Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド データベース定義編
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第2章 データベースの作成

2.6 論理構造の定義

データベーススペースの作成が終了したら、論理構造の定義を行います。論理構造の定義を行うと、その情報がRDBディクショナリに格納されます。

論理構造の定義には、スキーマ定義、表定義、ビュー定義、権限情報定義およびプロシジャルーチン定義があります。

図:論理構造の定義の流れに論理構造の定義の流れを示します。

[図:論理構造の定義の流れ]

■スキーマ定

スキーマはスキーマ名により管理され、1つのデータベースに対して複数個作成することができます。

スキーマ定義は、CREATE SCHEMAで行います。スキーマ定義では、スキーマを構成する要素として実表およびビュー表の定義を含めて記述します。

 

■表定

表定義では、実表名および実表を構成する列を定義します。1つのスキーマに対して複数個の実表を作成することができます。

表定義は、CREATE TABLEで行います。

すでに定義済のスキーマに対して表定義を追加する場合も、同文で行います。

 

■ビュー定

ビュー定義では、ビュー名およびビュー表を構成する列を定義します。1つのスキーマに対して複数個のビュー表を作成することができます。ビュー表定義はCREATE VIEWで行います。

すでに定義済のスキーマに対してビュー定義を追加する場合も、同文で行います。

 

■権限情報定

スキーマに所属する表、ビュー表、プロシジャおよびデータベーススペースの権限に関する情報を定義します。権限情報の定義はGRANTで行います。

 

■プロシジャルーチン定

データベースを操作する業務の中には、つねに一定のパターンで処理を行うものもあります。このような一定のパターンの処理を、処理手続きとしてスキーマに定義しておくことができます。この処理手続きを、プロシジャルーチンと呼びます。プロシジャルーチン定義では、スキーマに所属するプロシジャルーチンを定義します。1つのスキーマに対して複数個のプロシジャルーチンを作成することができます。プロシジャルーチン定義は、CREATE PROCEDUREで行います。

すでに定義済のスキーマに対してプロシジャルーチン定義を追加する場合も、同文で行います。

 


下へ2.6.1 スキーマ定義
下へ2.6.2 表定義
下へ2.6.3 ビュー定義
下へ2.6.4 権限情報定義
下へ2.6.5 プロシジャルーチン定義

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