PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版) |
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第6章 バックアップとリストア | > 6.6 ドメイン外サーバからのバックアップとリストア |
ここでは、ディスクアレイ装置に装備されているディスク装置のコピー機能を使用し、運用ドメインのミラーボリュームのデータを、運用ドメインとは異なるドメインに属しているバックアップサーバからバックアップ/リストアする方法について説明します。
ディスク装置のコピー機能を使用してボリュームのデータを更新した場合、GDS はその更新を認識できません。ミラーリングしているディスクのデータを、ディスク装置のコピー機能を使用して更新すると、ミラーの等価性が保証できなくなります。このため、ディスク装置のコピー機能を使用してミラーボリュームのデータをリストアする場合、一方のディスクをいったんミラーから切り離し、リストアを行った後、切り離していたディスクを再度ミラーに組み込む必要があります。
ここでは、ディスクアレイ装置として EMC 社製ストレージ装置 Symmetrix、ディスク装置のコピー機能として EMC TimeFinder を使用する例を示します。
TimeFinder を使用してリストアを行うと、占有スライス内の構成情報もリストアされます。このため、バックアップとリストアは、クラス内のすべてのディスクに対して一括して行う必要があります。また、バックアップ時とリストア時のクラス内のオブジェクトの構成や状態は同じでなければならないため、リストア時と同様に、バックアップの前後にもミラーからの切離しとミラーへの再組込みを行う必要があります。
EMC 社製ストレージ装置 Symmetrix を使用する場合は、注意事項として「EMC Symmetrix を使用する場合」を参照してください。
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