Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第4章 ジョブスケジューラコマンド> 4.8 jobschsetnetコマンド

4.8.5 一時変更制御文

ジョブネットの一時変更情報を設定する制御文です。

■記述形式

注1)
jobnetnameオペランドは、TMPキーワードのすぐ後に指定してください。
注2)
tmsgstarttimeオペランドは、tmsgonlymodeオペランドに“ONCE”を指定したときに指定できます。tmsgonlymodeのすぐ後ろに指定してください。
(*):
必ず指定してください。
(**):
どれか1つを必ず選択してください。

■制御文の説明

◆(1) TMP

一時変更制御文の開始を表すキーワードです。

◆(2) ジョブネット名

一時変更情報を設定するジョブネット名を指定します。

“起動日制御文”と“メッセージ事象制御文”を同時に指定する場合、同じジョブネット名を指定してください。

◆(3) 単一起動(一時変更)

ジョブネットを1日に1回起動する場合に、起動時刻を4バイトで指定します。

一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。

◆(4) 複数起動(一時変更)

ジョブネットを1日に複数回起動する場合に、起動時刻を4バイト以内で指定します。起動時刻は6個まで指定することができます。一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。起動時刻を1個しか指定しなかった場合、単一起動(一時変更)として登録されます。複数起動(一時変更)は、グループに含まれるジョブネットでは指定できません。

◆(5) 一定間隔(一時変更)

ジョブネットを一定の間隔で起動する場合に、起動時刻、終了時刻、および起動間隔を指定します。起動間隔の指定範囲は1〜240(分)です。日変わり時刻をはさんで、起動時刻と終了時刻を指定することはできません。一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。一定間隔(一時変更)はグループに含まれるジョブネットでは指定できません。

◆(6) IPL時起動(一時変更)

ジョブスケジューラサービス/デーモンの起動時にジョブネットを起動する場合に、“ON”を指定します。一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。IPL時起動(一時変更)はグループに含まれるジョブネットでは指定できません。

◆(7) メッセージ起動(一時変更)

特定のイベント事象が発生したときだけジョブネットを起動する場合に、“ON”を指定します。一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。メッセージ起動(一時変更)はグループに含まれるジョブネットでは指定できません。

◆(8) 電源未投入時の処置(一時変更)

ジョブネット起動予定時刻にジョブスケジューラサービス/デーモンが起動されていなかった時の処置を指定します。省略した場合は、“RESET”となります。一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。ジョブネットの一時変更の起動条件として「単一起動(一時変更)」以外が指定されている場合、および、ジョブネットがグループに含まれている場合、「電源未投入時の処置(一時変更)」の指定値は無視されます。

RESET

ジョブスケジューラサービス/デーモンが起動されてもジョブネットは起動しません。

SET

ジョブスケジューラサービス/デーモン起動時にジョブネットを起動します。

◆(9) 起動時の処置(一時変更)

IPL時起動のジョブネットをジョブスケジューラサービス/デーモン起動時ごとに起動するか否かを指定します。省略した場合は、“EVERYTIME”となります。一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。

EVERYTIME

ジョブスケジューラサービス/デーモンが起動されるごとにジョブネット起動します。

ONCE

1日に複数回ジョブスケジューラサービス/デーモンが起動されてもジョブネットは最初の1回のみ起動します。

◆(10) 停止時刻(一時変更)

ジョブネットの「実行属性」が“INTS”の場合に、停止する時刻を指定します。停止時刻は、HHMM(時分)の形式で4バイトで指定します。省略した場合、停止時刻は設定されません。一時変更後の停止時刻に現在時刻より前の時刻が指定された場合、停止予定日時は翌日に設定されます。なお、本指定は、一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。

◆(11) 終了予定時刻(一時変更)

ジョブネットの終了予定時刻(一時変更)を指定します。

HHMM(時分)の形式で4バイトで指定します。省略した場合、終了予定時刻は設定されません。日変わり時刻をはさんで、起動時刻と終了予定時刻を指定することはできません。なお、本指定は、一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。

◆(12) 一時変更開始日/一時変更終了日

ジョブネットを一時変更する期間を“YYYY,MM,DD”の形式で指定します。一時変更開始日のみを指定した場合は、指定した当日のみが一時変更の対象となります。

◆(13) メッセージ起動時の処置(一時変更)

待ち合わせているメッセージ事象が1日複数回発生する場合に、メッセージ事象が発生するたびにジョブネットを起動するかどうかを指定します。省略した場合は“EVERYTIME”となります。本指定は、一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。なお、ジョブネットの起動条件(一時変更)が「メッセージ事象発生時のみ起動」以外の時は本オペランドは無視されます。

EVERYTIME

待ち合わせているメッセージ事象が発生するたびにジョブネットが起動されます。

ONCE

待ち合わせているメッセージ事象が1日複数回発生しても、ジョブネットは最初の1回のみ起動されます。

◆(14) 開始予定時刻(一時変更)

メッセージ起動する場合の、ジョブネットの開始予定時刻を指定します。「メッセージ起動時の処置」(一時変更)が“ONCE”の場合のみ指定可能です。

HHMM(時分)の形式で4バイトで指定します。省略した場合、開始予定時刻は設定されません。本指定は、一時変更開始日から一時変更終了日までの期間が有効になります。なお、ジョブネットの起動条件(一時変更)が「メッセージ事象発生時のみ起動」以外の時は本オペランドは無視されます。


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