Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
目次
索引
![]() ![]() |
第2部 導入(基本編) | > 第6章 連携製品、及びその他補足/注意事項 |
Systemwalker Operation Managerと連携する場合、以下の点を考慮して、設計・導入を実施してください。
本製品のAgentは、Systemwalker Operation Managerのサーバにインストールします。
~Systemwalker Operation Managerが管理する全てのサブシステムを管理対象にすることができます。
サブシステム0のみを管理対象にすることができます。
また、本製品のStandard Editionと、Systemwalker Operation ManagerのEnetrprise Editionを組み合わせた場合、起動時に警告メッセージが出力されます。
特定のサブシステム、キュー、及び、プロジェクトのみを分析対象としたい場合、以下の定義ファイルを用意します。
また、Systemwalker Operation Managerが動作中でないが、いずれ起動する場合などにも、以下の定義ファイルを用意します。
本定義ファイルを利用し、分析対象のサブシステム、プロジェクト、及び、キューを制限することにより、PDBへ格納されるデータ量を抑えられ、管理サーバの負荷を軽減することにも利用できます。
また、Systemwalker Operation Managerが動作中でない時に、情報が得られないため、本定義ファイルにてサブシステム、プロジェクト、及び、キューの情報を予め設定しておくことにより、Systemwalker Operation Managerが起動したときに、自動的に監視データの採取を行うことが出来ます。
そのため、特定のサブシステム、キュー、及び、プロジェクトを絞り込んだ分析を行わない場合は、定義ファイルの設定は必要ありません。
インストール時は、本定義ファイルが存在しません。
本定義ファイルが設定されていない場合、Systemwalker Operation Managerが停止状態から動作中に変わった場合、正しくデータを採取することが出来ません。
定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\jla.ini |
/opt/FJSVssqc/control/jla.ini |
なお、テキストの文字コードは、以下のとおりです。
文字コード |
備考 |
ASCII、シフトJIS |
Systemwalker Operation Managerの文字コードに準拠 |
文字コード |
備考 |
ASCII、日本語EUC、シフトJIS |
Systemwalker Operation Managerの文字コードに準拠 |
文字コード |
備考 |
ASCII、日本語EUC、UTF-8 |
Systemwalker Operation Managerの文字コードに準拠 シフトJISの場合、Systemwalker Operation ManagerがASCIIと見なします。 |
[subsystem] subsystem = LL [project] subsystemMM = project_name [queue] subsystemNN = queue_name |
[subsystem] (Standard Editionの場合設定しないでください)
対象サブシステムの定義ブロックの開始を表します。また、他の定義ブロックの終了を表します。
分析対象となるサブシステムを以下の定義文にて設定します。
subsystem = LL
LL:00〜09までの2桁の整数で、対象となるサブシステムの番号を1つ設定します。
[project]
対象プロジェクトの定義ブロックの開始を表します。また、他の定義ブロックの終了を表します。
分析対象となるプロジェクトを以下の定義文にて設定します。
subsystemMM = project_name
MM:00〜09までの2桁の整数、対象となるプロジェクトのサブシステムの番号を設定します。
project_name:対象となるプロジェクト名を1つ設定します。
プロジェクト名にSystemwalker Service Quality Coordinatorの禁止文字(\ : < > " , $ ' [ ] & =)が使用された場合、禁止文字が以下のフォーマットに変換されて表示されます。
"|16進の禁止文字のコード|" |
例:
"&" -> "|26|" |
[queue]
対象キュー定義ブロックの開始を表します。また、他の定義ブロックの終了を表します。
分析対象となるキューを以下の定義文にて設定します。
subsystemNN = queue_name
NN:00〜09までの2桁の整数、対象となるキューのサブシステムの番号を設定します。
queue_name:対象となるキュー名を1つ設定します。
定義ファイルを、現用側、待機側の両方のサーバに同一の設定を行ってください。
両方のサーバで分析対象としたいサブシステム、プロジェクト、及び、キューを合わせて定義ファイルに設定を行います。
また、定義ファイルは、両側に同一の設定を行ってください。
定義例は、以下のとおりです。
[subsystem] subsystem = 00 subsystem = 01 [project] subsystem00 = eigyo subsystem00 = keiri subsystem01 = soumu [queue] subsystem00 = queue0 subsystem00 = queue1 subsystem01 = queue0 subsystem01 = queue1 |
収集情報の定義を適用するには、sqcRPolicyとsqcSetPolicyコマンドを実行し、収集ポリシーの作成と適用を行う必要があります。
収集ポリシーの作成と適用の詳細については、「第16章 収集ポリシーの作成と適用」を参照してください。
収集ポリシーの作成と適用(「第16章 収集ポリシーの作成と適用」参照)を行う前に、Systemwalker Operation Manager側で以下の準備/確認が必要です。
定義ファイル(jla.ini)が設定されている場合、Systemwalker Operation Managerの各サービス/デーモンは起動されている必要はありません。
詳細については、Systemwalker Operation Managerのマニュアル等を参照してください。
収集ポリシーの作成と適用(「第16章 収集ポリシーの作成と適用」参照)を行う前に、定義ファイル(jla.ini)に分析対象を設定していない場合は、以下のようになりますのでご注意ください。
一度収集ポリシーの作成と適用(「第16章 収集ポリシーの作成と適用」参照)を実施した後に、サブシステム、キュー、またはプロジェクトにおいて、追加また削除をした場合は、収集ポリシーの作成と適用を実施することで、Systemwalker Operation Managerのシステム構成に合わせた収集を実施してください。
また、再度収集ポリシーの作成と適用を実施した場合は、コンソールに反映が必要です。「9.2.3.1.3 Agents」を参照して、Agent設定画面で構成情報の取得を行ってください。
目次
索引
![]() ![]() |