Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド データベース定義編
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第2章 データベースの作成> 2.6 論理構造の定義

2.6.1 スキーマ定義

スキーマ定義では、スキーマ名の定義、スキーマの注釈定義およびスキーマを構成する以下の要素の定義を行います。

スキーマ名の定義は、CREATE SCHEMAを使用して行います。

在庫管理データベースのスキーマ定義の例を以下に示します。在庫管理DBに対して、スキーマのSTOCKSとそれに属する在庫表などを定義するものとします。

在庫管理DBのスキーマ定義を行います。
CREATE SCHEMA STOCKS           COMMENT '在庫管理業務用' 
             スキーマ名               注釈定義
                                                            
CREATE TABLE 在庫表 (製品番号…, … PRIMARY KEY(製品番号)) (1) 
                                                           
CREATE  TABLE   …                                         
    : 
                                                            
CREATE VIEW 大量在庫表(品番,数量) AS SELECT …             (2)
                                                           
CREATE VIEW   …                                           
    :              
                                                           
GRANT SELECT ON 在庫表   …                                (3)
                                                           
    :                                                      

CREATE PROCEDURE PROC001 …                                (4) (注)
                                                           
  BEGIN                                                     
    :                                                     
  END                                                      

(1) 表定義

(2) ビュー定義

(3) 権限情報定義

(4) プロシジャルーチン定義

注) rdbddlexコマンドを使用して定義する場合、プロシジャルーチン定義を同一の定義ファイルに記述することはできません。

プロシジャルーチン定義は別の定義ファイルに記述し、rdbddlexコマンドにxオプションを指定して定義します。

■スキーマ

スキーマ名は、18文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。スキーマ名は、データベース内で一意です。

スキーマ名は、SQL文において実表およびビュー表を指定する場合に、表名を修飾する名前として使用します。また、インデックス定義においてインデックスを指定する場合にも、表名を修飾する名前として使用します。

 

■スキーマの注釈定

スキーマに対して、文字列または各国語文字列で注釈を指定することができます。最大256バイトの文字列を指定することができます。文字列と各国語文字列の両方を注釈として指定することもできます。注釈が不要な場合は、指定を省略します。以下に例を示します。

スキーマ“STOCKS”に注釈を指定します。
CREATE SCHEMA  STOCKS    COMMENT '在庫管理用スキーマ' 
                                   (1)

(1) 注釈定義


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