ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド 13.1 - Solaris (TM) Operating System / Microsoft(R) Windows(R) - |
目次
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本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のエージェントのインストールとセットアップについて説明します。
本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。
項番 |
動作サーバ |
サポート機種 |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
管理対象サーバノード |
Sparc/SUNサーバ全機種 |
- |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。
項番 |
製品名 |
備考 |
---|---|---|
1 |
(日本語) Solaris 8 OS |
- |
2 |
(日本語) Solaris 9 OS |
- |
3 |
(日本語) Solaris 10 OS |
zone を利用している場合は、本ソフトウェアを global zone へインストールしてください。 non-global zone にはインストールできません。 |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。
エージェントをインストールする前に、以下のソフトウェアをインストールしてください。
項番 |
製品名 |
パッケージ名 |
バージョン |
備考 |
---|---|---|---|---|
1 |
SNIA HBA API ライブラリ |
- |
- |
ETERNUS SF Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合に必要です。 |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。
項番 |
製品名 |
バージョン |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
Systemwalker Resource Coordinator |
すべて |
- |
2 |
Softek Storage Cruiser |
すべて |
- |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。
項番 |
製品名 |
パッチ ID |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
(日本語) Solaris 8 OS |
最新パッチ |
- |
2 |
(日本語) Solaris 9 OS |
最新パッチ |
- |
3 |
(日本語) Solaris 10 OS |
最新パッチ |
- |
新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
/etc |
3 |
- |
2 |
/var |
240 |
- |
3 |
/opt |
100 |
- |
新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。
各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
/etc |
1 |
- |
2 |
/var |
62 |
- |
本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。
項番 |
メモリ所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|
1 |
300 |
- |
本ソフトウェアが使用するスワップ容量を示します。
項番 |
スワップ容量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|
1 |
250 |
- |
「6.1.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Systemwalker Resource Coordinator、またはSoftek Storage Cruiserがすでにインストールされている場合、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントをインストールしてください。
Server System Manager のエージェントと同じサーバにインストールする場合は、「4.1.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 8 または、「4.2.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 11 を確認してください。
エージェントをインストールする手順を以下に示します。
エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントプログラムの CD-ROM を使用します。
本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。
# cd CD-ROM マウントポイント/agent/Solaris <RETURN> # ./scagtinstall.sh -check <RETURN> |
上記の操作で、メッセージが出力された場合、それぞれの対処を実施してください。
排他ソフトウェアがインストールされている場合
ETERNUS SF Storage Cruiser Agent をインストールしたい場合は、そのソフトウェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアンインストールしてください。
すでに、ETERNUS SF Storage Cruiser Agent のパッケージがインストールされている場合
「7.1.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示されたパッケージをアンインストールしてください。
シングルユーザモードでインストールを行っている場合は、インストールの前にローカルファイルシステムのマウントが行われていることを確認してください。もし行われていない場合は、ローカルファイルシステムのマウントを行います。
# /usr/sbin/mountall -l <RETURN> |
本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。
root(スーパユーザ)でログインします。
# su <RETURN> |
「6.1.3.1 インストール前準備」を実行したあと、本ソフトウェア専用のインストールコマンド (scagtinstall.sh) が格納されているディレクトリ (CD-ROM マウントポイント/agent/Solaris) に移動します。
# cd CD-ROM マウントポイント/agent/Solaris <RETURN> |
scagtinstall.sh コマンドを使用して、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントをインストールします。
# ./scagtinstall.sh <RETURN>
|
このままインストールを実行する場合は "y"、中断する場合は "y" 以外を入力します。
Do you want to continue the installation of this package? [y,n,?,q] |
"y" を入力すると、インストールが継続されます。
対話形式で以下のインストール先を指定します。
パッケージのインストール先ディレクトリ(Program install directory)
初期値として/optが設定されています。
<例>
INFO : Starting Installation of ETERNUS SF Storage Cruiser ... ... Please enter install directory. (default: /opt) [?,q] |
変更されるファイル(ログファイル、一時ファイルなど)のインストール先ディレクトリ(Modifying configuration directory)
初期値として/var/optが設定されています。
<例>
Please enter variable configuration directory. (default: /var/opt) [?,q] |
環境設定用ファイルのインストール先ディレクトリ(Fixed configuration directory)
初期値として/etc/optが設定されています。
<例>
Please enter fixed configuration directory. (default: /etc/opt) [?,q] |
インストール先ディレクトリの指定が完了しますと、以下にあるようなメッセージが表示されます。
<例>
Using </opt> as the package base directory. ## Processing package information. ## Processing system information. ## Verifying disk space requirements. ## Checking for conflicts with packages already installed. ## Checking for setuid/setgid programs. This package contains scripts which will be executed with super-user permission during the process of installing this package. Do you want to continue with the installation of <FJSVssage> [y,n,?] |
続行確認のメッセージに対して、了解する場合には"y"を入力します。中断する場合には"n"を入力します。了解した場合には、インストールが開始されます。表示例を以下に示します。
インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。
Do you want to continue with the installation of <FJSVssage> [y,n,?] y Installing Storage System Agent for ETERNUS SF as <FJSVssage> ... Installation of <FJSVssage> was successful. INFO : "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent was installed successfully. |
インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。
INFO : "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent was installed successfully. |
インストールが失敗すると、以下のメッセージが表示されます。
ERROR : not privileged または ERROR : "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent cannot be installed in non-global zone. または ERROR : Installing FJSVssage was failed. |
インストール結果は以下のコマンドで確認します。コマンド実行後、エラーメッセージが表示された場合はインストールに失敗しています。「7.1 アンインストール」によりパッケージを削除して、再度インストールし直してください。
# pkgchk -n FJSVssage <RETURN> |
インストール後のセットアップ
「6.1.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施します。
管理対象サーバノードをセットアップする手順を以下に示します。本手順はマルチユーザモードで実行してください。
エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。
従って、このポート番号を以下のように/etc/servicesファイルに記述し、このポート番号使用を宣言します。
記述がない場合は、エージェントはポート番号4917で起動します。
[/etc/services ファイルの設定内容]
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。
サービス名 |
ポート番号/プロトコル名 |
接続元 |
接続先 |
---|---|---|---|
sscruisera |
4917/tcp |
マネージャ |
エージェント |
ポート番号が、既にシステムで使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。但し、変更した場合、運用管理サーバ側に設定する同一サービス名に対するポート番号も同じ値にする必要があります。
エージェントは、運用管理サーバ(マネージャ)と正しいLAN経路で通信できるように、運用管理サーバとの通信用に使用するサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして指定します。以下のコマンドでエージェントに起動IPアドレスを指定してください。
エージェントの管理LAN の IP アドレスを設定するためには、エージェントの停止が必要です。
エージェントが動作している場合、以下のコマンドを入力し、エージェントを停止します。
# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN> |
エージェントに管理 LAN の IP アドレスを設定します。
# /opt/FJSVssage/bin/setagtip -i IPアドレス <RETURN> |
起動IPアドレスの設定値について
エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合は、起動IPアドレスの設定はその単一IPアドレスを設定します。
エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、サーバノードと運用管理サーバとのネットワークの構成から起動IPアドレスの設定値を決定します。
b-1. 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。
ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、 サーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを設定します。
ETERNUS SF Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合、HBA ベンダが配付している SNIA HBA API ライブラリをインストールと設定する必要があります。
「付録B.1 Solaris での SNIA HBA API ライブラリの設定」を参照して SNIA HBA API ライブラリのインストールを行ってください。
SUN製のHBAを使用する場合、エージェントの詳細設定ファイルCorrelation.iniファイルを以下の手順で変更する必要があります。
# cp -p /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini.org # cp -p /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini.sun /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini |
設定完了後にシステムを再起動してください。ETERNUS SF Storage Cruiserが自動的に起動します。
# /usr/sbin/shutdown -y -g0 -i6 <RETURN> |
Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐことができます。
Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。
エージェント設定情報の退避
SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておきます。
SNMP Trap送信先アドレスの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/var/opt/FJSVssagt/sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/etc/opt/FJSVssagt/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退避の必要はありません。
/opt/FJSVssagt/lib/defusr.dat |
SSCエージェントのアンインストール
SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。
ESCエージェントのインストールとセットアップ
ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法については、「6.1 [Solaris 環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。
退避したエージェント設定情報の移行
1.で退避したエージェント設定情報を移行します。
SNMP Trap送信先アドレスの移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。
/var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの移行
先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してください。
/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要がなかった場合には、移行も必要ありません。
/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat |
旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。
エージェント設定情報の退避
旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールする前に、以下の旧バージョンレベルのESCエージェント設定情報を退避しておきます。
SNMP Trap送信先アドレスの退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退避の必要はありません。
/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat |
旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストール
旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。
ESCエージェントのインストールとセットアップ
ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法については、「6.1 [Solaris 環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。
退避したエージェント設定情報の移行
1.で退避したエージェント設定情報を移行します。
SNMP Trap送信先アドレスの移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。
/var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの移行
先に退避したファイルを参照して、旧バージョンレベルのESCエージェント導入時から変更した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してください。
/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要がなかった場合には、移行も必要ありません。
/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかのハードウェアが必要です。
項番 |
動作サーバ |
動作サーバ機種/要件 |
---|---|---|
1 |
管理対象サーバノード |
装置搭載メモリは256M バイト以上、且つ 推奨CPU性能はPentium(R)III 1GHz 以上 |
2 |
PRIMEQUEST |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。
項番 |
製品名 |
備考 |
---|---|---|
Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86) |
修正カーネルが必要です。 修正カーネルを入手し、修正カーネルアップデート CD を作成してください。この他、ドライバキット、アップデートキットなどの必須ソフトウェアがある場合、それらも準備してください。 |
|
2 |
Red Hat Enterprise Linux ES (v.3 for x86) |
|
3 |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86) |
|
4 |
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86) |
|
5 |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T) |
|
6 |
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T) |
|
7 |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium) |
動作サーバはPRIMEQUESTのみです。 |
8 |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium) |
動作サーバはPRIMEQUESTのみです。 また、仮想マシン機能を利用している場合は、本ソフトウェアは管理OSにインストールしてください。ゲストOSへインストールした場合、正しく動作しません。 |
9 |
SUSE Linux Enterprise Server 9 EM64T |
- |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。
エージェントのインストールが完了したあと、インストールしてください。
項番 |
製品名 |
パッケージ名 |
バージョン |
備考 |
---|---|---|---|---|
1 |
SNIA HBA API ライブラリ (注) |
- |
- |
ESCで RAID 装置を管理する場合に必要です。使用する HBA、OS の版数に合ったライブラリを準備してください。 |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。
項番 |
製品名 |
バージョン |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
Systemwalker Resource Coordinator |
すべて |
- |
2 |
Softek Storage Cruiser |
すべて |
- |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。
項番 |
製品名 |
パッチ ID /一括修正 |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86) |
一括修正 U05011以降 |
- |
2 |
Red Hat Enterprise Linux ES (v.3 for x86) |
||
3 |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86) |
一括修正 U05111以降 |
- |
4 |
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86) |
||
5 |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T) |
一括修正 U05121以降 |
- |
6 |
Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T) |
||
7 |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium) |
なし |
- |
8 |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium) |
なし |
- |
9 |
SUSE Linux Enterprise Server 9 EM64T |
なし |
- |
新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
/opt |
101 |
- |
2 |
/etc/opt |
1 |
- |
3 |
/var/opt |
205 |
- |
新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。
各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
/etc |
0.3 |
- |
2 |
/var/opt |
48 |
- |
本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。
項番 |
メモリ所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|
1 |
46 |
- |
「6.2.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Systemwalker Resource Coordinator、またはSoftek Storage Cruiserがすでにインストールされている場合、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントをインストールしてください。
Server System Manager のエージェントと同じサーバにインストールする場合は、「4.1.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 8 または、「4.2.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 11 を確認してください。
エージェントをインストールする手順を以下に示します。
エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントプログラムの CD-ROM を使用します。
本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。
# cd CD-ROM マウントポイント/agent/RHEL <RETURN> # ./scagtinstall.sh -check <RETURN> |
上記の操作で、メッセージが出力された場合、それぞれの対処を実施してください。
排他ソフトウェアがインストールされている場合
ETERNUS SF Storage Cruiser Agent をインストールしたい場合は、そのソフトウェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアンインストールしてください。
すでに、ETERNUS SF Storage Cruiser Agent のパッケージがインストールされている場合
「7.2.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示されたパッケージをアンインストールしてください。
本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。
root(スーパユーザ)でログインします。
# su <RETURN> |
「6.2.3.1 インストール前準備」を実行したあと、本ソフトウェア専用のインストールコマンド (scagtinstall.sh) が格納されているディレクトリ (CD-ROM マウントポイント/agent/RHEL) に移動します。
# cd CD-ROM マウントポイント/agent/RHEL <RETURN> |
scagtinstall.sh コマンドを使用して、Storage Cruiser エージェントをインストールします。
# ./scagtinstall.sh <RETURN> |
このままインストールを実行する場合は "y"、実行しないで中断する場合は "y" 以外を入力します。
Do you want to continue the installation of this package? [y,n,?,q] |
"y" を入力すると、インストールが開始されます。
表示例を以下に示します。
<例>
INFO : Starting Installation of ETERNUS SF Storage Cruiser ... INFO : Installation of <FJSVssage> was successful. INFO : ETERNUS SF Storage Cruiser Agent was installed successfully. |
インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。
INFO : ETERNUS SF Storage Cruiser Agent was installed successfully. |
インストールが失敗すると、以下のメッセージが表示されます。
ERROR : not privileged または INFO : Installation is terminated. または ERROR : Installing FJSVssage was failed. |
インストール結果は以下のコマンドで確認します。
# rpm -qi FJSVssage <RETURN> |
パッケージの詳細情報が表示されれば正しくインストールされています。エラーメッセージが表示された場合は、インストールに失敗していますので、「7.2 [Linux 環境]アンインストール」によりパッケージを削除して、再度インストールし直してください。
インストール後のセットアップ
「6.2.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施します。
root(スーパユーザ)でログインします。
# su <RETURN> |
「6.2.3.1 インストール前準備」を実行したあと、本パッケージが格納されているディレクトリ (CD-ROM マウントポイント/agent/SLES/pkg/SLES9EM64T) に移動します。
# cd CD-ROM マウントポイント/agent/SLES/pkg/SLES9EM64T <RETURN> |
以下のコマンドを実行します。
# rpm -ivh ./FJSVssage-13.1.0-1.x86_64.rpm <RETURN> |
インストール結果は以下のコマンドで確認します。
# rpm -qi FJSVssage <RETURN> |
パッケージの詳細情報が表示されれば正しくインストールされています。エラーメッセージが表示された場合は、インストールに失敗していますので、「7.2 アンインストール」によりパッケージを削除して、再度インストールし直してください。
インストール後のセットアップ
「6.2.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施します。
管理対象サーバノードをセットアップする手順を以下に示します。本手順はマルチユーザモードで実行してください。
エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。
従って、このポート番号を以下のように/etc/servicesファイルに記述し、このポート番号使用を宣言します。
記述がない場合は、エージェントはポート番号4917で起動します。
[/etc/services ファイルの設定内容]
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。
サービス名 |
ポート番号/プロトコル名 |
接続元 |
接続先 |
---|---|---|---|
sscruisera |
4917/tcp |
マネージャ |
エージェント |
ポート番号が、既にシステムで使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。但し、変更した場合、運用管理サーバ側に設定する同一サービス名に対するポート番号も同じ値にする必要があります。
エージェントは、運用管理サーバ(マネージャ)と正しいLAN経路で通信できるように、運用管理サーバとの通信用に使用するサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして指定します。以下のコマンドでエージェントに起動IPアドレスを指定してください。
エージェントの管理LAN の IP アドレスを設定するためには、エージェントの停止が必要です。
エージェントが動作している場合、以下のコマンドを入力し、エージェントを停止します。
# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN> |
エージェントに管理 LAN の IP アドレスを設定します。
# /opt/FJSVssage/bin/setagtip -i IPアドレス <RETURN> |
起動IPアドレスの設定値について
エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合は、起動IPアドレスの設定はその単一IPアドレスを設定します。
エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、サーバノードと運用管理サーバとのネットワークの構成から起動IPアドレスの設定値を決定します。
b-1. 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。
ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、 サーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを設定します。
ETERNUS SF Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合、HBA ベンダが配付している SNIA HBA API ライブラリをインストールと設定する必要があります。
「付録B.2 Linux での SNIA HBA API ライブラリの設定」を参照して SNIA HBA API ライブラリのインストールを行ってください。
設定完了後にシステムを再起動してください。ETERNUS SF Storage Cruiserが自動的に起動します。
# /sbin/shutdown -r now <RETURN> |
Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐことができます。
Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。
エージェント設定情報の退避
SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておきます。
SNMP Trap送信先アドレスの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/var/opt/FJSVssagt/sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/etc/opt/FJSVssagt/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退避の必要はありません。
/opt/FJSVssagt/lib/defusr.dat |
SSCエージェントのアンインストール
SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。
ESCエージェントのインストールとセットアップ
ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法については、「6.2 [Linux環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。
退避したエージェント設定情報の移行
1.で退避したエージェント設定情報を移行します。
SNMP Trap送信先アドレスの移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。
/var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの移行
先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してください。
/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要がなかった場合には、移行も必要ありません。
/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat |
旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。
エージェント設定情報の退避
旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールする前に、以下の旧バージョンレベルのESCエージェント設定情報を退避しておきます。
SNMP Trap送信先アドレスの退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退避の必要はありません。
/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat |
旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストール
旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。
ESCエージェントのインストールとセットアップ
ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法については、「6.2 [Linux環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。
退避したエージェント設定情報の移行
1.で退避したエージェント設定情報を移行します。
SNMP Trap送信先アドレスの移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。
/var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの移行
先に退避したファイルを参照して、旧バージョンレベルのESCエージェント導入時から変更した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してください。
/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要がなかった場合には、移行も必要ありません。
/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。
項番 |
動作サーバ |
動作サーバ機種/要件 |
---|---|---|
1 |
管理対象サーバノード |
装置搭載メモリは256M バイト以上、且つ 推奨CPU性能はPentium(R)III 1GHz 以上 |
2 |
PRIMEQUEST |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。
項番 |
製品名 |
備考 |
---|---|---|
1 |
Windows Server 2003, Standard Edition |
サービスパックなし、SP1、SP2 に対応。 |
2 |
Windows Server 2003 R2, Standard Edition |
サービスパックなし、SP2 に対応。 |
3 |
Windows Server 2003, Enterprise Edition |
サービスパックなし、SP1、SP2 に対応。 |
4 |
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition |
サービスパックなし、SP2 に対応。 |
5 |
Windows Server 2003, Standard x64 Edition |
サービスパックなし、SP2 に対応。 |
6 |
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition |
サービスパックなし、SP2 に対応。 |
7 |
Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition |
サービスパックなし、SP2 に対応。 |
8 |
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition |
サービスパックなし、SP2 に対応。 |
9 |
Windows Server 2003, Enterprise Edition for Itanium-based systems |
SP1、SP2 に対応。 動作サーバはPRIMEQUESTのみです。 |
10 |
Windows Server 2003 Datacenter Edition for Itanium-Based systems |
|
11 |
Windows 2000 Server (SP1 以降) |
- |
12 |
Windows 2000 Advanced Server (SP1 以降) |
- |
13 |
Windows 2000 Professional (SP1 以降) |
- |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。
エージェントのインストールが完了したあと、インストールしてください。
項番 |
製品名 |
パッケージ名 |
バージョン |
備考 |
---|---|---|---|---|
1 |
SNIA HBA API ライブラリ |
- |
- |
Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合に必要です。使用する HBA、OS の版数に合ったライブラリを準備してください。 |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。
項番 |
製品名 |
修正プログラム |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
Windows Server 2003, Enterprise Edition |
KB922772 |
- |
2 |
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition |
KB922772 |
- |
3 |
Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition |
KB922772 |
- |
4 |
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition |
KB922772 |
- |
5 |
Windows Server 2003, Enterprise Edition for Itanium-based systems |
KB922772 |
- |
6 |
Windows Server 2003 Datacenter Edition for Itanium-Based systems |
KB922772 |
富士通からDatacenter Editionのお客様に修正プログラムを提供する場合はサポート契約が必須です。 |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。
項番 |
製品名 |
バージョン |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
Systemwalker Resource Coordinator |
すべて |
- |
2 |
Softek Storage Cruiser |
すべて |
- |
新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
\$DIR1*注1) |
100 |
- |
2 |
\$DIR2*注2) |
1 |
- |
3 |
\$DIR3*注3) |
1 |
- |
注1."$DIR1"は本ソフトウェアのインストール時に指定するプログラムディレクトリ名です。
WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。
C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\opt
注2."$DIR2"は本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定ディレクトリ名です。
WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。
C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\etc
注3."$DIR3"は本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ディレクトリ名です。
WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。
C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\var
新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。
各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
\$DIR2*注2) |
0.1 |
|
2 |
\$DIR3*注3) |
20 |
注2."$DIR2"は本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定ディレクトリ名です。
WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。
C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\etc
注3."$DIR3"は本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ディレクトリ名です。
WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。
C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\var
本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。
項番 |
メモリ所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|
1 |
256 |
- |
「6.3.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Softek Storage Cruiser、または Systemwalker Resource Coordinatorがすでにインストールされている場合、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントをインストールしてください。
Server System Manager のエージェントと同じサーバにインストールする場合は、「4.1.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 8 または、「4.2.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 11 を確認してください。
エージェントをインストールする手順を以下に示します。
エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントプログラムの CD-ROM を使用します。
[アプリケーションの追加と削除]画面で本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。
上記の画面のように" ETERNUS SF Storage Cruiser Agent "が存在する場合はすでにインストールされていますので、本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)のアンインストールを行います。
「7.3.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示されたパッケージをアンインストールしてください。
本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。
ログオンします。
エージェントをインストールするシステムにログオンします。ログオンの際は導入する端末のAdministratorグループのユーザでログオンしてください。
当ソフトウェアの入ったCD-ROMをドライブにセットして、「エクスプローラ」などで以下のディレクトリを開いて、setup.exeを実行します。
Windows 2000,Windows 2003(x86),Windows 2003(x64)の場合
CD-ROMのドライブ:\agent\Windows\I32_x64
Windows 2003(IPF)の場合
CD-ROMのドライブ:\agent\Windows\IPF
インストールシールドが起動して次の画面が表示されるので、内容を確認し、<次へ>ボタンをクリックしてください。
使用許諾契約画面で、使用許諾の契約を行います。
インストール先の指定を行います。
デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は<参照>ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が完了した後、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インストール先のディレクトリ名には、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】は使用できません。
インストール先の指定を行います。
5).の指定で表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は<参照>ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が完了した後、設定内容に誤りがなければ、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インストール先のディレクトリ名には、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】は使用できません。
エージェントサービスが使用するポート番号と起動IPアドレスを入力します。
ここでは、エージェントサービスで使用するポート番号と起動IPアドレスを入力します。
ポート番号について
エージェントと運用管理サーバとの間の通信で使用するポート番号で、運用管理サーバで設定する番号と同じ番号を入力します。デフォルト値4917 で、通常はこの値を変更する必要はありません。但し、このポート番号が既にシステムで使用されている場合は、空いているポート番号を割り当ててください。
起動IPアドレスについて
エージェントは、運用管理サーバ(マネージャ)と正しいLAN経路で通信できるように、運用管理サーバとの通信用に使用するサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして指定します。
エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合は、起動IPアドレスにはその単一IPアドレスを設定します。
エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、サーバノードと運用管理サーバのネットワーク構成から起動IPアドレスの設定値を決定します。
b-1 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。
ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、サーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを設定します。
既にシステムで使用されるポートについて、servicesファイルを確認してください。なお、services ファイルは、以下のディレクトリに格納されます。
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\
%SystemRoot%は、Windows をインストールしたディレクトリとなります。
Windows 2000 Server ファミリのデフォルトの場合
C:\WINNT\system32\drivers\etc\services
Windows Server 2003 ファミリのデフォルトの場合
C:\Windows\system32\drivers\etc\services
ポート番号がすでに他で使用されている場合は、空いているポート番号を選んで変更してください。その場合は、同じポート番号を設定しているETERNUS SF Storage Cruiserのマネージャについても、同様に設定を変更してください。
ファイルコピーの開始画面で、設定内容を確認します。
設定内容に誤りがなければ、<次へ>ボタンをクリックしてください。設定内容を変更する場合は、<戻る>ボタンをクリックしてください。
コピー処理が開始されます。
コピー処理完了後、インストールは終了します。
インストール処理を完了させるため、[完了]ボタンをクリックします。インストール完了後は、コンピュータの再起動を行ってください。
インストール後のセットアップ
「6.3.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施します。
エージェントをセットアップする手順を以下に示します。
エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。
[services ファイルの設定内容]
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。
サービス名 |
ポート番号/プロトコル名 |
接続元 |
接続先 |
---|---|---|---|
sscruisera |
4917/tcp |
マネージャ |
エージェント |
この内容は、ソフトウェアのインストール時に、Agent サービス登録の画面で入力したポート番号が反映されます。反映されている情報に間違いがないか確認してください。またポート番号がすでに他で使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。
services ファイルは、以下のディレクトリに格納されます。
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\
%SystemRoot%は、Windows をインストールしたディレクトリとなります。
Windows 2000 Server ファミリのデフォルトの場合
C:\WINNT\system32\drivers\etc\services
Windows Server 2003 ファミリのデフォルトの場合
C:\Windows\system32\drivers\etc\services
ETERNUS SF Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合、HBA ベンダが配付している SNIA HBA API ライブラリをインストールと設定する必要があります。
「付録B.3. Windows での SNIA HBA API ライブラリの設定」を参照して SNIA HBA API ライブラリのインストールを行ってください。
Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐことができます。
Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。
エージェント設定情報の退避
SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておきます。
SNMP Trap送信先アドレスの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退避の必要はありません。
(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat |
SSCエージェントのアンインストール
SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。
ESCエージェントのインストールとセットアップ
ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法については、「6.3 [Windows環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。
退避したエージェント設定情報の移行
1.で退避したエージェント設定情報を移行します。
SNMP Trap送信先アドレスの移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。
(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの移行
先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してください。
(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要がなかった場合には、移行も必要ありません。
(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat |
旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。
エージェント設定情報の退避
旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールする前に、以下の旧バージョンレベルのESCエージェント設定情報を退避しておきます。
SNMP Trap送信先アドレスの退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip |
旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の退避
旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退避の必要はありません。
(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat |
旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストール
旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。
ESCエージェントのインストールとセットアップ
ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法については、「6.3 [Windows環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。
退避したエージェント設定情報の移行
1.で退避したエージェント設定情報を移行します。
SNMP Trap送信先アドレスの移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。
(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip |
旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの移行
先に退避したファイルを参照して、旧バージョンレベルのESCエージェント導入時から変更した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してください。
(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル |
ユーザ定義情報の移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要がなかった場合には、移行も必要ありません。
(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。
項番 |
動作サーバ |
サポート機種 |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
管理対象サーバノード |
HP-UX社サーバ全機種 |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。
項番 |
製品名 |
備考 |
---|---|---|
1 |
HP-UX 11.0 |
- |
2 |
HP-UX 11i |
- |
3 |
HP-UX 11iv2 |
IPF版のみ |
特にありません。
本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。
項番 |
製品名 |
バージョン |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
Softek Storage Cruiser |
すべて |
- |
本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。
項番 |
製品名 |
パッチ ID |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
HP-UX 11.0 |
最新パッチ |
- |
2 |
HP-UX 11i |
最新パッチ |
- |
3 |
HP-UX 11iv2 |
最新パッチ |
新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
/etc |
0.2 |
HP-UX11.0またはHP-UX11iの場合 |
0.02 |
HP-UX11i v2 (IPF)の場合 |
||
2 |
/var |
0.2 |
HP-UX11.0またはHP-UX11iの場合 |
0.03 |
HP-UX11i v2 (IPF)の場合 |
||
3 |
/opt |
130 |
HP-UX11.0またはHP-UX11iの場合 |
150 |
HP-UX11i v2 (IPF)の場合 |
新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。
各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。
項番 |
ディレクトリ |
ディスク所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
/etc |
0.1 |
- |
2 |
/var |
20 |
- |
本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。
項番 |
メモリ所要量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|
1 |
32 |
- |
本ソフトウェアが使用するスワップ容量を示します。
項番 |
スワップ容量 (単位 : M バイト) |
備考 |
---|---|---|
1 |
32 |
- |
「6.4.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Softek Storage Cruiserがすでにインストールされている場合、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントをインストールしてください。
エージェントをインストールする手順を以下に示します。
エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントプログラムの CD-ROM を使用します。
システムをスーパーユーザモードで立ち上げます。
# su <RETURN> |
以下のコマンドを実施し、デーモンを起動させます。
# /usr/sbin/pfs_mountd & <RETURN> # /usr/sbin/pfsd & <RETURN> |
ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントプログラムの CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入します。
CD-ROM をマウントします。
# /usr/sbin/pfs_mount -t rrip CD-ROM マウントデバイス名 マウントポイント名 <RETURN> |
本ソフトウェアがインストールされていないことを確認します。
# /usr/sbin/swlist | /usr/bin/grep FJSVssage <RETURN> |
上記の操作で、パッケージが出力された場合はすでにインストールされていますので、本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)のアンインストールを行います。
「7.4.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示されたパッケージをアンインストールしてください。
本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。
root(スーパユーザ)でログインします。
# su <RETURN> |
「6.4.3.1 インストール前準備」を実行したあと、以下のコマンドを実行します。
[HP-UX11.0またはHP-UX11i の場合]
# swinstall -s CD-ROM マウントポイント/agent/HPUX/pkg/FJSVssage-13.0.0.depot <RETURN> |
[HP-UX11i v2(IPF) の場合]
# swinstall -s CD-ROM マウントポイント/agent/HPUX/pkg/FJSVssage-13.0.0_ia64.depot <RETURN> |
swinstallコマンドの実行により、以下のダイアログが表示されます。
表示されたリスト内から"FJSVssage"パッケージを選択し、ActionsメニューのInstallを選択してください。
パッケージ検査のダイアログボックスが以下のとおり表示され、パッケージの検査を実施します。
検査完了後、OKボタンをクリックしてください。
インストールダイアログが表示されます。Statusの表示がCompletedになればインストールは完了です。 Doneボタンをクリックすることで、初期ダイアログの表示に戻ります。
詳細なインストール情報を参照するにはLogfileボタンをクリックしてください。
インストール後のセットアップ
「6.4.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施します。
管理対象サーバノードをセットアップする手順を以下に示します。本手順はマルチユーザモードで実行してください。
エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。
従って、このポート番号を以下のように/etc/servicesファイルに記述し、このポート番号使用を宣言します。
記述がない場合は、エージェントはポート番号4917で起動します。
[/etc/services ファイルの設定内容]
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 sscruisera 4917/tcp |
サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。
サービス名 |
ポート番号/プロトコル名 |
接続元 |
接続先 |
---|---|---|---|
sscruisera |
4917/tcp |
マネージャ |
エージェント |
ポート番号が、既にシステムで使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。但し、変更した場合、運用管理サーバ側に設定する同一サービス名に対するポート番号も同じ値にする必要があります。
エージェントの管理 LAN の IP アドレスは、以下の手順で設定してください。
エージェントの管理LAN の IP アドレスを設定するためには、エージェントの停止が必要です。
エージェントが動作している場合、以下のコマンドを入力し、エージェントを停止します。
# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN> |
エージェントに管理 LAN の IP アドレス、およびサーバノード名を設定します。
# /opt/FJSVssage/bin/setagtip -i IPアドレス <RETURN> |
起動IPアドレスの設定値について
エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合は、起動IPアドレスの設定はその単一IPアドレスを設定します。
エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、サーバノードと運用管理サーバとのネットワークの構成から起動IPアドレスの設定値を決定します。
b-1. 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。
ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、 サーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを設定します。
設定完了後にシステムを再起動してください。ETERNUS SF Storage Cruiserが自動的に起動します。
# /sbin/shutdown -r -y 0 <RETURN> |
Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐことができます。
Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。
エージェント設定情報の退避
SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておきます。
SNMP Trap送信先アドレスの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/var/opt/FJSVssagt/sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの退避
SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。
/etc/opt/FJSVssagt/ ディレクトリ配下の全ファイル |
SSCエージェントのアンインストール
SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。
ESCエージェントのインストールとセットアップ
ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法については、「6.4 [HP-UX環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。
退避したエージェント設定情報の移行
1.で退避したエージェント設定情報を移行します。
SNMP Trap送信先アドレスの移行
先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。
/var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
SSCエージェント定義ファイルの移行
先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してください。
/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル |
ETERNUS SF Storage Cruiser13.1で提供されるHP-UXエージェントは13.0で提供されたものと同じですので移行する必要はありません。
目次
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