Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 運用管理サーバの環境構築> 3.5 利用する機能により必要なディスク容量の見積もり

3.5.4 性能監視に必要な資源

ネットワーク性能監視を使用するためには、システムリソースと以下のファイルを作成するためのディスクが必要です。

ネットワーク性能監視機能では、管理サーバからのポーリングによって監視を行います。したがって、ポーリングの対象となる被監視ノードの規模に比例した形で、必要なシステムリソース量も大きくなります。

◆性能情報ファイ

以下の式で算出します。

性能情報出力一括作成の場合

性能情報ファイル容量 (MB) =
 (監視インタフェース数×7+サーバ性能監視デバイス数)
 × 0.0004 × (1440÷性能情報収集間隔(分) )
 ×性能情報ファイル最大保持数


サーバ性能監視デバイス数 =
 サーバ性能監視ノード数 +
 サーバ性能監視ノードの物理ディスク数合計 +
 サーバ性能監視ノードのCPU数合計

※監視インタフェース数、サーバ性能監視デバイス数は、全部門管理サーバの総合計となります。

以下の条件では、約24.4MB必要です。

性能情報出力一時作成/F3crTrfBcsv(性能情報のCSV出力コマンド)の場合

性能情報ファイル容量 (MB) =
 (監視インタフェース数×7+サーバ性能監視デバイス数)
 × 0.0004 × (1440÷性能情報収集間隔(分) )
 ×対象範囲日数


サーバ性能監視デバイス数 =
 サーバ性能監視ノード数 +
 サーバ性能監視ノードの物理ディスク数合計 +
 サーバ性能監視ノードのCPU数合計

※監視インタフェース数、サーバ性能監視デバイス数は、指定した部門管理サーバの総合計となります。

※対象範囲日数は、出力指定した対象範囲の日数です。なお、ログ蓄積ファイル切替え単位が月の場合は、出力指定した対象範囲月の合計日数となります。

※F3crTrfBcsvコマンドの場合は、指定したCSVファイル出力先、およびカレントディレクトリに同等の領域が必要です。

◆性能情報出力一時ファイ

以下の式で算出します。

性能情報出力一時ファイル容量 (MB) =
 (監視インタフェース数× 7+サーバ性能監視デバイス数)
 × 0.0004 × (1440÷性能情報収集間隔(分) )
 + ログ蓄積ファイル切替え前のファイル容量 × 1.11

サーバ性能監視デバイス数 =
 サーバ性能監視ノード数 +
 サーバ性能監視ノードの物理ディスク数合計 +
 サーバ性能監視ノードのCPU数合計

※監視インタフェース数、サーバ性能監視デバイス数は、出力時に指定する部門管理サーバ配下の監視ノードの合計です。

以下の条件では、約1.7MB必要です。

◆基準値監視データベー

以下の式で算出します。

基準値監視データベース容量 (MB) =
 0.022 × 最大統計数 ×
 (監視インタフェース数 + サーバ性能監視デバイス数) 

サーバ性能監視デバイス数 =
 サーバ性能監視ノード数 +
 サーバ性能監視ノードの物理ディスク数合計 +
 サーバ性能監視ノードのCPU数合計

以下の条件では、約14.5MB必要です。

◆ヒストリデータベー

以下の式で算出します。

ヒストリデータベース容量(MB) =
 0.019×ヒストリ表示時間範囲(時間) ÷
 性能情報採取ポーリング間隔(分) ×
 (監視インタフェース数 + サーバ性能監視デバイス数)


サーバ性能監視デバイス数 =
 サーバ性能監視ノード数 +
 サーバ性能監視ノードの物理ディスク数合計 +
 サーバ性能監視ノードのCPU数合計

以下の条件では、約0.2MB必要です。

◆ログ蓄積ファイ

以下の式で算出します。

ログ蓄積ファイルは切替え時に圧縮して保持します。

ログ蓄積ファイルの最大ファイル容量は、切替え前のファイル容量と切替え後のファイル容量の総和となります。

切替え前のファイル容量 (MB) =
 ((監視インタフェース数 × 7)+ サーバ性能監視デバイス数) ×
 0.00041)
 ×(ログ蓄積ファイル切替えまでの経過時間(分)
 ÷ 性能情報収集間隔(分) )

ログ蓄積ファイル最大ファイル容量 (MB)
 0.11×切替え前のファイル容量×ログ蓄積ファイル最大保持数
 + 切替え前のファイル容量

ログ蓄積ファイル切替えまでの経過時間:

0.11:圧縮率

サーバ性能監視デバイス数 =
 サーバ性能監視ノード数 +
 サーバ性能監視ノードの物理ディスク数合計 +
 サーバ性能監視ノードのCPU数合計

※監視インタフェース数、サーバ性能監視デバイス数は、部門管理サーバ配下の監視ノードの合計です。

以下の条件では、約3.5MB必要です。


運用管理サーバ/部門管理サーバの設置台数

CPU使用量を見積もり、運用管理サーバ/部門管理サーバの設置台数が妥当かどうかを確認します。なおCPU使用量はコンピュータの仕様や動作環境によって変動する可能性がありますので、目安として用いてください。

【管理サーバがWindows版の場合】
CPU使用率(%) = 0.09n + 0.04m (ベースライン監視有効時)

CPU使用率(%) = 0.07n + 0.03m (ベースライン監視無効時)

【管理サーバがSolaris版の場合】
CPU使用率(%) = 0.06n + 0.04m (ベースライン監視有効時)

CPU使用率(%) = 0.05n + 0.03m (ベースライン監視無効時)

【管理サーバがLinux版の場合】
CPU使用率(%) = 0.12n + 0.08m (ベースライン監視有効時)

CPU使用率(%) = 0.10n + 0.06m (ベースライン監視無効時)

n : 監視対象インタフェース数
m : サーバ性能監視対象ノード数

目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008