Linkexpress 運用ガイド
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3.9.2 DBサービス定義の作成手順(GUI対応)
DBサービスを利用するためには、DBサービスグループおよびDBサービスの登録が必要です。Linkexpress for Windows NT V2.1L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降のサーバの場合、運用中のDBサービス停止から運用再開までを一括で行うDBサービス業務登録コマンドとDBサービス業務削除コマンドを提供しています。
DBサービス業務登録コマンドについては「コマンドリファレンス」の「4.5 lxdefsvcコマンド」を参照してください。
DBサービス業務削除コマンドについては「コマンドリファレンス」の「4.6 lxdelsvcコマンド」を参照してください。
以下の場合にDBサービス業務登録/削除コマンドを利用してください。
- 自側DB格納イベントを含む業務定義をコマンドで登録する。この場合、業務サーバでDBサービス業務登録/削除コマンドを実行します。
- 相手側DB格納イベントを含む業務定義をコマンドで登録する。この場合、相手側DB格納イベントの相手システムとなるLinkexpressサーバでDBサービス業務登録/削除コマンドを実行します。
- DBサービス定義ユーティリティを利用しないでDBサービス定義を作成/更新する。この場合、DBサービスを利用するLinkexpressサーバでDBサービス業務登録/削除コマンドを実行します。
なお、Linkexpressクライアントから以下の方法でDBサービスを作成した場合はLinkexpressクライアントの操作の延長でDBサービスが登録できます。DBサービス業務登録/削除コマンドで登録を行う必要はありません。
- 業務定義に自側DB格納/相手側DB格納イベントを組み込んで作成/更新する。
- DBサービス定義ユーティリティからDBサービスを作成/更新する。
[DBサービスの登録/追加/更新]
DBサービスグループおよびDBサービスの新規登録の手順は、以下のとおりです。DBサービスの追加、および更新も同様の作業手順で行ってください。
- DBサービス定義ファイルの格納ディレクトリを作成します。以下の名前で作成してください。
インストールディレクトリ\MANAGER\DB\_SVC\DBサービスグループ名 |
- DBサービス定義ファイルを作成し、定義ファイルの格納ディレクトリに保存します。DBサービス定義ファイル名は"INTABLE識別名.svc"にしてください。(注)
注) DBサービス業務登録コマンドでDBサービスを登録する場合、1個のDBサービス定義ファイルには1個のDBサービス定義を記述してください。複数個のDBサービス定義を1個の定義ファイルに記述することはできません。
- DB動作環境定義ファイルを作成する場合、定義ファイルの格納ディレクトリを作成します。以下の名前で作成してください。
インストールディレクトリ\MANAGER\DB\_ENV\DBサービスグループ名 |
- 必要に応じてDB動作環境定義ファイルを作成し、定義ファイルの格納ディレクトリに保存します。DB動作環境定義ファイル名は"INTABLE識別名.env"にしてください。
また、作成した定義ファイル名をDBサービス定義のENVFILEオペランドに指定します。"ENVFILE=INTABLE識別名.env"と定義してください。パス名の記述は不要です。
- 登録対象のDBサービスグループ名およびDBサービス名を指定して、DBサービス業務登録コマンドを投入します。登録対象のDBサービスが複数個ある場合はコマンドを登録個数分実行する必要があります。
DBサービス業務登録コマンドについては「コマンドリファレンス」の「4.5 lxdefsvcコマンド」を参照してください。
本コマンドの投入でDBサービスの運用停止、登録、運用再起動が行われます。
[DBサービスの登録抹消]
DBサービスグループおよびDBサービスの登録抹消の手順は、以下のとおりです。
- 削除対象となるDBサービス名と、DBサービスが存在するDBサービスグループ名を指定してDBサービス業務削除コマンドを投入します。
DBサービス業務登録コマンドについては「コマンドリファレンス」の「4.5 lxdelsvcコマンド」を参照してください。
LinkexpressがDBサービスの運用停止、およびDBサービスの削除を行います。
削除対象のDBサービスが複数個ある場合はコマンドを削除個数分実行する必要があります。
DBサービスが複数登録されている場合、指定したDBサービスだけを削除し、DBサービスの運用開始まで実行されます。(注)
注) DBサービスを削除した場合、定義ファイルの格納ディレクトリ配下から、以下の定義ファイルが削除されます。また、DBサービスグループ配下のDBサービスがすべて削除された場合、定義ファイルの格納ディレクトリも自動的に削除されます。
- DBサービス定義ファイル(DBサービス名.svc)
インストールディレクトリ\MANAGER\DB\_SVC\DBサービスグループ名\DBサービス名.svc |
- DB動作環境定義ファイル(DBサービス名.env)
インストールディレクトリ\MANAGER\DB\_ENV\DBサービスグループ名\DBサービス名.env |
[備考]
- DBサービス業務登録/削除コマンドとLinkexpressクライアントは共通の定義ファイルを使用します。利用者がDBサービス業務登録コマンドで登録したDBサービス定義をLinkexpressクライアントから更新/削除した場合、利用者がサーバ上に配置した定義ファイルが自動的に編集/削除されます。
- DBサービスの登録/登録削除を行うと、同一のDBサービスグループに属するDBサービスの状態は初期化されます。
- DBサービスグループ配下に処理中のDBサービスがある場合、DBサービスの登録/登録削除は異常終了します。
- DBサービス定義を更新する場合は、DBサービス定義ファイルを更新してから更新したDBサービスの数だけDBサービス業務登録コマンドを投入します。DBサービス業務削除コマンドを事前に投入する必要はありません。
- DBサービス業務登録コマンドについては「コマンドリファレンス」の「4.5 lxdefsvcコマンド」を参照してください。
- DBサービス業務削除コマンドについては「コマンドリファレンス」の「4.6 lxdelsvcコマンド」を参照してください。
- DBサービスグループ名を変更するには、一度DBサービスグループの登録抹消を行ってから別のDBサービスグループ名で登録し直してください。
[注意事項]
DBサービス定義を作成する際の注意事項は「3.9.4 DBサービス定義文の一般形式」を参照してください。
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