Interstage Data Effector ユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

付録C C APIリファレンス> C.2 連結関数

C.2.2 AsisInitReplace

■機

連結処理を行うための各種条件を設定します。

■記述形

#include "libAsis.h"                    /* 公開ヘッダ            */

int AsisInitReplace(

    ASISHANDLE      RHandle,            /* ハンドル               */

    char            *CharacterCode,     /* 文字コード       */

    char            *InFileType,        /* 入力ファイルタイプ     */

    char            *JnlFile,           /* 入力ジャーナルファイル */

    char            *MstFile,           /* 入力マスタファイル     */

    char            *ListDef,           /* 入力項目定義           */

    char            *OutFileType,       /* 出力ファイルタイプ     */

    char            *OutputDef,         /* 出力項目定義           */

    char            *Jnode,             /* 出力単位ノード         */

    char            *Jcondition,        /* 連結条件               */

    char            *OutFile,           /*出力ファイル       */

    char            *Reserve1,          /* リザーブ(NULL)         */

    char            *Reserve2,          /* リザーブ(NULL)         */

    char            *Reserve3)          /* リザーブ(NULL)         */

■パラメ

データ型

パラメタ

用途

説明

ASISHANDLE

RHandle

入力

ハンドルを指定します。

char*

CharacterCode

入力

検索対象となる文字列の文字コードを指定します。
本パラメタを省略した場合(NULL指定時)、UTF-8が指定されたとみなします。

char*

InFileType

入力

入力ファイルタイプを指定します。
本パラメタを省略した場合(NULL指定時)、CSVが指定されたとみなします。

char*

JnlFile

入力

入力ジャーナルファイルを指定します。

char*

MstFile

入力

入力マスタファイルを指定します。
本パラメタを省略した場合(NULL指定時)、入力マスタファイルとの結合を行いません。

char*

ListDef

入力

入力項目を定義します。

char*

OutFileType

入力

本パラメタはNULLを指定してください。

char*

OutputDef

入力

出力項目を指定します。

char*

Jnode

入力

入力ファイルタイプがXML形式の場合に有効です。
出力単位ノードを指定します。
本パラメタを省略した場合(NULL指定時)、
1XML文書から1レコードを出力します。

char*

Jcondition

入力

連結条件を指定します。
入力マスタファイルを指定しない場合は本パラメタを省略します。

連結にかかわる詳細については、“4.3.2.3 繰返し項目のあるXML文書を連結する場合”を参照してください。

char*

OutFile

入力

出力ファイルを指定します。
本パラメタを省略した場合(NULL指定時)、
標準出力に出力します。

CharacterCode (文字コード)

設定

意味

UTF-8

UTF-8の場合

SHIFT-JIS

Shift-JISの場合

EUC

EUC-JPの場合

設定値を二重引用符(")で囲んで指定します。

InFileType (入力ファイルタイプ)

設定

意味

CSV

CSVの場合

XML

XMLの場合

設定値を二重引用符(")で囲んで指定します。

JnlFile (入力ジャーナルファイル)

[図:入力ファイルタイプがCSVの場合]

[図:入力ファイルタイプがXMLの場合]

J略称

スキーマ情報ファイル名

物理ファイル名

MstFile (入力マスタファイル)

[図:入力ファイルタイプがCSVの場合]

[図:入力ファイルタイプがXMLの場合]

M略称

スキーマ情報ファイル名

物理ファイル名

ListDef (入力項目定義)

[図:入力ファイルタイプがCSVの場合]

[図:入力ファイルタイプがXMLの場合]

K略称

K略称の指定に何らかの誤りがある場合、指定されたK略称を含むメッセージが設定されます。
K略称にマルチバイト文字を指定し、かつデータの文字コードとシステムロケールの文字コードが異なる場合、AsisGetMessageText関数で取得できるメッセージには、データロケールの文字コードのマルチバイト文字が含まれるため、メッセージを画面やシステムログなどに出力する場合は注意が必要です。

項目名

テキスト式

[図:テキスト式の定義]

OutputDef (出力項目定義)

[図:出力項目定義]

ラベ

[図:数値演算式]

ListDefで定義したK略称を使用して出力ファイルへの項目の出力順番を定義します。
数値演算式を指定した場合の空の扱いについては、“A 3.2 数値演算式における空の扱い”を参照してください。

定数

小数部桁

切り捨てる前の値
123456789012345678.1234567890123456789

切り捨てた後の値

小数部桁数

切り捨てた後の値

省略時

123456789012345678.123456789012345678

0

123456789012345678

1

123456789012345678.1

-1

123456789012345670

18

123456789012345678.123456789012345678

-18

0

rlen関数

val関数

項目名で示す文字列から数値のみを抜き出します。

sum関数

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の合計を求めます。

max関数

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の最大を求めます。

min関数

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の最小を求めます。

avg関数

項目が示す文字列から数値のみを抜き出し、その数値の平均値を求めます。

Jnode (出力単位ノード)

入力ファイルタイプがXMLで、1文書中の特定の繰り返しノード数分のレコードを出力したい場合に指定します。
出力単位ノードをパス式で指定します。
また、出力項目に指定された項目が1文書中に繰り返し出現した場合には先頭の項目のみが出力されます。

使用例は“4.3.2.3 繰返し項目のあるXML文書を連結する場合”を参照してください。

Jcondition (連結条件)

入力ジャーナルファイルと入力マスタファイルの結合条件を指定します。この連結条件によって参照特定された入力マスタファイルの項目を連結結果として出力します。
連結条件は、1つの入力マスタ(M略称)につき1つ指定します。

連結にかかわる詳細については、“4.3.3 連結機能の注意事項”を参照してください。

[図:連結条件の定義]

下記に示す文字を指定する場合は、エスケープ文字を付加して文字を表現してください。
エスケープ文字は“\”です。

文字

記述方法

半角空白

\s

改行

\n

水平タブ

\t

二重引用符

\"

\マーク

\\

substr関

substr関数は、「$K略称」項目で示す文字列の、指定した位置の文字から指定した文字長の文字列を返却します。

substr($CODE,0,5)

■復帰

復帰値

説明

ASIS_SUCCESS

関数が正常に終了したことを示します。

ASIS_ERROR

関数の実行時に問題が検出されたことを示します。

■関数の利用規則


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2007 FUJITSU LIMITED