ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書 |
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第4章 グローバルサーバまたはPRIMEFORCE主導のデータ転送 | > 4.1 機能説明 |
XLデータムーバでは、データ転送が可能なユーザを限定するため、XLデータムーバ独自の認証によりユーザを管理しています。
このため、使用するグローバルサーバまたはPRIMEFORCE側のUSER IDをUNIX/IAサーバシステム側の利用者登録ファイル .mftf(Windows の場合は mftf.ini)に登録しておく必要があります。
実際のデータ転送実行時に比較し、登録されていなければエラーとなります。
UNIX/IAサーバシステム側の利用者登録ファイルに登録するUSER IDは、以下のとおりです。
なお、グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側のUSER IDを、UNIX/IAサーバシステム側のアカウントとして登録する必要はありません。
クライアントシステム 利用者登録ファイルに登録するUSER ID MSP JOB文のUSERパラメタに指定するUSER ID XSP XSPのUSER IDに示すUSER ID OS/390 SYSIN DD文で指定するKEYWORD
XLデータムーバは、データ転送時にユーザ認証を行います。
しかし、UNIX/IAサーバシステム側の設定によりユーザ認証の迂回が可能です。
ユーザ認証迂回機能の具体的な設定方法についてはデータ転送用利用者登録を参照してください。
UNIXサーバシステムの場合は、データ転送実行時にアカウントを指定することができます。ファイル操作は指定されたアカウント権限で行います。
rootなどスーパユーザ権限を持ったアカウントを指定した場合には、転送先のファイルのパーミッションにかかわらずデータが上書きされる可能性がありますので、アカウントの選択は注意が必要です。
IAサーバシステムの場合は、常にローカルシステム(LocalSystem)のアカウント権限でファイル操作を行います。
UNIXサーバシステムへのデータ転送で、新規にファイルを作成する場合、上位ディレクトリが存在しない場合では、ディレクトリも作成します。
その際に、新規に作成したディレクトリは、パーミッションを任意に設定することはできず、755で固定です。しかし、ファイルのパーミッションは任意に設定することができます。
これは、グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側のUSER IDごとにumask値を設定することにより行います。
umask値のデフォルトは133です。フィルターコマンドを使用し、そのフィルターコマンドがディレクトリを作成する場合は実行権が必要です。必要に応じて変更してください。
また、新規に作成したファイルの所有者は、上記のデータ転送実行時に指定されたアカウントになります。
なお、既存のファイルに書き込む場合、パーミッションは変更されません。
上記に関する具体的な設定方法等については、データ転送用利用者登録を参照してください。
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