PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 導入/構築 | > 3.7 レプリケーションの環境を変更する |
レプリケーションの運用中に、何らかの理由でレプリケーションの環境が破壊され、PowerReplicationの動作環境を復旧することが必要となった場合、以下の手順で復元してください。
連携する相手サーバを含め、すべての業務を終了してください。
スケジュールを設定しているサーバのサービス「PowerReplication ATJS」を停止してください。
PowerReplicationの動作環境を復元するサーバのサービス「PowerReplication」を停止してください。
PowerReplicationの動作環境と同時に退避した同期対象のデータファイルを復元してください。
rprstdefコマンドを使用して、復元してください。
復元したデータファイルと復元する動作環境に含まれている構成情報が一致していない場合やデータファイルが存在しない場合、rprstdefコマンドの実行はエラーとなり、PowerReplicationの動作環境が復元できません。
復元は、退避したサーバと同じIPアドレス/サーバ名のサーバで行ってください。異なるサーバに復元した場合、レプリケーションサービスは動作しません。
rprstdefコマンドの詳細は、"7.9 動作環境情報/構成情報の復元コマンド"を参照してください。
PowerReplicationの動作環境を復元するサーバのサービス「PowerReplication」を開始してください。
同期方式に「差分方式」を設定したマスタグループ定義またはレプリカグループ定義を作成した場合、レプリケーションマネージャまたはrpsyncコマンドを使用して初回の同期(一括同期)を実行してください。
スケジュールを設定しているサーバのサービス「PowerReplication ATJS」を開始してください。
レプリケーションサービスの動作を確認後、業務を開始できます。
PowerReplicationの動作環境を復元した場合、退避後に変更した動作環境は、退避時の状態に戻ります。
なお、rprstdefコマンド実行時の-sオプション有無によって以下のように動作が異なります。
-sオプションなし |
-sオプションあり |
|
レジストリの状態 |
復元されない |
復元される |
構成情報の状態 |
復元される |
|
更新情報の状態 |
初期化される |
構成情報を初期化する場合、レプリケーションの資源を削除し、レプリケーション動作環境の設定機能で設定を変更せず、[OK]ボタンを押すことで初期化できます。
削除するレプリケーションの資源一覧は、"2.1.5 動作環境の構成"の"レプリケーション資源"を参照してください。
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