Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.52 drmsmdfy(DRMS管理ファイルの管理情報変更コマンド(サーバ用))

1.2.52.2 ユーザ資源データの変更

■機能説明

ユーザ資源の登録情報を変更します。複数世代を変更する場合は、世代ごとに指定します。

■記述形式

drmsmdfy

-a rsc -g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] [-k quick|man|ipl|date] [-t YYYYMMDDhhmm|unfix] [-u ユーザ情報] [-c コメント] [-l 適用先ID] [-U yes|no] [-Z 資源属性情報格納ファイル] [-G quick|apply]

■オプション

-a rsc:
本コマンドの機能を定義します。本オプションは“rsc”と指定します。
-g 資源グループ名:
変更するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。
-v バージョン・レベル:
変更するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルはASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。また、ワイルドカード指定および複数指定はできません。
-e 世代識別名:
変更するユーザ資源の所属する資源グループの世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。-lオプションを指定する場合、本オプションは指定できません。
-k quick|man|ipl|date:
ユーザ資源の適用種別を変更する場合に指定します。本オプションは以下のように指定します。
quick:
即時適用
man:
手動適用
ipl:
IPL適用
date:
後刻適用
-t YYYYMMDDhhmm|unfix:
ユーザ資源の適用予定日時を変更する場合に指定します。本オプションは以下のように指定します。-kでdateを指定する場合は、必ず本オプションを指定してください。-kオプションでdate以外を指定した場合、本オプションは無効となります。
YYYY:
西暦年を指定します。
MM:
01〜12で月を指定します。
DD:
01〜31で日付を指定します。
hh:
00〜23で時間を指定します。
mm:
00〜59で分を指定します。

なお、適用予定日時を未定にしたい場合は、以下のように指定します。

unfix:
適用予定日時を未定にします。
-u ユーザ情報:
ユーザ情報を変更する場合に、12バイト以内の半角文字列で指定します。
-c コメント:
コメントを変更する場合に指定します。

Windows版の場合、コメントは、ASCII(30文字以内)またはシフトJIS(15文字以内)の全角文字列で指定します。

UNIX版の場合、コメントは、ASCII(30文字以内)、EUC(15文字以内)またはシフトJIS(15文字以内)の全角文字列で指定します。ただし、Linuxで指定可能な全角文字列は、ASCII(30文字以内)およびEUC(15文字以内)だけです。

-l 適用先ID:
適用先IDを変更する場合に指定します。本オプションを指定する場合、-eオプションは指定できません。
-U yes|no:
個別資源をメンテナンス版数の更新と非同期にクライアントへダウンロードするかどうかを以下のとおり指定します。

本オプションは、メンテナンス版数運用で、個別資源を登録したサーバの直下にクライアントが存在する場合(2階層運用)に意味を持ちます。

yes:
個別資源をメンテナンス版数の更新と非同期にクライアントへダウンロードします。
no:
個別資源をメンテナンス版数の更新後にクライアントへダウンロードします。

本オプションにyesを指定する場合は、登録した資源がクライアント用の業務として定義されている必要があります。

-Z 資源属性情報格納ファイル:
資源属性情報格納ファイルへのパス名を指定します。属性情報は、DRMS編集ファイルのown_gennumオプション、other_gennumオプション、apply_gennumオプション、newgenオプションの指定値となります。各オプションは、必要なものだけ指定してください。前回の設定値は、すべて本オプションで指定された値に置き換わります。

なお、本オプションを指定した場合は、-eオプションは指定できません。

ファイルの形式については、“資源属性情報格納ファイル”を参照してください。

-G quick|apply:
クライアント資源のダウンロード種別を指定します。ダウンロード種別を以下に示します。
quick:
指定された世代の資源グループを事前配付する場合に指定します。
apply:
指定された世代の資源グループを通常配付する場合に指定します。

なお、本オプションを省略した場合は、情報は変更されません。

■復帰値

0:成功
変更処理が正常に終了しました。
3:処理継続不可能な使用者エラー
指定した資源グループ名または世代識別名がありません。変更処理ができません。

オプションの指定に誤りがあります。変更処理ができません。

4:プログラム・エラー
システムにエラーが発生しました。変更処理ができません。

■参照

DRMS編集ファイル
資源属性情報格納ファイル
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

資源グループ名、世代識別名には、英数字(0〜9、A〜Z、a〜z)と“#”だけ、バージョン・レベルには英数字(0〜9、A〜Z、a〜z)だけ使用できます。

■使用例1

資源グループ名“TEXTDATA”、世代識別名“E001”、バージョン・レベル“V11L10”について、適用種別を“date”、適用予定日時を“1999年4月5日16時00分”に変更します。

drmsmdfy -a rsc -g TEXTDATA -e E001 -k date -t 199904051600 -v V11L10

■使用例2

資源グループ名“TEXT03”、世代識別名“E012”、バージョン・レベル“V11L10”について、適用種別を“quick”に変更します。

drmsmdfy -a rsc -g TEXT03 -e E012 -k quick -v V11L10

■実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008