Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド |
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第2章 ジョブの設計 |
ジョブの構成設計にもとづいて、バッチジョブ定義の各設定項目の値を決定します。バッチジョブ定義は、Windows(R)上で動作するバッチジョブ定義エディタのGUIで作成します。
GUI上の入力/設定項目の一覧を、“バッチジョブ定義の指定項目”に示します。ジョブの構成設計で決定した内容をもとに、ジョブの設定項目を決めます。
バッチジョブ定義の設計時のポイントについて説明します。
バッチジョブ定義の生産性を向上させるために、以下を観点にして設計することを推奨します。
同じバッチアプリケーションを、複数のジョブで使用する場合には、対象のバッチアプリケーションのジョブステップをプロシジャ定義で定義します。同じ内容のジョブステップを複数定義する必要がなくなり、バッチジョブ定義開発の生産性を上げることができます。また、ファイル名だけが異なるようなジョブステップも、置換えパラメタを使うことで、プロシジャ定義で共通化できます。
プロシジャ定義については、“プロシジャ定義”を参照してください。
割り当てるファイル名だけが異なるバッチジョブ定義を、複数定義しなければならないような場合は、置換えパラメタを使用します。置換えパラメタは、ジョブの投入時(ジョブスケジューラでのジョブネット登録時)に置き換える値を設定して、ジョブに反映できるので、ジョブの汎用化が図れます。
置換えパラメタについては、“置換えパラメタ”を参照してください。
多重実行するジョブは、ジョブスケジューラのジョブネットのスケジュール構成を多重実行できるように設定します。多重実行するジョブのバッチジョブ定義で割り当てる非一時ファイルは、割り当てるファイル名に置換えパラメタを使用して、投入するジョブごとに実際に割り当てるファイル名が重複しないようにします。固定のファイル名のまま多重実行した場合、ファイル管理機能の排他制御で、資源の競合(排他待ち)や、排他エラーが発生します。
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