Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3章 運用管理サーバの環境構築 | > 3.5 利用する機能により必要なディスク容量の見積もり |
イベント監視では、運用管理サーバに以下のファイルが必要です。
メッセージを格納するファイルです。
[リモートコマンド]ウィンドウから投入されるコマンドとその応答を格納するファイルです。
システム監視エージェント停止時、サービス内部に滞留しているメッセージを保存するファイルです。サービス起動時に参照されます。
イベント監視の条件定義より実行するアクションの実行履歴を格納するファイルです。
イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の定義履歴を格納するファイルです。
それぞれのファイルの内容は、イベント監視のコマンドおよびイベント監視のAPIで参照することができます。イベント監視用コマンドの概要については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を、イベント監視のAPIの詳細については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”を参照してください。
それぞれのファイルの見積もり方法を説明します。
8(MB) |
【T】=【C】×【G】×【S】×【D】 |
【T】:保存するコマンドと応答の総数。
【C】:1システムあたり1日に発行するコマンドの平均個数(予測値)。
運用に応じて概算値を設定します。
【G】:1コマンドあたりの応答の平均行数(予測値)。
【S】:監視するシステム数。
【D】:コマンドとその応答を保存しておく日数。
【L】×【N】=【T】 |
【L】:コマンドログファイル数。(1〜19の範囲)
【N】:1ログファイルあたりのコマンドとその応答の格納数。
ディスク使用量(B) = |
コマンド長および応答長の平均の目安は、50バイトと考えてください。
【UNIX版】
UTF-8環境の場合、コマンド長および応答長の平均の目安は、75バイトと考えてください。
例えば、1システム1日当たり平均10個のコマンドを投入し、応答の平均行数が20行で、10システムの1か月分のコマンドとその応答を保存したい場合は、以下のような見積もりになります。
(コマンド長および応答長の平均を50で計算した場合)
【T】= 10 × 20 × 10 × 30 = 60,000 |
ディスク使用量 = |
[通信環境定義詳細]ダイアログボックスの[ログファイル定義]タブを表示し、以下の値を設定します。
ディスク使用量 (MB) = |
ディスク使用量(KB)=保存するアクション数×9 |
保存するアクション数とは、アクション実行履歴ログに格納するアクションの数です。保存するアクション数は、[アクション環境設定]画面の[詳細設定]ボタンをクリックし、[アクション環境設定(詳細)]画面の[ログ]タブにより変更可能です。
イベント監視の条件定義が、10世代まで保持されます。
ディスク使用量(KB)= |
ディスク使用量(KB)= 60 × 10 × 20 = 12000(KB) |
イベント監視の条件定義とイベントコリレーション定義が、10世代まで保持されます。
ディスク使用量(KB)= |
ディスク使用量(KB)= 60 × 10 = 600(KB) |
イベント監視の条件定義の過去定義ファイルのサイズの目安値は、以下の通りです。
ただし、イベント定義やアクション定義の内容により、以下のサイズより大きくなることがあります。
イベント監視の条件定義の行数 |
イベント監視の条件の過去定義ファイルのサイズ |
30行(※1) |
4 KB |
100行 |
12 KB |
250行(※2) |
30 KB |
500行 |
60 KB |
1000行 |
120 KB |
5000行 |
600 KB |
※1 SE/EEのインストール直後は、約30行のイベント監視の条件定義が設定されています。
※2 GEEのインストール直後は、約250行のイベント監視の条件定義が設定されています。
イベントコリレーション定義の過去定義ファイルのサイズの目安値は、以下の通りです。
ただし、イベント監視の条件定義やコリレーション定義の内容により、以下のサイズより大きくなることがあります。
イベントコリレーション定義の行数 |
イベントコリレーション定義の過去定義ファイルのサイズ |
0行(インストール直後) |
4 KB |
30行 |
9 KB |
100行 |
19 KB |
500行 |
80 KB |
1000行 |
160 KB |
2000行 |
320 KB |
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