Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド |
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付録E データベースの二重化処理の異常での詳細なリカバリ手順 | > E.3 RERUNログ反映処理異常からのリカバリ方法 |
RERUNログの反映処理でデータベース定義不整合を検知した場合のリカバリは、 両ノードで連携して行うリカバリ手順で表定義からの再作成とデータベースの全件複写を実施します。
両ノードで連携して行うリカバリ手順の“ログ破棄の利用設定”を行う前に、メッセージで示されたDSIを閉塞します。その後、両ノードで連携して行うリカバリ手順の“異常原因に応じたリカバリ”で、両ノードの表定義からの再作成および正系ノードでSymfoware Serverのrdbunlコマンドを利用してアンロードしたデータを、Symfoware Serverのrdbsloaderコマンドを利用して創成します。
下表の場合は、表定義の再作成は不要です。両ノードで連携して行うリカバリ手順の“異常原因に応じたリカバリ”にて、“リカバリ方法”で説明している操作を行います。
表定義の再作成が不要な現象 |
リカバリ方法 |
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ユニークインデックスのDSIの未フォーマット |
副系ノードで対象のDSIをrdbfmtコマンドでフォーマットを行う。または、表のDSI をrdbunlコマンドでアンロードしたデータをrdbsloaderコマンドでロードを行う。 |
表のDSIの未フォーマット |
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インデックスのDSI未定義 |
副系ノードでDSI定義を追加する。 |
ユニークインデックスのDSO未定義 |
副系ノードで表定義から再作成を行う。 |
表定義の再作成の詳細については“Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。
Symfoware Serverのrdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドの詳細は“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
両ノードで連携して行うリカバリ手順については“両ノードで連携して行うリカバリ”を参照してください。
データベース定義の不整合とは、両ノードでデータベース定義またはデータベースの状態が異なる場合のことです。副系ノードでデータベースの定義途中やデータベースの初期化途中に運用を開始した場合に発生します。データベース定義不整合には以下があります。
ユニークインデックスのDSIの未フォーマット
表のDSIの未フォーマット
インデックスのDSI未定義
ユニークインデックスのDSO未定義
表の更新履歴の不一致
正系と副系のデータベースは、定義の変更操作履歴を含めて一致している必要があります。例えば定義の表示コマンドで一致している定義であっても、表の更新履歴が不一致の場合(ALTER TABLEなどを両ノードで異なった操作をした場合など)、RERUNログ反映処理は異常終了します。
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