ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第5章 UNIX/IAサーバ主導のデータ転送> 5.1 機能説明

[V13]
5.1.7 差分ファイル転送機能

差分ファイル転送機能とは、送信元ファイルと送信先ファイルの差異を確認し、その差異の条件によりデータ転送を行う機能です。 本機能により、効率の良いファイル転送業務が可能になります。
本機能は、転送コマンドに差分ファイル転送機能の転送オプションを指定することで使用することができます。
差分ファイル転送機能の転送オプションの指定方法については、転送コマンドリファレンス を参照してください。


注意

■転送オプションとデータ転送を行う条件

差分ファイル転送機能では、送信元ファイルと送信先ファイルの差異をデータの内容の比較ではなく、最終更新日時の比較で行います。
また、差分ファイル転送機能には、3種類の転送オプション(差分ファイル転送、更新ファイル転送、ファイル情報/ディレクトリ情報転送)があり、 転送オプション毎に、データ転送を行う場合の条件が異なります。
以下にその転送オプションとデータ転送を行う場合の条件を示します。

転送オプションデータ転送を行う条件
差分ファイル転送
(-d オプション)
送信元ファイルの最終更新日時 ≠ 送信先ファイルの最終更新日時
(最終更新日時が一致しない場合にデータ転送を行います)
更新ファイル転送
(-m オプション)
送信元ファイルの最終更新日時 > 送信先ファイルの最終更新日時
(送信先ファイルの最終更新日時が古い場合にデータ転送を行います)
ファイル情報/ディレクトリ情報転送
(-p オプション)
無条件
(無条件にデータ転送を行います)

■ファイル情報および、ディレクトリ情報の転送

差分ファイル転送機能では、データ転送に関係なく、送信元ファイルのファイル情報および、ディレクトリ情報を転送し、送信先ファイルのファイル情報および、ディレクトリ情報を更新します。
更に、送信先ファイルおよび、送信先ファイルのディレクトリの最終アクセス日時も更新されます。
なお、転送されるファイル情報および、ディレクトリ情報の項目は、差分ファイル転送機能を利用するサーバ間で異なります。
以下に本機能を利用するサーバ間と転送されるファイル情報および、ディレクトリ情報の項目の関係を示します。

本機能を利用するサーバ間転送されるファイル情報および、ディレクトリ情報の項目
UNIX-UNIXサーバ間・最終更新日時
・ファイルの所有者ID
・ファイルのグループID
・ファイルの実行権限(パーミッション)
UNIX/IA-IAサーバ間・最終更新日時

なお、データ転送が行われない場合に限り、ファイル情報および、ディレクトリ情報の転送を抑止することができます。
ファイル情報および、ディレクトリ情報の転送の抑止は、転送コマンドに差分ファイル転送機能の転送オプション(-u オプション)を指定することで行えます。
差分ファイル転送機能の転送オプションの指定方法については、転送コマンドリファレンス を参照してください。

■ディレクトリ情報の転送範囲

ディレクトリ情報の転送は、最下位ディレクトリから順に上位ディレクトリに向かい同一名のディレクトリを対象に行われます。
異なる名前のディレクトリを検出した場合、それ以降のディレクトリに対しては、ディレクトリ情報の転送は行いません。
また、最下位ディレクトリから最大32階層のディレクトリが、ディレクトリ情報の転送の対象となります。
ディレクトリ情報の転送について、以下に示します。

[UNIX−UNIXサーバ間の転送時]

図

[UNIX−IAサーバ間の転送時]

図

差分ファイル転送機能を使用した場合のファイル、ファイル情報および、ディレクトリ情報の状態について以下に示します。

[データ転送、実行前の状態]

図

[データ転送、実行後の状態]

図

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