NETSTAGE/Ft説明書 |
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第2章 機能 | > 2.1 基本通信機能 |
NETSTAGE/Ftは、グローバルサーバや端末との接続を規制したり、端末への発呼を抑止する機能があります。
以下に各機能の詳細を説明します。
NETSTAGE/Ftは、自ホストシステム定義(shost)、相手ホストシステム定義(dhost)、または相手通信資源定義(enrsc)を非活性化することにより、グローバルサーバやアプリケーションごとに運用を規制することができます。
グローバルサーバとの運用規制に関する環境定義のパラメタには以下のものがあります。
ファイル名 |
定義文 |
オペランド |
意味 |
shost |
shost |
autoact |
NETSTAGE/Ft起動時に、自ホストシステムを活性化するか否かを指定します。 |
また、以下の操作コマンドにより、shost、dhostまたはenrscの操作ができます。
実施結果 |
実行コマンド |
意味 |
自ホストシステムの活性化 |
ctleon -a 自ホストシステム名 |
対象の自ホストシステムを使用して通信するすべてのグローバルサーバを通信可能にします。 |
自ホストシステムの非活性化 |
ctleon -d 自ホストシステム名 |
対象の自ホストシステムを使用して通信するすべてのグローバルサーバを通信不可能にします。 |
相手ホストシステムの活性化 |
ctleon -a 相手ホストシステム名 |
対象のグローバルサーバとの通信を可能にします。 |
相手ホストシステムの非活性化 |
ctleon -d 相手ホストシステム名 |
対象のグローバルサーバとの通信を不可能にします。 |
相手通信資源の活性化 |
ctleon -a 相手通信資源名 |
対象のアプリケーションを使用した通信を可能にします。 |
相手通信資源の非活性化 |
ctleon -d 相手通信資源名 |
対象のアプリケーションを使用した通信を不可能にします。 |
NETSTAGE/Ftは、端末の相手ホストシステム資源やPU、LUを非活性化することにより、端末や端末の応用プログラムごとに運用を規制することができます。
また、NETSTAGE/Ftの発呼と端末からの着呼を規制することもできます。
端末の運用規制に関する環境定義のパラメタには以下のものがあります。
ファイル名 |
定義文 |
オペランド |
意味 |
vcph/fnahparm |
vpath |
IStatus |
NETSTAGE/Ft起動時に、相手ホストシステム資源を活性化するか否かを指定します。 |
call |
NETSTAGE/Ftの発呼、端末からの着呼を許可するか否かを指定します。 |
||
vpu |
IStatus |
通信の開始時にPUを自動的に活性化するか否かを指定します。 |
|
vlu |
IStatus |
PUを活性化した後、LUを自動的に活性化するか否かを指定します。 |
また、以下の操作コマンドにより、相手ホストシステム資源やPU、LUの操作ができます。
実施結果 |
実行コマンド |
意味 |
相手ホストシステム資源の活性化 |
ctlvcph -ai 相手ホストシステム名 |
NETSTAGE/Ftの発呼と、端末からの着呼を許可し、通信が開始できるようにします。 |
相手ホストシステム資源の非活性化 |
ctlvcph -di 相手ホストシステム名 |
NETSTAGE/Ftの発呼と、端末からの着呼を拒否し、通信を開始しません。 |
PUの活性化 |
ctlvcph -ap PU名 |
端末に対して発呼を行い、通信を開始します。 |
PUの非活性化 |
ctlvcph -dp PU名 |
端末との通信を終了し、通信が開始できる状態にします。 |
LUの活性化 |
ctlvcph -al LU名 |
端末の応用プログラムがセションを開始できるようにします。 |
LUの非活性化 |
ctlvcph -dl LU名 |
端末の応用プログラムがセションを開始できないようにします。 |
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