Interstage Data Effector ユーザーズガイド
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付録A 条件の書式> A.3 集計式

A.3.1 集計式の書式

集計式の定義を以下に示します。

[図:CSV形式の場合]

[図:数値演算式]

[図:XML形式の場合]

[図:数値演算式]

■項目

入力ファイルにおける、処理の対象とする項目を項目名で指定します。
関数のパラメタでない場合、グループ内の任意の1レコードの項目の内容をそのまま返します。

■テキスト

入力ファイルにおける、処理の対象とする要素をテキスト式で指定します。
関数のパラメタでない場合、グループ内の任意の1レコードのテキストノードの内容をそのまま返します。

[図:テキスト式の定義]

■rlen関

グループ内の任意の1レコードについて、項目名またはテキスト式で示される内容の1文字目から、指定した文字数の文字列を返却します。

■定

■val関

グループ内の任意の1レコードについて、項目名またはテキスト式で示される内容から数値のみを抜き出し、その値を返します。
数値を抜き出す規則はグループ式におけるval関数と同じです。
グループ式におけるval関数については“A.2.1 グループ式の書式”を参照してください。

■小数部桁

小数部桁数を指定すると、値を返す際に指定された桁より下の桁を切り捨てた値を返します。

小数部桁数の指定例については、以下を参照してください。

■集合関

集合関数は、グループ内の入力レコード全体に対し、関数のパラメタに指定した項目名、またはテキスト式の内容を集計した値を返します。
集合関数のパラメタに指定した項目名、テキスト式で指定した項目、およびテキストノードが入力レコード中に存在しない場合や、空の場合は、集計の対象に含めません。詳細については、“A.3.2 数値演算式における空の扱い”を参照してください。
sum関数、max関数、min関数およびavg関数は、項目名またはテキスト式で指定した文字列から数値を抜き出して、その数値を集計します。項目から数値を抜き出す規則は、グループ式のval関数と同じです。先頭の0を除き、整数部が18桁を超えるとエラーとなります。
sum関数、max関数、min関数およびavg関数は、セミコロン(;)で区切って、複数の項目名またはテキスト式を記述できます。

■count関

レコード件数を求めます。
count関数のパラメタ($項目名、またはテキスト式)を指定しない場合、そのグループのレコード件数を求めます。
count関数のパラメタ($項目名、またはテキスト式)を指定した場合、指定した項目がレコード中に存在しないレコード、またはそのデータが空のレコードはレコード件数にカウントされません。

■sum関

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の合計を求めます。

■max関

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の最大を求めます。

■min関

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の最小を求めます。

■avg関

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の平均値を求めます。

■ラベ

出力データにおいて項目名またはタグ名として使用される文字列を指定します。


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