの間の通信経路を確立させてください。

        /opt/systemwalker/bin/opaconstat -a


        opaconstat(接続構成登録/削除/表示コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

      • 運用管理サーバまたは運用管理サーバへのイベント中継サーバに対してイベント通知先を設定した場合

        運用管理サーバまたは運用管理サーバへのイベント中継サーバに対してイベント通知先を設定すると、[Systemwalkerコンソール]上に自システムのノードが自動登録され、ノードプロパティ項目も自動設定されます。
        自動設定されるノードプロパティ項目の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“構成情報一覧”の“ノードプロパティ項目”に記載されている“イベント通知”の項目を参照してください。


      イベント通知先がクラスタシステムの場合

      イベント通知先がクラスタシステムの場合には、Systemwalker Centric Managerのクラスタサービスのネットワーク名またはIPアドレスを指定します。ネットワーク名は、DNS等のネームサーバまたはhostsファイルに定義されている必要があります。

      イベント通知先は、インストール後に変更することもできます。イベント通知先の設定については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“通信環境を設定する”を参照してください。

    8. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      自ホスト名の決定方を指定します。

      DNSを使用した完全修飾ホスト名の場合は“1”またはリターンキーだけを、TCP/IPプロトコルで設定されているホスト名の場合は“2”を、任意のホスト名の場合は“3”を入力します。

      “3”を入力した場合は、さらにホスト名を半角英数字で入力します。

      自ホスト名に任意のホスト名を指定する場合には、注意が必要です。詳細については、““Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“通信環境を設定する”を参照してください。

    9. 【[イベント通知先の指定]画面で“y”を指定した場合】

      イベント通知先の設定情報を再確認します。

      イベント通知先の設定情報を再度変更する場合は“y”を、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

  8. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で、インストールを開始する場合は“y”を、中止する場合は“n”を入力します。

  9. インストールを終了します。

    インストールが正常に完了すると以下の画面が表示されます。リターンキーだけを入力します。

  10. インストール後の作業。

    システムパラメタが適切に設定されていない場合、システムを再起動する必要があります。システムパラメタに関しては、“システムパラメタのチューニング【Solaris版/Linux版】”を参照してください。

    以下にシステム再起動コマンドの例を示します。

    # cd /
    # /sbin/shutdown -r now


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