Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第3章 サンプルスクリプトのカスタマイズ> 3.3 単体起動型スクリプトのカスタマイズ

3.3.8 Webサービス稼働監視

■機能説明

Webサービスの稼働監視では、Webサービスを構成するSOAPサーバが停止していないか、または、WebサービスへSOAPメッセージを送信して応答があるかどうかを監視し、停止していた場合、運用管理サーバへイベントを通知します。なお、SOAPサーバが停止していないかどうか(SOAPサーバの稼働監視)は、“サービス稼働監視”のHTTPサービスの監視でSOAPサーバへのURLを指定することで行うことができます。

■サンプルスクリプトファイル

OS種別

格納場所とファイル名

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\snmwschk.swt

Solaris

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmwschk.swt

Linux

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmwschk.swt

HP-UX

提供なし

AIX

提供なし

■実行に必要な権限

Windowsの場合、Administrator権限が必要です。

UNIXの場合、root権限が必要です。

■編集可能な項目

編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。

監視間隔
監視元ホスト
監視時間帯

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

[EE/GEE]
二重監視

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

被監視サーバ情報

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

項目は以下のとおりです。

■注意事項

[EE/GEE]
クラスタ運用をしている場

[EE/GEE]
運用管理サーバ二重化の場

パーソナルファイアウォール導入ノードの監視について

■使用例

業務サーバ(host1)から監視対象のホスト(host2)で動作するWebサービス(service1)に対し、稼働状態をチェックし、異常発生時には、運用管理サーバへイベント通知を行います。被監視サーバ情報のリクエストファイルの内容は監視するWebサービスで異なります。“リクエストファイル例”に示すような内容のリクエストファイルを事前に用意します。リクエストファイルは、mpnmwcrtコマンドを使用して作成できます。mpnmwcrt(SOAPリクエストファイル作成コマンド)の詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

◆編集内容

監視間隔(分)

set g(Interval) {60}

監視元ホスト

set g(PollingHost) {host1}

監視時間帯

set g(TimeRange) {00:00-23:59}

[EE/GEE]
二重監視

set g(Dual) ON

被監視サーバ情報

lappend pr(1) host2 80 "c:\\httpreq.txt" 3 30 ON

[リクエストファイル例]

POST /soap/servlet/rpcrouter HTTP/1.0
Content-Type: text/xml
Content-Length: 423
SOAPAction: ""

<SOAP-ENV:Envelope xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/1999/XMLSchema-instance"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/1999/XMLSchema">
<SOAP-ENV:Body>
<ns1:add xmlns:ns1="urn:testservice"
SOAP-ENV:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
<num1 xsi:type="xsd:int">13</num1>
<num2 xsi:type="xsd:int">4</num2>
</ns1:add>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>



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