Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.2 起動・停止時の異常> 5.2.3 DBミラーリングサービス停止時の異常

5.2.3.1 DBミラーリングサービス停止時のRLPの障害

DBミラーリングサービス停止時にRLPの障害が発生した場合は、RLPが閉塞してDBミラーリングサービスの停止が失敗します。
本事象が発生した場合は、DBミラーリングサービスの緊急停止を行ってから、DCUの再構築を行い、DBミラーリングシステムの運用を再開します。

■操作の手順

■両ノード共通の操作

  1. RLP閉塞メッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'
  2. DBミラーリングサービス停止の失敗を確認します。

    SYMFOWARE_SYMDX: ERROR: 32212: dxsvstop (オプション名)コマンドが異常終了しました
  3. システムログから、ディスク障害などを通知するメッセージを確認します。

  4. ディスク障害などを通知するメッセージから、障害の原因を調査し、ディスク交換などのリカバリを行います。

  5. DBミラーリングサービスの緊急停止を行います。

    $ dxsvstop -term
  6. DCUを再構築します。

DBミラーリングサービス停止時の異常原因として、RLPのオフラインの異常を検知する可能性があります。この場合、上記の1において以下のメッセージが出力されます。以降の対処は上記と同様です。なお、qdg20122eと同時に出力する場合があります。
RLPのオフラインの異常:
rdb: ERROR: qdg20146u:RLPのオフライン処理が異常終了しまし RLP名='RLP名' オンラインモード='オンラインモード'

DBミラーリングサービスの緊急停止時にRLP障害が発生した場合、再びDBミラーリングサービスの緊急停止を実行する必要はありません。


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