Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド

8.3.2 ユーザデータ領域の管理

ユーザデータ領域とは、UDDIレジストリサービスの利用者ごとに割り当てられたWebサービス情報を登録できる領域のことを言います。ユーザデータ領域の管理としては、以下の3つがあります。

• Webサービス情報の最大登録数の設定
• 利用者が登録したデータの削除
• ユーザデータ領域の削除

■Webサービス情報の最大登録数の設定

UDDIレジストリサービス利用者が登録するWebサービス情報の登録数の設定方法は、以下の2つがあります。

• UDDIレジストリサービス環境設定ファイル
  UDDIレジストリサービスの利用者が格納できる情報の最大登録数が定義できます。ここで指定する値は、ユーザデータ領域作成時のデフォルト値となります。
  なお、ユーザデータ領域は、初めてユーザ認証が成功したときに自動的に作成されます。
  UDDIレジストリサービス環境定義ファイルでの設定方法につきましては、『UDDIレジストリ環境設定ファイル』の『ユーザデータ領域の定義(userタグ)』をご覧ください。
  
  
• uddiadmusrコマンド
  uddiadmusrコマンドでは、利用者ごとに格納できる情報の最大登録数が定義できます。
  uddiadmusrコマンドの詳細につきましては、『リファレンスマニュアル(コマンド編)』をご覧ください。
  
  ユーザID“a001”のユーザのbusinessEntityの最大登録件数を 10 に変更します。

  uddiadmusr -modify a001 -businesslimit 10

  
  

■利用者が登録したWebサービス情報の削除

UDDIレジストリサービスを利用しなくなったユーザが登録した不要なWebサービス情報は、uddirmコマンドで削除できます。
uddirmコマンドの詳細につきましては、『リファレンスマニュアル(コマンド編)』をご覧ください。

businessKeyが“e9e80-1a00-b123-..”であるbusinessEntityを削除します。

uddirm -business e9e80-1a00-b123-..

■ユーザデータ領域の削除

UDDIレジストリサービスを利用しなくなったユーザが利用していたユーザデータ領域は、uddiadmusrコマンドで削除できます。
uddiadmusrコマンドの詳細につきましては、『リファレンスマニュアル(コマンド編)』をご覧ください。

ユーザID“a001”のユーザデータ領域を削除します。

uddiadmusr -remove a001