Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド データベース定義編 |
目次
索引
![]() ![]() |
第2章 データベースの作成 |
データベースのための領域としてのデータベーススペースを作成します。
データベーススペースは、データベースのための磁気ディスク内の領域です。データベース用の領域には、磁気ディスク内のパーティションをそのまま割り当てます。
図:データベーススペースとローデバイスの関係にデータベーススペースと磁気ディスクの関係を示します。
データベーススペースの作成は、CREATE DBSPACE文で行います。CREATE DBSPACE文を実行することにより、データベーススペースと実際のローデバイスとが対応付けられ、RDBディクショナリにデータベーススペースに関する情報が登録されます。データベーススペースの作成までに、実際のローデバイスが獲得されている必要があります。
CREATE DBSPACE文では、データベーススペース名と、データベーススペースを作成するローデバイス名を指定します。
在庫管理DBのためのデータベーススペースの定義を実行するCREATE DBSPACE文の例を以下に示します。
例
データベーススペースDBSP_1、DBSP_2とDBSP_3を作成します。データベーススペース名はDBSP_1、DBSP_2およびDBSP_3とします。データベーススペースDBSP_1、DBSP_2およびDBSP_3は、データベース専用のパーティション(ローデバイス名:/dev/rdsk/c1t0d1s1、ローデバイス名:/dev/rdsk/c2t0d2s3およびローデバイス名:/dev/rdsk/c3t0d3s3)をあてるものとし、これらのローデバイスは既に定義済みで実在するものとします。
CREATE DBSPACE DBSP_1 ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c1t0d1s1 CREATE DBSPACE DBSP_2 ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c2t0d2s3 CREATE DBSPACE DBSP_3 ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c3t0d3s3
データベーススペース名には、18文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。
データベーススペースに割り当てるローデバイス名を指定します。
Symfoware Parallel Serverを運用する場合、他のSymfoware/RDB環境とローデバイスを二重に使用するおそれがあります。ローデバイスの作成後、各システムの起動ユーザしかアクセスできないようにchownコマンドおよびchmodコマンドを使用して、アクセス権を設定してください。chownコマンドおよびchmodコマンドの詳細は、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。
目次
索引
![]() ![]() |