Systemwalker Live Help V13.1.0 インストールガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows(R) XP/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 概要> 1.2 サポートセンターとCCLファイル

1.2.2 サポートセンターを作成する理由と作成方法

デフォルトのサポートセンターの名前は"Support TCP/IP"です。
".CCL"ファイルにはサポートセンター情報が含まれています。

Live Helpを最初にインストールした時に、"Support TCP/IP"という名前のサポートセンターが作成されます。

エキスパートは、[セッションに参加する]ダイアログボックスで、クライアントと同じサポートセンターを選択して、サポートセッションを始めることができます。Live Helpは、Live Helpプログラムをインストールしたフォルダのサブフォルダに格納されている構成ファイルを参照して、利用可能なサポートセンターを見つけます。このファイルはサポートセンターのパラメータが格納されていて、ファイルの拡張子は".CCL"です。

[Live Help Client]プログラムは、[Live Help Expert]および[Live Help Monitor]プログラムと違うフォルダにインストールします。デフォルトのフォルダ名は、[Live Help Client]プログラムの場合、"\CLIENT"であり、[Live Help Expert]および[Live Help Monitor]プログラムの場合、"\EXPERT"です。プログラムをインストールすると、デフォルトのサポートセンターの構成ファイルが格納されたサブフォルが作成されます。

それぞれのサブフォルダには、"DCTCP.CCL"ファイが存在します。このファイルはIPアドレス指定による接続を実現するための情報が含まれています。このファイルは、変更したり、削除したりしないでください。

サポートセンターはユーザをグループに分ける便利な方法です。

なぜサポートセンターを使用するのでしょうか。それは、サポートセンターがユーザをグループ化する便利な方法だからです。

Live Helpを使用する全ユーザがセッションに対して相互にアクセスできるようにデフォルトのサポートセンターを使用するか、あるいは別々にサポートセンターを作成し、それらへのアクセス権を自分の裁量でユーザに与えることができます。

CCLファイルを作成して、サポートセンターを追加できます。

たとえば、次のような状況を考えてみましょう。自分の会社に技術サポートを提供する2人のエキスパートがいるものとします ― 2人は[Live Help Expert]または[Live Help Monitor]プログラムを実行します。ほかの全員(クライアント)は、サポートが必要なときに[Live Help Client]プログラムを実行します。

この場合、クライアントを2つのグループに分け、第1のグループは一方のエキスパートから支援を受け、第2のグループは他方のエキスパートから支援を受けるようにすることができます。

この場合、エキスパートごとにサポートセンターを作成する必要があります。サポートセンターの名前は、たとえば、「山本 健一」と「鈴木 一郎」のように、エキスパートの名前にすることもできます。

ほとんどの場合、デフォルトの"Support TCP/IP"サポートセンターだけで十分です。追加のサポートセンターを作成する必要があれば、「サポートセンター関連の設定変更」−「サポートセンターの追加」の説明にしたがってください。


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