Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 サンプルスクリプトのカスタマイズ> 3.3 単体起動型スクリプトのカスタマイズ

3.3.6 サービス稼働監視

■機能説明

監視対象ノードで動作するサービス(HTTP/SMTPなど)に対し、一定間隔で稼働状況の監視を行い、指定時間内に応答がない、またはエラーが発生した場合、運用管理サーバ、または部門管理サーバへイベントを通知します。

サービス稼働監視では、以下のサービスをサポートしています。

■サンプルスクリプトファイル

OS種別

格納場所とファイル名

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\snmsmt.swt

Solaris

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmsmt.swt

Linux

/etc/opt/FJSVssc/sample/snmsmt.swt

HP-UX

提供なし

AIX

提供なし

■実行に必要な権限

Windowsの場合、Administrator権限が必要です。

UNIXの場合、root権限が必要です。

■編集可能な項目

編集可能な項目を以下に示します。各項目の詳細については、格納されているサンプルスクリプトを参照してください。

監視間隔

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

[EE/GEE]
二重監視

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

監視対象サービス

動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。

設定項目は以下のとおりです。

■注意事項

リトライ回数について

リトライ回数は監視対象サービスへの接続に失敗した場合の、再接続試行回数を表します。
そのため、接続という概念のないサービスを監視する場合はこのパラメタは無視されます。
また、受信データの読み取りに失敗した場合の再試行(リードリトライ)は行いません。

[EE/GEE]
クラスタ運用をしている場

HTTP/HTTPSサービスの監視を行う場合

HTTP/HTTPSサービスの監視では、チューニングパラメタにより以下の処理を行います。

この要求の結果として返されるHTTPステータスコードにより、下表のとおり判定を行います。

ステータスコード

判定

200〜299
300〜399

要求成功を意味する
転送を意味する

稼働

100〜199
400〜499
500〜599

インフォメーション
クライアントエラー
サーバエラー

停止

パーソナルファイアウォール導入ノードの監視について

■使用例

監視対象ホストに対し、ポート番号80で動作するHTTPサービスの稼働状態をチェックし、異常発生時、運用管理サーバへイベント通知を行います。

◆編集内容

監視間隔(分)

set ObservationInterval {60}

[EE/GEE]
二重監視

set g(Dual) ON

監視対象サービス

lappend Parameters \
{hostname, HTTP, 80, 1, 1, http://hostname/test.htm, OFF}

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2007