Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド データベース定義編
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第2章 データベースの作成

2.5 データベーススペースの作成

データベースのための領域としてのデータベーススペースを作成します。

データベーススペースは、データベースのための磁気ディスク内の領域です。データベース用の領域には、磁気ディスク内のパーティションをそのまま割り当てます。

図:データベーススペースとローデバイスの関係にデータベーススペースと磁気ディスクの関係を示します。

[図:データベーススペースとローデバイスの関係]

データベーススペーの作成は、CREATE DBSPACE文で行います。CREATE DBSPACEを実行することにより、データベーススペースと実際のローデバイとが対応付けられ、RDBディクショナリにデータベーススペースに関する情報が登録されます。データベーススペースの作成までに、実際のローデバイスが獲得されている必要があります。

■CREATE DBSPACE

CREATE DBSPACE文では、データベーススペース名と、データベーススペースを作成するローデバイス名を指定します。

在庫管理DBのためのデータベーススペースの定義を実行するCREATE DBSPACE文の例を以下に示します。

データベーススペースDBSP_1、DBSP_2とDBSP_3を作成します。

データベーススペース名はDBSP_1、DBSP_2およびDBSP_3とします。データベーススペースDBSP_1、DBSP_2およびDBSP_3は、データベース専用のパーティション(ローデバイス名:/dev/rdsk/c1t0d1s1、ローデバイス名:/dev/rdsk/c2t0d2s3およびローデバイス名:/dev/rdsk/c3t0d3s3)をあてるものとし、これらのローデバイスは既に定義済みで実在するものとします。

CREATE DBSPACE  DBSP_1  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c1t0d1s1 
CREATE DBSPACE  DBSP_2  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c2t0d2s3 
CREATE DBSPACE  DBSP_3  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c3t0d3s3 

◆データベーススペース

データベーススペース名には、18文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。

◆ローデバイス

データベーススペースに割り当てるローデバイス名を指定します。

◆データベーススペース作成時の注意事項

Symfoware Parallel Serverを運用する場合、他のSymfoware/RDB環境とローデバイスを二重に使用するおそれがあります。ローデバイスの作成後、各システムの起動ユーザしかアクセスできないようにchownコマンおよびchmodコマンを使用して、アクセス権を設定してください。chownコマンドおよびchmodコマンドの詳細は、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。


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