Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド |
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第2章 ジョブの設計 | > 2.1 設計に必要な知識 | > 2.1.2 バッチジョブ定義 | > 2.1.2.2 ジョブステップ定義 |
ジョブステップで使用するファイルの資源を設定します。なお、業務用データベースの資源に関する情報の設定は不要です。
資源を識別する名前です。
資源名は、同一ジョブステップ定義内で一意の値を設定します。
資源名は環境変数名として設定します。環境変数の値にはファイル名を設定します。
使用する資源の種別として以下のいずれかを指定します。
非一時ファイルまたは一時ファイルを指定します。
世代ファイルを使用する場合は、世代ファイル名を指定します(一時ファイルは指定できません)。
先行ステップが使用した資源を指定します。
非一時ファイルと一時ファイルについては“ファイル管理”を参照してください。
ジョブステップで使用するファイルが存在するディレクトリ名を設定します。
世代ファイルを使用する場合は、btfwaddgenfileinfコマンドで指定したディレクトリ名を指定します。
btfwaddgenfileinfコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。
ジョブステップで使用するファイル名を設定します。
世代ファイルを使用する場合は、世代ファイル名を指定します。
世代ファイルを使用する場合に指定します。
世代ファイルを使用する場合に、世代ファイルの相対世代番号を指定します。
最新の世代の相対世代番号は0、古い世代の相対世代番号は負の整数、新しく登録する世代の相対世代番号は'+'を付加した正の整数を指定します。
指定可能な範囲は、-99〜+99です。
各世代のファイル名を直接指定して世代ファイルを使用する場合に、世代ファイルの絶対世代番号を指定します。
絶対世代番号は、各世代のファイル名のうち、世代ファイル名の後ろに付加されている数値(“G”と0のパディングを除く数値)を指定します。
指定可能な範囲は、0〜9999です。
世代番号の指定について、以下の注意事項があります。
- 相対世代番号を指定して、複数のジョブで同時に同じ世代ファイルにアクセスした場合の動作は保証できません。
先行のジョブで世代を作成していた場合、後続のジョブが参照する世代にずれが生じる可能性があります。
上記の問題を回避するためには、複数のジョブで同時に同じ世代ファイルを使用する場合には絶対世代番号で世代ファイルを指定してください。
先行ステップの資源を使用する場合に、先行ジョブステップ名と資源名を指定します。ジョブステップの実行時に、参照する資源が存在しない場合は、エラーとなります。
ファイルの割当て方法と割当て解除方法を指定します。
排他モードおよび共用モードについては、“ファイルの排他の種類”を参照してください。
バッチアプリケーションが使用した資源の後処理を指定します。
ジョブステップが使用するファイルの容量を指定します。
ファイルの容量は、数値と単位を組み合わせて指定します。
ファイルの事前容量チェック機能を利用する場合、運用中に書込みをおこなうファイルに対して、ファイルの論理的なサイズを設定してください。ファイルサイズは、アプリケーションが動作する際に必要となる最大サイズを見積もります。
アプリケーションが動作する際に必要となる最大サイズには、ファイルシステムが“ファイルの制御情報として使用する領域のサイズ”を考慮してください。
ファイルの制御情報として使用する領域のサイズは、以下を目安に見積もってください。
実際のファイルサイズ
ファイルの制御情報として使用する領域のサイズ
16メガバイトまで
20キロバイト程度
100メガバイトまで
100キロバイト程度
100メガバイトより大きい
実際のファイルサイズの0.05〜0.06%程度
実際のファイルサイズの0.1%程度
資源定義に関するコメントを記述します。
コメントは、ステップ情報として、ジョブログに出力できます。
ステップ情報については、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“ステップ情報の出力形式”を参照してください。
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