Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第4章 ジョブスケジューラコマンド> 4.8 jobschsetnetコマンド

4.8.4 メッセージ事象制御文

メッセージ事象を設定する制御文です。

■記述形式

注1)
jobnetnameオペランドは、MSGキーワードのすぐ後に指定してください。
注2)
carryoverオペランドは、messagemodeオペランドのすぐ後ろに指定してください。
(*):
必ず指定してください。

■制御文の説明

◆(1) MSG

メッセージ事象制御文の開始を表すキーワードです。

◆(2) ジョブネット名

メッセージ事象を設定するジョブネット名を指定します。

“起動日制御文”と“一時変更制御文”を同時に指定する場合、同じジョブネット名を指定してください。

◆(3) メッセージ条件

メッセージ事象の待ち合わせ条件(AND/OR)、起動条件(ORD/COG/BOT/UNC)、および起動時刻との条件(ANDTIME/ORTIME)を組み合わせて指定します。messagemodeオペランドを省略した場合、パラメタとして“AND,UNC,ORTIME”が指定されたことになります。「起動時刻との条件」として“ANDTIME”を指定した場合、または、ジョブネットがグループに含まれる場合は、「起動条件」として“ジョブネット実行中も有効”(“ORD”および“BOT”)は指定できません。ジョブネットがグループに含まれる場合、「起動時刻との条件」で指定した値は無視されます。

AND

登録してあるメッセージ事象がすべて発生した場合にジョブネットを起動します。

OR

登録してあるメッセージ事象のうちどれか1つでも発生した場合に、ジョブネットを起動します。

ORD

“ジョブネット実行中も有効”です。ジョブネットが実行中に発生したメッセージ事象が有効となります。その場合、ジョブネットが終了次第、実行中にメッセージ事象が発生した回数分、再びジョブネットが起動されます。ORDパラメタを指定しない場合、ジョブネットが実行中に発生したメッセージ事象は無効となります。

COG

“起動日のみ有効”です。ジョブネットの起動予定日に登録したメッセージ事象が発生した場合、ジョブネットを起動します。

BOT

“ジョブネット実行中も有効&起動日のみ有効”です。ジョブネットの起動予定日に登録したメッセージ事象が発生した場合、メッセージ事象が発生した回数分ジョブネットを起動します。

UNC

起動条件を設定しない場合に指定します。

ANDTIME

起動予定時刻が到来し、待ち合わせていたメッセージ事象が発生した時にジョブネットが起動されます。ジョブネットの起動条件が“単一起動”(一時変更期間中は“単一起動(一時変更)”)の場合にのみ有効になります。

ORTIME

起動予定時刻の到来または、待ち合わせていたメッセージ事象の発生のどちらか一方の起動条件が満たされればジョブネットが起動されます。

◆ (4) 持ち越し処理

日変わり時刻が到来したときの持ち越し処理の指定をします。「起動時刻の到来を待つ」(messagemodeオペランドに“ANDTIME"が指定されている)場合、または起動条件が「メッセージ事象発生時のみ起動」(ジョブネット制御文のmsgonlyオペランドに“ON”が指定されている)の場合に指定できます。省略値は“RESET”です。

RESET

日変わり時刻の到来時に、ジョブネットの持ち越し処理を行いません。

SET

日変わり時刻の到来時に、ジョブネットの持ち越し処理を行います。

◆(5) メッセージ事象名

ジョブネットを起動する契機となるメッセージ事象を12バイト以内で指定します。“,”、“:”、空白、仮名半角、およびユーザ定義文字を含むことはできません。70個まで指定できます。

■メッセージ事象指定

MSG1.MSG2,MSG3の3個のメッセージ事象を登録する場合

messagename MSG1,MSG2,MSG3


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