ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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付録E 調査資料の採取> E.2 UNIX/IAサーバの場合

E.2.2 トレースファイルの採取方法

XLデータムーバのトレースファイルには、以下のトレース情報が採取されます。

収集したトレースファイルの格納先ディレクトリは以下のとおりです。

Solaris OSサーバ /var/opt/FJSVmftf/data配下
HP-UXサーバ /var/opt/FHPmftf/data配下
AIXサーバ /var/opt/FAIXmftf/data配下
Linuxサーバ /var/opt/FJSVmftf/data配下
IAサーバ インストールディレクトリ\data配下
(デフォルト= C:\Program Files\Datamover\data配下)

トレース情報は二つのトレースファイル(apilog1apilog2)を使用して以下のように、サイクリックに格納されます。

  1. 一つ目のファイルに格納します。
  2. 一つ目のファイルのファイルサイズが以下の値より大きくなった場合には、二つ目のファイルに格納します。
      UNIXサーバ : 6MB
      IAサーバ  : 60MB
  3. 二つ目のファイルのファイルサイズが 2. と同じように大きくなった場合には、一つ目のファイルを上書きして格納します。
    これを繰り返し行います。

ローカルシステム内で、転送コマンドおよびサービスまたはデーモンは、共に同じ出力ファイルを使用します。
トレースファイルの一つのファイルサイズは、UNIXサーバは6MBIAサーバでは60MBです。
一つのトレースファイルに格納可能なトレース情報の量は、約10GBのデータ転送分の情報を格納できます。
トレースファイルは二つをサイクリックに使用するため、最大約20GBのデータ転送分のトレース情報を格納できることになります。


注意

格納ディレクトリの空きスペース


■XLデータムーバのトレースファイルの採取方法

XLデータムーバのトレースには、クライアントシステム側のトレースと、サーバシステム側のトレースの二つが存在します。異常発生原因を特定させるため、クライアントシステム側およびサーバシステム側のトレースを合わせて採取します。

クライアントシステム側のトレース情報の採取方法

  1. シェルスクリプト等で実行している転送コマンドを、トレース用の転送コマンドに変更してください。
      mftfsend -f /export/home/a/data1 …  ==> mftfsenddeb -f /export/home/a/data1 …
      mftfrecv -t /export/home/a/data2 …  ==> mftfrecvdeb -t /export/home/a/data2 …
    オプションはすべて同じです。
  2. トレース用の転送コマンドを実行することで、クライアントシステム側にトレースファイルができ、トレース情報を収集します。
     ※ サーバシステム側のデーモンやサービスが、トレース用である必要はありません。
  3. トラブル現象が発生し、転送が終了した時点で、トレース情報は収集できているので、1.で修正したシェルスクリプトを元に戻してください。
  4. 収集できたトレースファイルを富士通技術員(SE)に送ってください。

サーバシステム側のトレース情報の採取方法

サーバ側には、UNIXサーバのデーモンと、IAサーバのサービスの二つが存在します。

デーモンのトレース情報の採取方法

  1. トレース対象のデータ転送用ボリュームの、通常のデーモン(mftfd)を停止してください。
  2. トレース対象のデータ転送用ボリュームの、トレース用のデーモン(mftfddeb)で起動してください。
      mftfd -start /dev/rdsk/c2t0d0s2  ==> mftfddeb -start /dev/rdsk/c2t0d0s2
    オプションは通常デーモンとすべて同じです。
  3. クライアントシステム側からデータ転送依頼を実施することで、サーバシステム側にトレース情報が収集できます。
     ※ クライアントシステム側からのデータ転送依頼は、トレース用の転送コマンド等である必要はありません。
  4. トラブル現象が発生し、転送が終了した時点で、トレース用のデーモンを停止してください。
  5. 収集できたトレース情報を富士通技術員(SE)に送ってください。

サービスのトレース情報の採取方法

  1. XLデータムーバのサービスを停止してください。
  2. 起動モード指定ファイル(startup.iniファイル)に"-D デバイス名"を指定してください。
    デバイス名にはトレース対象のデバイス名を指定してください。
  3.  OPTION= -D デバイス名     
      

    例) OPTION= -m -D PHYSICALDRIVE1

  4. XLデータムーバのサービスを起動してください。
     ※ 2.の -D で指定したデバイスだけの、トレース情報を採取することができます。
  5. クライアントシステム側からデータ転送依頼を実施することで、サーバシステム側にトレース情報が収集できます。
     ※ クライアントシステム側からのデータ転送依頼は、トレース用の転送コマンド等である必要はありません。
  6. トラブル現象が発生し、転送が終了した時点で、サービスを停止してください。
  7. 2. で指定した "-D デバイス名" は削除してください。
  8. 収集できたトレース情報を富士通技術員(SE)に送ってください。

■SAN連携製品を使用している場合のトレース情報の採取方法

SAN連携製品のトレースには、クライアントシステム側のトレースと、サーバシステム側のトレースの二つが存在しますが、どちらも同じ方法で採取できます。異常発生原因を特定させるため、クライアントシステム側およびサーバシステム側のトレースも合わせて採取します。
また、SAN連携製品のトレース情報には、データ転送用ボリュームのアクセス時のトレース情報だけが採取されます。

  1. データ転送用ボリュームを使用している、SAN連携製品のデーモンやサービス等すべてのプロセスを停止してください。
  2. 以下のシェルスクリプトやバッチファイルをオプションを何も指定しないで起動して、現在の全データ転送用ボリュームのアクセス部分が、通常モードになっていることを確認します。

    UNIXサーバ /usr/mftf/lib/mftfmode.sh
    IAサーバ インストールディレクトリ\mftfmode.bat
    (デフォルト= C:\Program Files\Datamover\mftfmode.bat)

     例) /usr/mftf/lib/mftfmode.sh
     ※ 上記シェルスクリプトやバッチファイルについては、mftfmodeについて を参照してください。

    上記の実行結果が、"Normal Mode" と表示されていることを確認してください。
  3. 2.で実行したシェルスクリプトやバッチファイルに、以下のオプションを指定して実行することで、全データ転送用ボリュームのアクセス部分が、トレースモードになります。

       /usr/mftf/lib/mftfmode.sh  TRACE

  4. 2. と同じようにシェルスクリプトやバッチファイルを実行し、現在の全データ転送用ボリュームのアクセス部分が、トレースモードになっているかどうかを確認します。

       /usr/mftf/lib/mftfmode.sh

    上記の実行結果が、"Trace Mode" と表示されていることを確認してください。
  5. データ転送用ボリュームを使用している、SAN連携製品のデーモンやサービス等を起動してデータ転送を開始してください。
    データ転送が実施され、データ転送用ボリュームをアクセスすることで、全データ転送用ボリュームのトレース情報が収集できます。
  6. トラブル現象が発生した時点で、SAN連携製品のデーモンやサービスを停止してください。
  7. 2. で実行したシェルスクリプトやバッチファイルに、以下のオプションを指定して実行することで、全データ転送用ボリュームのアクセス部分が、通常モードになります。

       /usr/mftf/lib/mftfmode.sh  NORMAL

  8. 2. と同じようにシェルスクリプトやバッチファイルを実行し、現在の全データ転送用ボリュームのアクセス部分が、通常モードになっているかどうかを確認します。

       /usr/mftf/lib/mftfmode.sh

    上記の実行結果が、"Normal Mode" と表示されていることを確認してください。
  9. 収集できたトレースファイルを富士通技術員(SE)に送ってください。

mftfmodeについて

[構文]

UNIXサーバ   /usr/mftf/lib/mftfmode.sh   [ TRACE | NORMAL ]   
IAサーバ   インストールディレクトリ\mftfmode.bat   [ TRACE | NORMAL ]   

[説明]

[オプション]

[復帰値]


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