Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド
|
目次
索引

|
8.4 UDDIレジストリサービスの自動起動
UDDIレジストリサービスの起動では、uddistartコマンドを実行し、ディレクトリサービスのUDDIレジストリサービス用DSA管理者DNとパスワードの入力をします。
このDSA管理者DNとパスワードをUDDIレジストリサービス環境設定ファイルに指定することにより、uddistartコマンドの手動による実行が不要になり、UDDIレジストリサービスの自動起動が行えるようになります。
■自動起動のための環境構築
UDDIレジストリサービスの自動起動のための環境構築は以下のとおりです。
- Interstageの運用設定
Interstageの起動によりWebサーバおよびServletサービスが起動するように設定してください。
また、ホスト起動時にInterstageが自動起動するように設定してください。
詳細につきましては『運用ガイド(基本編)』をご覧ください。
- UDDIレジストリサービス用DSAの自動起動設定
UDDIレジストリサービス用DSAをホスト起動時に自動起動するように設定してください。
詳細につきましては、『InfoDirectory 使用手引書』の『起動/停止』をご覧ください。
- UDDIレジストリサービス環境設定ファイルの設定
UDDIレジストリサービス環境設定ファイルのディレクトリサービスとの接続定義にDSA管理者DNとパスワードを設定します。設定方法の詳細につきましては、『UDDIレジストリサービス環境設定ファイル』の『ディレクトリサービスとの接続定義(datasourceタグ)』をご覧ください。

DSA管理者DNが“cn=admin”、パスワードが“admin”の場合のUDDIレジストリサービス環境設定ファイルの設定例
<config version="2.0">
:
<datasource>
<port>10389</port>
<adminId>cn=admin</adminId>
<adminPasswd>admin</adminPasswd>
</datasource>
:
</config> |

UDDIレジストリサービス環境設定ファイルにDSA管理者DNおよびパスワードを記述すると、環境設定ファイルの内容がUDDIレジストリサービス管理者以外の第三者に漏洩した場合に、DSA管理者DNおよびパスワードも一緒に漏洩してしまいます。
UDDIレジストリサービス環境定義ファイルの内容が漏洩しないように注意して運営してください。
■サービス開始までの起動の流れ
ホスト起動時に、Interstageが自動起動されるとWebサーバ、Servletサービスの起動が行われます。また、UDDIレジストリサービス用DSAも自動的に起動され、UDDIレジストリサービスの開始準備が整います。
その後、UDDIレジストリサービスが提供しているアクセスポイントに対してクライアントからのリクエストを受け取ると同時に、UDDIレジストリサービスがサービスを開始します。
サービス開始に失敗した場合は、『UDDIレジストリサービスの保守』の『自動起動時のトラブル』を参考にし、対応を行って下さい。

- シングル・サインオンのリポジトリサーバ、認証サーバを別ホストで運営している場合は、それらを別途起動する必要があります。
- Interstage起動後、UDDIレジストリサービスがクライアントからのリクエストを受け取る前にuddiinfoコマンドを実行すると、サービスを開始していないため“Stop”(停止状態)と表示されます。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007