PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第8章 トラブルシューティング

8.2 同期実行時のエラー

同期実行時のトラブル事例とその対象を説明します。

 

現象

同期実行がエラーとなり、次のメッセージがアプリケーションログに出力されます。

108

変換元データ中に不正な文字または不正なコードを検出しました

原因

変換元データ中に不正な文字またはコードを検出しました。
相手サーバのデータファイルにおいて、レコードの文字項目に不正な文字データまたはコードが入っています。
たとえば、変換元データにJEFコードで0xA1A1のコードが含まれている場合が該当します。

対処

詳細メッセージ情報ファイルを参照し、不正データの内容を確認してください。
不正なデータを修正後、一括同期を実行してください。

備考

文字コード変換は、反映先のサーバで行われます。

 

現象

同期実行がエラーとなり、次のメッセージがアプリケーションログに出力されます。

453

指定のグループは同期処理が実行中です

原因

対象グループに対して、または関連相手グループから同期が起動され、同期が実行されている状態です。
同期スケジュールがマスタグループとレプリカグループの双方に設定されており、その実行時刻が同期の実行に要する時間内で重なっています。

対処

同期が終了するのを待ってから、再度同期を実行してください。
スケジュールの設定をマスタグループかレプリカグループのいずれかにしてください。

 

現象

同期実行がエラーとなり、次のメッセージがアプリケーションログに出力されます。

481

グループの同時処理中に自サーバでエラーが発生しました。
【エラー詳細】*

原因

同期実行中に自サーバでエラーが発生しました。

対処

このエラーメッセージの前に原因となるエラーメッセージがいくつか通知されている場合があります。これらのエラーメッセージを参照して対処してください。

 

現象

同期実行がエラーとなり、次のメッセージがアプリケーションログに出力されます。

482

グループの同期処理中に相手サーバのグループでエラーが発生しました。
【エラー詳細】*

原因

同期実行中に相手サーバでエラーが発生しました。

対処

相手サーバでエラーメッセージを参照してください。
相手サーバで原因となるエラーメッセージがいくつか通知されている場合があります。これらのエラーメッセージを参照して対処してください。

 

現象

同期実行がエラーとなり、次のメッセージがアプリケーションログに出力されます。

712

SQL動作中に異常(SQLSTATE=22704)が発生しました。

原因

同期反映先ファイルの、レプリケーションの構成定義で非選択の項目が存在し、その項目が規定値なし列(NOT NULLでかつDEFAULT句なし)です。

対処

レプリケーションの構成定義ですべての項目を選択してください。
または、非選択列をNULL可能列とするか、DEFAULT句を付加してください。
データファイルに繰返し項目が存在する場合は、繰返し項目を展開した構造に定義し直してaddpfsqlコマンドで登録してください。

 

現象

データ整合時の一括同期に時間がかかります。

原因

反映元データファイルのデータ量が多いため一括同期に時間がかかります。

対処

CSVデータによる同期を行い、データベース間の整合性を確保してください。
CSVデータによる同期方法については、"5.2.1 自サーバでシステム異常が発生した場合"を参照してください。


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