Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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付録D 保守情報の採取

D.2 ログ採取機能

 CORBAサービスは、CORBAアプリケーションの動作状態をログ採取することができます。
 CORBAサービスのログには「アクセスログ」、「プロセスログ」、「エラーログ」の3種類があり、それぞれ、CORBAアプリケーションのメソッド発行によるアクセスログ、プロセスの起動・停止状態、エラー情報が採取されます。採取されたデータはログファイルに出力されます。

 採取されたログにより、運用中のトラブル発生時の原因究明に役立てることができます。

 CORBAサービスの3種類のログについて、以下に説明します。

アクセスロ

 CORBAアプリケーションのメソッド動作中のログ(送受信処理のトレース)がサーバ側で採取されます。何らかの原因によりクライアント/サーバ間のメソッド送受信処理が中断・停止してしまった場合に、どの処理まで正常に行われているか確認することができます。

プロセスロ

 CORBAアプリケーションの起動時・終了時に、そのプロセスIDとコマンド実行文が採取されます。
 エラーなどが発生した場合に、プロセスの特定が容易になります。

エラーロ

 CORBAアプリケーションの異常系の情報がエラーログとして採取されます。
 従来、イベントログに出力されなかった情報が採取されるので、エラー原因の特定が容易になります。


下へD.2.1 アクセスログのデータ
下へD.2.2 プロセスログのデータ
下へD.2.3 エラーログ
下へD.2.4 アクセスログ採取レベル(access_log_levelパラメタ)
下へD.2.5 ログ採取のためのアプリケーション開発
下へD.2.6 ログ採取環境(configファイルの設定)
下へD.2.7 ログ採取環境の動的変更(odcntllogコマンド)
下へD.2.8 出力結果の見方

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