Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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2.1.2 接続方法の決定
メッセージおよびコマンド情報は、前述した“論理的通信構造の決定”で設計した構造で送信されますが、このときの各サーバ間の通信方法には以下の2種類があります。
- 常時接続:
- 常に通信パスが接続されている形態
- 必要時接続:
- データの送信が必要な場合だけパスを接続する形態
各サーバ間で送信先システムを設定するときに、どの接続方法を採用するかを決定します。接続方法の選択基準を以下に示します。
- 常時接続では、直下に接続する被監視システムが512台以下に限定されます。被監視システムの台数が多い場合には、必要時接続を選択します。
- 常時接続では通信パスが常に接続されるため、接続時間で課金される回線には利用できません。この場合には必要時接続を選択します。
Systemwalker Centric Managerのバージョンレベルの構成上、常時接続に限定されない場合は、必要時接続をお薦めします。
アプリケーション管理機能についての注意事項
- 監視対象の業務サーバ・部門管理サーバが10.0(UNIX版)またはV10.0L10(Windows版)以前の場合、アプリケーション管理機能をインストールすると、ポリシーが設定されていない状態(アプリケーション管理を未使用の状態)でも自動的に起動し、通知先ホストへ常時接続します。
- 上位サーバまたは下位サーバがSystemwalker CentricMGR V10.0L21または10.1以前の場合には、通信環境の設定に関係なく、常に“常時接続”で接続されますので、INS回線のように接続時間で課金される回線を使用している場合は、アプリケーション管理機能のインストールはしないでください。
また、アプリケーション管理機能をインストールする場合は、サービス起動を抑止してください。詳細は、Systemwalker技術情報ホームページの“Systemwalker Centric Manager Q&A集”を参照してください。
■常時接続と必要時接続
常時接続とは、システム起動時に監視システムと被監視システムが接続し、その接続がシステム終了時まで維持される接続形態です。必要時接続とは、メッセージ発生時やコマンド投入時など、システム間で接続する必要があるときだけ通信パスを接続し、通信が終わったら切断する接続形態です。以下の図は、常時接続と必要時接続のイメージを示したものです。
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