Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.2 起動・停止時の異常> 5.2.1 Symfoware/RDB起動時の異常

5.2.1.1 Symfoware/RDB起動時のRLPの障害

Symfoware/RDB起動時にRLPの障害が発生した場合は、Symfoware/RDBの起動が失敗します。
本事象が発生した場合は、Symfoware/RDBを再度起動し、利用者業務を開始してください。
その後、利用者業務が停止可能になるまで待ってから、DCUの再構築を行いDBミラーリングシステムの運用を再開します。

■操作の手順

■両ノード共通の操作

  1. Symfoware/RDBの起動の失敗を確認します。

  2. RLP閉塞メッセージを確認します。

    rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'

    RLP障害原因によってはSymfoware/RDBの起動が失敗しても、RLP閉塞となっていない場合があります。

  3. システムログから、ディスク障害などを通知するメッセージを確認します。

  4. RLP閉塞となっていない場合は、ディスク障害などを通知するメッセージから、障害の原因を調査し、リカバリを行います。

  5. Symfoware/RDBを起動します。Symfoware/RDBの起動後、利用者業務を継続することが可能です。
    なお、前回のSymfoware/RDBの起動でRLP閉塞となっていた場合、次の手順として手順6“DBミラーリングサービスの緊急停止”の代わりに以下を実施してください。

  6. DCUを構成するRLPのいずれかのRLP、または両方のRLPがRLP閉塞となっている場合、両ノードでDBミラーリングサービスの緊急停止を実行します。

    $ dxsvstop -term

  7. DCUを構成するRLPがRLP閉塞となっていない場合、以降のリカバリ作業を実施する必要はないため、DBミラーリングサービスを起動して利用者業務を継続してください。

  8. DCUを再構築します。

RLP障害が発生した場合は、次回のSymfoware/RDBの起動は成功します。


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