Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
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第2章 ジョブの設計

2.4 バッチアプリケーションの設計

ジョブの構成設計にもとづいて、バッチアプリケーションを設計します。
バッチジョブ定義の設計時のポイントについて説明します。

■生産性を考慮した設計

バッチアプリケーションの生産性の向上のために、以下を観点にして設計することを推奨します。

◆処理の共通部品化

複数のバッチアプリケーションで共用できる処理が存在する場合は、共通処理をバッチアプリケーションとは別のプログラム(サブプログラム)にします。これにより、処理を部品化でき、バッチアプリケーション開発の生産性を向上できます。

◆入力パラメタ、環境変数によるデータや処理の切り分け

バッチアプリケーションが処理するデータを入力するファイルから切り出したい、または出力する情報を切り分けたいなどのような場合、入力パラメタや環境変数に切り出すために必要な情報を指定し、バッチアプリケーションでこの情報を取り込みます。これにより、データや処理の切り分け情報をバッチアプリケーションのソースプログラムに書き込む必要がなくなり、バッチアプリケーションの汎用性が向上します。
入力パラメタ、環境変数については、“COBOLアプリケーションのインタフェース”を参照してください。


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