PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第4章 運用 |
レプリケーションの運用を安全に稼動するため、レプリケーションの環境を構築したサーバで禁止している操作を説明します。
レプリケーションの動作環境を変更する手順を誤ると、PowerReplicationの各機能の実行で予期せぬエラーが発生する場合があります。
動作環境を変更する場合、"3.7.1 利用者プログラムの運用環境を変更する"を参照し変更してください。
以下の操作を行った場合、レプリケーションの構成定義の再作成が必要です。
レプリケーションマネージャおよび構成定義の移出入機能を同時に2つ以上実行しないでください。また、同期を実行中にこれらの機能を使用しないでください。
レプリケーションマネージャ、構成定義の移出入機能およびレプリケーションサービス(同期実行)は、レプリケーションの資源を排他獲得します。これらの機能を同時に実行すると、排他獲得が解除できない状態となる場合があります。
次の状態を確認して、レプリケーションマネージャまたは構成定義の移出入機能を使用してください。
なお、レプリケーションマネージャで状態を参照することは同期実行中でも可能です。
同期対象のデータファイルを削除しないでください。
同期対象のデータファイルの構造を変更しないでください。
レプリケーションの構成定義を変更または削除中に、シャットダウンや電源断など、システムを強制停止しないでください。
システムを強制停止した場合、"3.7.4 PowerReplicationの動作環境を復元する"を参照し対処してください。このような場合に備えて、PowerReplicationの動作環境を退避しておくことが必要です。退避方法は、以下を参照してください。
Oracleを使用する場合 |
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SQL Serverを使用する場合 |
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PowerRW+を使用する場合 |
レプリケーションの運用方法を誤ると、データベース間の整合性が保てなくなる場合があります。
運用方法を誤らないように、事前に調査、設計を行ってください。
以下の操作を行った場合、"5.2.1 自サーバでシステム異常が発生した場合"を参照し対処してください。
同期対象のデータファイルに対して、OUTPUTモードのオープンまたはTRUNCATE TABLE文が含まれる利用者プログラムを実行しないでください。
同期対象のデータファイルおよび更新情報を格納するデータベースを復元しないでください。
バックアップ運用を行う場合、同期対象のデータファイルおよび更新情報を格納するデータベースを除外してください。
以下のPowerRW+のコマンドを実行しないでください。
dbbkup
sqlbkup
dbmv
clrdf
cnvdf
dbrcvtr
dbrcvmd
利用者プログラムが動作している状態で、レプリケーションサービス「PowerReplication」を開始/停止しないでください。
サービス停止中および更新情報の取得停止中に、同期対象のデータファイルを更新しないでください。
同期実行中に電源を強制的に切断しないでください。
レプリケーション専用ユーザは、レプリケーションの動作環境に設定する以外は、利用者プログラムの実行など、他の目的で使用しないでください。
レプリケーション専用ユーザで運用を行ってしまった場合、PowerReplicationの動作が保証されません。構成定義の再作成が必要となる場合があります。
利用者プログラムの実行や、レプリケーションマネージャへの接続は、必ず事前に別のユーザを作成し、使用してください。
OracleまたはSQL Serverを使用する場合、レプリケーションの動作環境に設定したレプリケーション専用ユーザの削除やユーザに定義した各設定の変更をしないでください。
PowerReplicationの機能を使用中に、DBMSのサービスを停止しないでください。
DBMSのサービスを停止した場合、PowerReplicationの動作は保証されません。
PowerReplicationの機能を使用中に、ネットワークを切断しないでください。また、DNSサーバを停止しなでください。
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