Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2
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第2部 導入(基本編)> 第6章 連携製品、及びその他補足/注意事項

6.7 Systemwalker Operation Managerとの連携

Systemwalker Operation Managerと連携する場合、以下の点を考慮して、設計・導入を実施してください。

本製品のAgentは、Systemwalker Operation Managerのサーバにインストールします。

■定義ファイル

特定のサブシステム、キュー、及び、プロジェクトのみを分析対象としたい場合、以下の定義ファイルを用意します。

また、Systemwalker Operation Managerが動作中でないが、いずれ起動する場合などにも、以下の定義ファイルを用意します。

本定義ファイルを利用し、分析対象のサブシステム、プロジェクト、及び、キューを制限することにより、PDBへ格納されるデータ量を抑えられ、管理サーバの負荷を軽減することにも利用できます。

また、Systemwalker Operation Managerが動作中でない時に、情報が得られないため、本定義ファイルにてサブシステム、プロジェクト、及び、キューの情報を予め設定しておくことにより、Systemwalker Operation Managerが起動したときに、自動的に監視データの採取を行うことが出来ます。

■定義場所

定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\jla.ini


/opt/FJSVssqc/control/jla.ini

なお、テキストの文字コードは、以下のとおりです。

文字コード

備考

ASCII、シフトJIS

Systemwalker Operation Managerの文字コードに準拠

文字コード

備考

ASCII、日本語EUC、シフトJIS

Systemwalker Operation Managerの文字コードに準拠

文字コード

備考

ASCII、日本語EUC、UTF-8

Systemwalker Operation Managerの文字コードに準拠

シフトJISの場合、Systemwalker Operation ManagerがASCIIと見なします。

■形式

[subsystem]

subsystem = LL

[project]

subsystemMM = project_name

[queue]

subsystemNN = queue_name

■説明

[subsystem] (Standard Editionの場合設定しないでください)

対象サブシステムの定義ブロックの開始を表します。また、他の定義ブロックの終了を表します。

分析対象となるサブシステムを以下の定義文にて設定します。

subsystem = LL

LL:00〜09までの2桁の整数で、対象となるサブシステムの番号を1つ設定します。

[project]

対象プロジェクトの定義ブロックの開始を表します。また、他の定義ブロックの終了を表します。

分析対象となるプロジェクトを以下の定義文にて設定します。

subsystemMM = project_name

MM:00〜09までの2桁の整数、対象となるプロジェクトのサブシステムの番号を設定します。

project_name:対象となるプロジェクト名を1つ設定します。

プロジェクト名にSystemwalker Service Quality Coordinatorの禁止文字(\ : < > " , $ ' [ ] & =)が使用された場合、禁止文字が以下のフォーマットに変換されて表示されます。

"|16進の禁止文字のコード|"


例:

"&" -> "|26|"

[queue]

対象キュー定義ブロックの開始を表します。また、他の定義ブロックの終了を表します。

分析対象となるキューを以下の定義文にて設定します。

subsystemNN = queue_name

NN:00〜09までの2桁の整数、対象となるキューのサブシステムの番号を設定します。

queue_name:対象となるキュー名を1つ設定します。

■例

定義例は、以下のとおりです。

[subsystem]

subsystem = 00

subsystem = 01

[project]

subsystem00 = eigyo

subsystem00 = keiri

subsystem01 = soumu

[queue]

subsystem00 = queue0

subsystem00 = queue1

subsystem01 = queue0

subsystem01 = queue1

■セットアップ

収集情報の定義を適用するには、sqcRPolicyとsqcSetPolicyコマンドを実行し、収集ポリシーの作成と適用を行う必要があります。

収集ポリシーの作成と適用の詳細については、「第16章 収集ポリシーの作成と適用」を参照してください。

収集ポリシーの作成と適用(「第16章 収集ポリシーの作成と適用」参照)を行う前に、Systemwalker Operation Manager側で以下の準備/確認が必要です。

収集ポリシーの作成と適用(「第16章 収集ポリシーの作成と適用」参照)を行う前に、定義ファイル(jla.ini)に分析対象を設定していない場合は、以下のようになりますのでご注意ください。

一度収集ポリシーの作成と適用(「第16章 収集ポリシーの作成と適用」参照)を実施した後に、サブシステム、キュー、またはプロジェクトにおいて、追加また削除をした場合は、収集ポリシーの作成と適用を実施することで、Systemwalker Operation Managerのシステム構成に合わせた収集を実施してください。

また、再度収集ポリシーの作成と適用を実施した場合は、コンソールに反映が必要です。「9.2.3.1.3 Agents」を参照して、Agent設定画面で構成情報の取得を行ってください。


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