NETSTAGE/Ft説明書 |
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第2章 機能 | > 2.1 基本通信機能 |
NETSTAGE/Ftは、端末との通信において、通信障害を検出し、通信を早期に回復するための機能と、システムやネットワーク、端末の負荷を軽減するための機能を提供しています。
通信障害を回復するために提供している機能には、以下のものがあります。
自動復旧は、通信の終了や通信障害を検出した後、間隔を空け端末と通信を再開できる状態にするための機能です。
間隔を空けて通信を再開することにより、同一端末からNETSTAGE/Ftへの着呼と切断の繰り返しによるシステムの過負荷状態を回避します。
自動復旧に関連するパラメタには以下のものがあります。
ファイル名 |
定義文 |
オペランド |
意味 |
---|---|---|---|
vcph/fnahparm |
vpath |
rtytim |
自動復旧リトライ間隔 |
rtycnt |
自動復旧リトライ回数 |
発呼制御は、NETSTAGE/Ftの操作コマンドが発呼操作を繰り返し、グローバルサーバや通信経路、端末を含むシステム全体が過負荷状態にならないように短時間での発呼動作の繰り返しを抑止する機能です。
発呼制御に関連するパラメタには以下のものがあります。
ファイル名 |
定義文 |
オペランド |
意味 |
---|---|---|---|
vcph/fnahparm |
vpath |
acttim |
接続監視時間 |
通信している装置の一方が通信終了の状態で、もう一方が通信中の状態になることを片切れと言います。
片切れ状態を早期に復旧する手段として、端末側の相手ホストシステム資源の活性化を契機にNETSTAGE/Ftから発呼することで、相手端末が片切れを認識できるようにしています。
相手ホスト資源を活性化する契機には以下のものがあります。
以下の値を設定することにより、NETSTAGE/Ftを起動(strnftコマンド)することで端末へ発呼を行います。
ファイル名 |
定義文 |
オペランド |
値 |
---|---|---|---|
vcph/fnahparm |
vpath |
IStatus |
active |
call |
out または inout |
||
strcall |
out |
以下の値を設定することにより、VCP/Hが管理する通信パスの活性化操作(ctlvcph -aiコマンド)を行うか、端末との通信が切れたときに、端末へ発呼を行います。
ファイル名 |
定義文 |
オペランド |
値 |
---|---|---|---|
vcph/fnahparm |
vpath |
call |
out または inout |
strcall |
out |
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